映画

ムード・インディゴ うたかたの日々

フランスの才人ボリス・ヴィアンが生み出した青春小説の名作「うたかたの日々」を、Ｍ・ゴンドリー監督が奔放な想像力を駆使して軽妙かつ悲痛に映画化したラブロマンス。

作家、詩人、戯曲家、ミュージシャン等々、多彩な顔を持ち、39歳の若さで惜しくも急死した、戦後のフランス文化を代表する才人ヴィアン。彼が1946年に発表し、今なお世界中の若者に愛読される恋愛青春小説の名作を、「ウィ・アンド・アイ」のゴンドリー監督が、シュールな映像を全編にちりばめながら遊び心たっぷりに映画化。天真らんまんで純粋無垢な心を持つ主役カップルを、「タイピスト！」のR・デュリスと「アメリ」のA・トトゥの人気スター同士がともに好演し、かれんで切ない悲恋映画に仕上がった。