松本零士氏 インタビュー

30年前の未公開シナリオが今紐解かれる。
その作品に込めた思いとは…?

松本零士氏 インタビュー

今回、震災1年を迎えた1週間後に、新作「オズマ」の放送が始まりますが、作品を通して、伝えたいメッセージはなんですか?

今回の震災のことで、世界中の人たちが日本においで頂いて、いろいろと救援活動をしてくれました。日本もやらなくてはいけない。お互いの立場で 助け合い、力を合わせることが、人類の責務だと思います。これからはもう人間同士が争っている時代ではありません。地球上では、温暖化や今回の地震でもそういう影響が出ているわけですから、これからはお互い手を合わせて未来を築きあげる、その心意気を伝えたい。そこで、新しいアニメーション「オズマ」を作りました。作品は人に見ていただくため、楽しんでいただいくために作っています。是非、みてください。宜しくお願いします。

「オズマ」は、銀河鉄道999の劇場公開後の1980年代後半に書かれた未公開プロットですが―

新しいアニメーションを作ろうと、オリジナルのストーリーとして脚本の大元になる筋書きを全部書いていたんですが、21世紀になって話が中断してしまった。あれは残念だと思っていたので、見てもらえ映像化されることになって嬉しい。

松本零士氏 インタビュー

「銀河鉄道999」は、“機械の体で永遠の命”ということを描き、
主人公・鉄郎は「限りある命が大切」だというテーマでしたが、
「オズマ」に込めたものは?

人には目標があるけれど、限りがあるからがんばれるんですよね。
1万年も10万年も生きられたら、人間のんびりしてしまう、なまけものになってしまう。
無限大というのはこの世には存在しない。
だからこのオズマでは、「限りある命の時間との闘い」を描きたかったんです。

人の命には限りがある。だからこそ元気のあるうちに何ごとかを成し遂げたいという想いがある、想いは永遠に伝わり、それには限りはないから、それを次の世代、次の世代へと伝えていくのがそれぞれの役割だと思う。親が子を育てるというのはそういうこと。

松本零士氏 インタビュー

ファンの方達へメッセージ

若い人たちへ
未来は自分の志にかかっている、「(努力し研鑽した)時間は夢を裏切らない」
若い人には時間は無限大にある。これは財産なんです。だから泣くのは恥じゃない、諦めるのが恥だと思って、がんばってください。

松本零士ファンの方へ
自分のアニメーションを楽しんでくれた世代の人たちは、まだ元気がよくて、現役でバリバリやっている最中だから、これまで以上にがんばってください、そして後輩たちをお子さんたちを元気に育ててください、お願いします。まだまだ時間はありますよ。

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「WOWOW開局20周年記念番組 松本零士『オズマ』」原作「オズマ」©2012 松本零士 /©2012 オズマ製作委員会 「松本零士」撮影:中川容邦

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