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キャメロン・カーペンター サウンド・オブ・マイ・ライフ

国際共同制作プロジェクト WOWOW(日本)×ARTE(フランス)×ZDF(ドイツ)

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長い歴史を持つオルガンは楽器でありながら建造物でもある。つまり移動不可能なパイプオルガンとしての側面を持つ。
オルガニストたちは演奏をする際に、その建物の中にあるそれぞれの違ったオルガンを調整し、また自らもそのオルガンに適合しなければならない。
オルガンの常識を次々と塗り替えて新時代を切り拓く革命的な存在である若き天才オルガ二スト:キャメロン・カーペンターもその1人であり、その独創的なプレイスタイルから人一倍調整が難しく、時にはオルガンが彼のスピードに付いて行けず音が出ないなんてこともしばしば。
そんな彼の長年の夢はどこでも同じオルガンで公演ができる“ツアリングオルガン”を手に入れることであった。
しかし、キャメロンの理想とするツアリングオルガンは、完璧に彼の求める“音”を奏でること。その無限の“音”を様々なオルガンから録音し、コンピューターで作り上げて行くのは気の遠くなる作業であり、その音をパイプなしに再現するスピーカーの数も桁違いのとてつもなく大きな計画となったのである。
彼は自分の求めてきた“人生の音”を手に入れる事ができるのだろうか、こだわり抜いた彼の夢のオルガンが今誕生する!

ABOUT ORGAN

ABOUT ORGAN

ツアリングオルガンは大きく下記の3つのパートに分かれる。
1)コンソール:最高レベルに作られた、コンピューターの制御卓であり、そのモジュラーは5つのパートに分かれ、すべて車輪付ケースにて持ち運びができる。5段の鍵盤とペダルという6つのキーボードと、鍵盤の両脇に数多く並ぶカラフルな音栓と呼ばれるスイッチから構成されている。この音栓が16の歴史的建造物ともいえるパイプオルガンから録音された音のトーンをコントロールし、音を一体化したり分離したりする。
2)コンピューターシステム:12の“8コアコンピューター”が並行して機能するように構成されている。一つのケースで運搬可能なもので、ケーブルでコンソールにつなげばステージから離れたところに設置できるようになっている。
3)スピーカーシステム:60のスピーカーから構成されるシステムで、そのうちの48のスピーカーは大きな会場でも対応できるレベルのデシベル音で表現できるラウドスピーカーで、残りの12は大きなパイプオルガンだけが奏でられるような超低音域を出せるように特別に作ったサブウーファースピーカーである。

PERSONAL

PERSONAL

キャメロン・カーペンターは、1981年アメリカ・ペンシルベニア州生まれのオルガン奏者で、幼少期から類まれなる音楽の才能を発揮し、2006年にジュリアード音楽院の修士号を取得。同年のワールドツアーでは、独自の奏法やファッションなど従来のオルガンの概念を大きく覆すパフォーマンスを披露し、世界中を驚かせた。
そして、2008年にリリースしたファーストアルバム『Revolutionary』で、オルガニストとして初めてグラミー賞のソロ・アルバム部門にノミネートされ、2013年2月に開催された東京・サントリーホールのコンサートでも大成功を収めた。

幼少期の彼は、一風変わった子供だったので学校には行かず、ホームスクール形式で自宅で学んだ。
高校には、周りの子供たちがカジュアルな格好をしているのに、一人スーツを来てブリーフケースを持ち登校していたという。その頃から自分のイメージをコントロールすることを考え始めていたのだ。
現在は両親へ感謝しつつ、独特の関係性を築いている。

絶えず、“クラシック”という古典の世界で、その容姿やプレイスタイルから異端児とみなされ、自ら革命を実行してきた彼のこだわりや、そんな彼を生み出した故郷や両親への思いを通じて彼が現在たどりついた“音”=人生がツアリングオルガンだった。