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みどころ・試合内容 / 2014年8月11日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

激闘型ファイター VS 長身の技巧派
距離をめぐるせめぎ合いに注目

プロボドニコフは昨年10月、マイク・アルバラード(アメリカ)の地元コロラド州デンバーに乗り込み、10回終了TKO勝ちを収めて現在の王座を手に入れた。その後、6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)の相手候補としてリストアップされたが、過去にスパーリングをしたことが縁で親交が深まっていることもあり対戦を固辞。そうしたなかで今回の防衛戦がセットされた経緯がある。一度はパッキャオとの対戦を見送ったプロボドニコフだが、このアルジェリ戦をクリアした暁には「再考する」との話も伝わってきている。

プロボドニコフは典型的なファイター型といっていいだろう。この階級にしては身長、リーチとも168センチと体格的には恵まれているとはいえないが、頑強な肉体を利して相手に圧力をかけ、馬力で押し込んで左右の連打で攻め切ってしまうスタイルを確立している。パンチの切れはそれほどでもないが、ティモシー・ブラッドリー(アメリカ)からダウンを奪っているように左右とも破壊力はある。試合が常にエキサイティングなため、この1年で知名度と人気は急上昇、このまま勝ち進めばさらに大きなステージに上がることも可能とみられている。

一方、アルジェリは世界的にはほぼ無名といっていいだろう。この30歳のニューヨーカーは諸外国では珍しくアマチュア経験がなく、キックボクシングで20戦(全勝)をこなしたあと26歳で国際式のプロに転じた異色選手だ。それでも6年のキャリアで19戦全勝(8KO)をマークしているのだから素質はあるのだろう。今年2月、当時WBO13位にランクされていたエマヌエル・テイラー(アメリカ)に10回判定勝ちを収め、入れ替わりに自身が13位に入ったばかりだ。このほか実績らしいものといえば昨年7月、世界挑戦の経験もあるマイク・アルノーティス(ギリシャ)に判定勝ちを収めた程度である。6対1でプロボドニコフ有利とオッズは当然といえるかもしれない。

プロボドニコフが積極的に仕掛け、距離を潰して打撃戦に巻き込んで中盤から終盤で仕留めるという展開と結果が、極めて常識的な線といえる。その一方、身長178センチ、リーチ183センチというアルジェリのアウトボクシングに王者が苦戦を強いられる可能性も否定はしきれない。激闘型ファイターと長身のアウトボクサーの対決だけに、距離をめぐるせめぎ合いに注目したい。

 


Written by ボクシングライター原功



ダニー・ガルシア

ダニー・ガルシア

スーパー・ライト級トップ戦線の現状

WBAスーパー:ダニー・ガルシア(アメリカ)
WBA       :ジェシー・バルガス(アメリカ)
WBA暫定    :マウリシオ・ヘレラ(アメリカ)
WBC      :ダニー・ガルシア(アメリカ)
IBF       :レイモント・ピーターソン(アメリカ)
WBO      :ルスラン・プロボドニコフ(ロシア)

2団体の王座を保持するダニー・ガルシア(アメリカ)がトップを走り、それをWBO王者ルスラン・プロボドニコフ(ロシア)とIBF王者レイモント・ピーターソン(アメリカ)が追うかたちとなっている。ガルシアとピーターソンは同じゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)傘下ということで統一戦の機運も高まっているようだ。その一方、減量苦が伝えられるガルシアはフロイド・メイウェザー(アメリカ)との対戦を狙ってウェルター級への転向のタイミングもはかっているとも報じられている。同じことはプロボドニコフにもいえる。こちらはGBPと対抗するトップランク社傘下ということで、ウェルター級のWBO王者マニー・パッキャオ(フィリピン)の対戦候補として現在もリストアップされている。

ジョアン・ペレス(ベネズエラ)を破ってWBAの暫定王座を獲得したマウリシオ・ヘレラ(アメリカ)は34歳の好戦的技巧派で、今年2月にガルシアに挑戦して敗れてはいるが、ほぼ互角の内容だった。WBAのレギュラー王者ジェシー・バルガス(アメリカ)は24戦全勝(9KO)の25歳。パンチ力に欠けるため、スピードでどこまでカバーできるかが課題といえる。

ランカー陣では元世界3階級制覇王者エイドリアン・ブローナー(アメリカ)、ルーカス・マティセ(アルゼンチン)の力が突出している。どの団体のチャンピオンと対戦しても好勝負が期待できる。
このほかカリム・メイフィールド(アメリカ)との世界ランカー対決を制したトーマス・デュロルメ(プエルトリコ)、WBCの指名挑戦者ビクトル・ポストル(ウクライナ)らが控えている。


  • みどころ

長身のサウスポー王者 VS イギリスのライオン
オッズは7対1でアンドレイド有利

アンドレイドは08年北京五輪ウェルター級(ベスト8)出場後にプロ転向を果たした26歳で、ここまで20戦全勝(13KO)の戦績を残している。痩身ということもあってかキャリアの途中までは比較的慎重なマッチメークがされていたが、3年ほど前からは元世界王者サウル・デュラン(メキシコ)、元世界ランカーのフレディ・エルナンデス(メキシコ)らとの対戦が組まれ、それらをクリアしてきた。昨年11月の王座決定戦ではバーネス・マーティロスヤン(アルメニア)にダウンを奪われたが、それを跳ね返して判定勝ちを収めている。身長185センチの大柄なサウスポーで、その利点を生かした懐の深いボクシングをする。

挑戦者のローズは「ライオン」の異名を持つ29歳で、27戦25勝(7KO)1敗1分の戦績を残している。昨年10月の挑戦者決定戦でハビエル・フランシスコ・マシエル(アルゼンチン)に12回判定勝ちを収めて今回の指名挑戦権を手に入れた。「絶対にベルトをイギリスに持ち帰る」と自信をみせるが、国外で戦うのはこれが初めてのことで、「アンドレイドの牙城を崩すのは難しいだろう」と厳しい予想が立てられている。オッズも7対1で王者有利と出ている。「内容のともなった勝利でフロイド・メイウェザー(アメリカ)との統一戦に名乗りをあげる」と意気込むアンドレイドの勢いが、挑戦者を飲み込みそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功



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