ご加入はこちら

吉岡秀隆

移植コーディネーターという職業について

実はこの職業を僕はまったく知らなかったんです。資料をいただいて、いろんな勉強をさせていただき、こういうことが日々、みんなが知らないところで起こっていること、そして、もしかしたら明日自分がそういうことになるかもしれない、ということを感じました。僕というフィルターを通して、見てくださる方に、少しでも考えていただけたら、と思います。

演じるにあたって考えたことは?

臓器移植コーディネーターの方にお会いしたときに、「空気のような存在でいようと思うんですが、間違えてますか?」と聞いたんですね。ドナー家族が悲しみの中にあるとき、身内の方が脳死というとき、「こういう選択肢があります」という提供はしても、勧めることはせずに、存在する。それはある意味、空気というか、いつもそばにいるけれど存在を消して、ずっとご家族の悲しみに寄り添うということなので、とてもつらい仕事だと思いました。誰かがやらなくてはいけない仕事なのでしょうけれど。

移植コーディネーター大野役について

誠実で、真面目ですね。かつて妹を亡くし、その「ドナーになれなかった妹」の思いを常に背負っていながらも、本当は他人の臓器に頼らなくても病気が良くなる世界を常に待っている人で、ドナー家族にどっぷり感情移入してしまう。このまま続けていたら大野はいずれ潰れてしまうだろうなという、どこか切ない部分はありますね。でもだからこそドナー家族も、大野という人間を信頼できるんだろうなと思います。

ページのTOPへ