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三谷幸喜版「桜の園」

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三谷幸喜版「桜の園」

チェーホフの「桜の園」を三谷幸喜が演出。悲劇としてとらえられがちなこの作品の魅力は“人間喜劇”だとし、まったく新しい「三谷版・桜の園」としてよみがえらせた。

「かもめ」「三人姉妹」などで知られるロシアの巨匠劇作家アントン・チェーホフ。その4大戯曲のひとつ「桜の園」を、三谷幸喜が演出した。
桜の園の女主人に浅丘ルリ子、成り上がりの富豪に市川しんぺー。ほか、藤井隆、青木さやかなど、これまでの「桜の園」のイメージをくつがえすような配役の役者たちが、それぞれのドラマを刻んでいく。自らの考えにしばられ前に進めない者たちと、新しい価値観をもった者たちの対比は、現代社会とも重なり合い響いてくる。
チェーホフの隠れた魅力を余すことなく切り出した、前代未聞の「三谷版桜の園」が誕生した。

三谷幸喜版「桜の園」

チェーホフの「桜の園」を三谷幸喜が演出。悲劇としてとらえられがちなこの作品の魅力は“人間喜劇”だとし、まったく新しい「三谷版・桜の園」としてよみがえらせた。

チェーホフの戯曲「桜の園」を三谷幸喜が演出。自作ではない作品を演出するのは初めてという三谷がこだわったのは、実は「四幕の喜劇」の副題を持っている“コメディ”としての「桜の園」だ。桜の木が茂る館に住む貴族一族の没落を描き、“滅びゆくものの美しさ”に主眼を置いて上演されてきたこの作品。三谷は作品の魅力をそのままに、チェーホフが忍ばせた“笑い”の要素に光を当て、全く新しい「桜の園」に生まれ変わらせた。
<ストーリー>20世紀初頭のロシア。“桜の園”の女地主ラネーフスカヤ(浅丘ルリ子)は、息子を事故で失った後、パリに移り放蕩生活を送っていた。しかし、資産を使い果たし5年ぶりにパリから帰還。“桜の園”も競売にかけられることになった。農奴の息子から実業家となったロパーヒン(市川しんぺー)は、桜を切り払い別荘地にすれば競売を避けられると提案するがラネーフスカヤや兄のガーエフ(藤木孝)はそれをはねつける。一方、事務員のエピホードフ(高木渉)から求婚されていた小間使いのドゥニャーシャ(瀬戸カトリーヌ)は、パリから来たヤーシャ(迫田孝也)にぞっこん。ラネーフスカヤの娘アーニャ(大和田美帆)は、学生のトロフィーモフ(藤井隆)の新しい思想に惹かれていた。そして、もうひとりの娘ワーリャ(神野三鈴)にも胸に秘めた気持ちが…。住人たちそれぞれの思いを抱えたまま、ついに“桜の園”の競売の日がやってきた…。

収録日・収録場所

  • 2012年7月4日/東京 パルコ劇場

出演

  • 浅丘ルリ子
  • 市川しんぺー
  • 神野三鈴
  • 大和田美帆
  • 藤井隆
  • 青木さやか
  • 瀬戸たかの
  • 高木渉
  • 迫田孝也
  • 阿南健治
  • 藤木孝
  • 江幡高志

スタッフ

  • アントン・チェーホフ
  • 翻案・演出
    三谷幸喜
  • 音楽・演奏
    荻野清子
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