映画

オールドマン

「ドント・ブリーズ」シリーズのＳ・ラングがひとりで森に住む老人を演じるサイコスリラー。老人の小屋に道に迷った青年が現われるが、老人は青年を疑って問い詰めていく。

「ドント・ブリーズ」シリーズで目の不自由な老人を演じたラングが、今作でも不気味さを全開させて隠遁老人の役を怪演。監督は「MAY－メイ－」「ザ・ウーマン」のL・マッキー。老人が住む小屋を舞台に、ワンシチュエーションもの（回想場面が時折挿入されるが）で、ラング演じる老人とM・センター演じる青年ジョーの2人芝居で展開し、まるで舞台を見ているような感覚になる。そして物語が進行していくにつれ、見ている者をも混乱させるようなさらなる展開が待っていて、混乱の末の着地ぶりにあ然とさせられる。