映画

一条さゆり　濡れた欲情［R15＋指定版］

ストリップの女王として一世を風靡した一条さゆりの半生を、神代辰巳監督が虚実を取り混ぜて鮮やかに描いて高い評価を得た、日活ロマンポルノの初期を代表する名作の１本。

ストリップの女王として抜群の人気を誇り、また当時、引退興行で公然わいせつ罪として警察に逮捕され、公判を待つ身だった一条さゆり本人を主役に迎え、鬼才・神代監督が、彼女の半生を虚実ない交ぜのドキュドラマ仕立てで映画化。彼女の十八番だったストリップやSMショー、さらには引退興行に警察が踏み込む場面も劇中で再現されるほか、彼女に対抗心を燃やす若手ストリッパーに扮して、伊佐山ひろ子が新鮮な魅力を発揮。その年のキネマ旬報日本映画ベストテン第8位に輝くなど、高い評価を得た。