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NODA・MAP「ザ・キャラクター」

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NODA・MAP「ザ・キャラクター」

「信じることとは何か」をテーマに、人間の罪と償いを真摯に描いた衝撃作。出産後初めて舞台本格復帰の宮沢りえら豪華俳優陣の存在感とスペクタクルな展開は必見だ。

欲張ることとストイックさは、本来、対極の位置にある。でも野田秀樹を見ていると、そのどちらも手放さずに作品を創作することが可能だと気付かされる。
たとえば前作『ザ・ダイバー』。ミニマムな空間にたった4人の出演者で、罪を犯したらしいひとりの女性の心の闇を深く探りながら、能曲『海人』と『源氏物語』を引用することで、時間的な広がり、文学的な味わいを持たせることに成功した。
そして最新作『ザ・キャラクター』では、アンサンブルだけで約30人という大がかりな舞台で、スペクタクルなビジュアルも存分に駆使し、ギリシャ神話を物語の中に取り込みながらも、人間の罪と償いについて問いかける真摯な想いへと着地させるのである。
『ザ・キャラクター』は、近年の日本人のメンタリティにある危機感を持つ野田が「信じるとは何か」をテーマにスタートさせた三部作の第1弾。信じる対象を検証せず、信じる方法を間違えてしまった人々の、滑稽で不気味な姿を、スピーディなドライブ感に乗せて描いていく。十八番である言葉遊びは、漢字を使った新展開。まったく関係のない漢字と漢字が、野田マジックによってつながり、物語の重要なポイントになっていく様子は必見だ。「舞台で字をモチーフにする」という試みに果敢に挑戦し、「こんなにおもしろく見せられるのか」と驚く成果を上げている。
主演の宮沢りえ、古田新太は、すでに野田作品で何度か屋台骨を経験済みだが、宮沢の透明感、古田の凄みは、今回も作品全体を引っ張っていく。頼れるベテランの橋爪功、バラエティ番組とはまったく違う顔を見せる藤井隆、すっかり舞台でも売れっ子となった池内博之、美貌と演技力が光る美波ら、キャストの豪華さも特筆ものだ。

NODA・MAP「ザ・キャラクター」

「信じることとは何か」をテーマに、人間の罪と償いを真摯に描いた衝撃作。出産後初めて舞台本格復帰の宮沢りえら豪華俳優陣の存在感とスペクタクルな展開は必見だ。

---信じていたものが、その姿を変え、思わぬ変貌を遂げていく---それは、町の何でもない小さな書道教室から始まった…。書道の家元(古田新太)のもとに「幻の弟」が見えるという女(宮沢りえ)が訪ねてくる。書道教室の生徒や家元夫人(野田秀樹)を巻き込んで 登場人物たちが、ギリシャ神話の神々に変容(メタモルフォーゼ)し始め…

演目

  • NODA・MAP 第15回公演ザ・キャラクター

出演

  • 宮沢りえ
  • 古田新太
  • 藤井隆
  • 美波
  • 池内博之
  • 成河
  • 田中哲司
  • 銀粉蝶
  • 野田秀樹
  • 橋爪功

スタッフ

  • 作・演出
    野田秀樹
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