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みどころ・試合内容 / 2013年8月12日放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

日本人最重量級の戴冠なるか
オッズは8対1で王者有利

ボクシングは体重別に17階級に細分化されているが、これまで日本人が制覇した最も重いクラスはミドル級(160ポンド≒72.5k以下)に留まっている。竹原慎二氏がホルヘ・カストロ(アルゼンチン)に12回判定勝ちしてWBA王座を獲得したものだが、それからすでに18年が経とうとしている。そんななか清田がミドル級よりも1階級重いS・ミドル級で世界に挑む。勝てば日本人最重量の世界王座獲得となるが、オッズは8対1で王者有利と出ている。相手国ドイツに乗り込んで番狂わせを起こすことはできるのか。

スティーグリッツはロシア生まれだが、現在はドイツ国籍を取得している。01年にプロデビューし、8年後の09年にカロリー・バルザイ(ハンガリー)を11回TKOで破ってWBO世界S・ミドル級王座を獲得。この王座は3年間に6度の防衛を果たしたが、昨夏にアルツール・アブラハム(ドイツ)に判定負けを喫して一度は手放した。今年3月の再戦を4回TKOで制して奪回し、今回が初防衛戦となる。身長は180センチとこのクラスにしては決して大きくないが、コンスタントに左ジャブを突きながら連打を打ち込むチャンスを探り、ここぞというところでは一気に攻め込むタイプだ。一発のキレよりも連打で勝負するスタイルといえる。
同じ階級のカール・フロッチ(イギリス=WBA、WBC王者)や前WBA王者ミッケル・ケスラー(デンマーク)のような派手さはないが、世界戦だけでも10戦(8勝2敗)を経験しており、実力者であることは間違いない。

挑戦者の清田は北海道出身の29歳。02年11月にプロデビューし、ここまで27戦23勝(21KO)3敗1分の戦績を残している。世界的な実績となると皆無だが、08年に獲得した東洋太平洋S・ミドル級王座は、今回の世界戦を前に返上するまで5年間に6度防衛した。強引な倒し屋ではなく、しっかりと左ジャブから入って右に繋げる右のボクサーファイター型で、このところ4連続KOと勢いもある。清田も身長は180センチとこの階級にしては決して大柄ではないが、それはスティーグリッツも同じこと。体格面のハンディはないと見てよさそうだ。

ともに左のジャブを起点にして攻防を組み立てるタイプだけに、まずはリード・パンチの突き合いに注目したい。ここで清田が差し勝つようならば番狂わせも期待できそうだ。約76.2キロを上限とする重量級の試合だけに、スリリングな攻防が見られそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功



カール・フロッチ

カール・フロッチ

S・ミドル級トップ戦線の現状

WBAスーパー:アンドレ・ウォード(アメリカ)
WBA:カール・フロッチ(イギリス)
WBC:サキオ・ビカ(オーストラリア)
IBF:カール・フロッチ(イギリス)
WBO:ロバート・スティーグリッツ(ドイツ)

2年前に終了した最強決定トーナメント「スーパー・シックス」ではアンドレ・ウォード(アメリカ)が優勝したが、その後、肩の故障もあって試合間隔が空いている。WBCからはウォード自身の意思に反して“名誉王者”に昇格させられている。そんななか元気なのがカール・フロッチ(イギリス)だ。昨年5月にルシアン・ビュテ(ルーマニア)を倒してIBFで返り咲きを果たし、今年5月には3年前に苦杯を喫したミッケル・ケスラー(デンマーク)にも雪辱。併せてWBA王座も吸収している。36歳になったこともあり「あと4試合で幕を引く」と話しているが、しばらくは戦線の主役を譲る気配はない。

ランカー陣では19戦全勝(15KO)のジョージ・グローブス(イギリス)、そのグローブスには敗れたが08年北京五輪ミドル級金の実績を持つジェームス・デゲール(イギリス)らが挑戦の機会をうかがっている。ミッケル・ケスラー(デンマーク)、アルツール・アブラハム(ドイツ)も捲土重来を期している。


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