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みどころ・試合内容 / 2011年10月16日放送

みどころ・試合結果

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10月16日放送

[WOWOWライブ]10月16日(日) よる7:00 / 10月17日(月) よる9:00  [WOWOWプライム]10月20日(木) 午後2:00

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最年長王者ホプキンス&3階級制覇を狙うリナレス、ダブルタイトルマッチ!

WBC世界L・ヘビー級タイトルマッチ

WBC世界L・ヘビー級チャンピオン

バーナード・ホプキンス

(アメリカ)

前IBF世界L・ヘビー級チャンピオン

チャド・ドーソン

(アメリカ)

  • みどころ

46歳の「戦う伝説」 VS サウスポーの元王者
経験の王者、スピードのドーソン 僅少差勝負か

この5月、ホプキンスは46歳4ヵ月の史上最年長戴冠を果たし、今回が初の防衛戦となる。スピーディーなボクシングを身上とする元王者ドーソンを迎え、どんなリング・パフォーマンスを見せるのだろうか。
アマチュアを経てホプキンスがプロ初のリングに上がったのは遡ること23年、1988年10月のことだった。この初陣で4回判定負けを喫したあと16ヵ月のブランクをつくり、90年に戦線復帰。栄光に辿り着くまでに2度の挑戦失敗を経験したが、95年に30歳でIBF世界ミドル級タイトルを獲得した。その後は10年間に20度の防衛を記録している。06年にL・ヘビー級に転向後はロナルド・ライト(アメリカ)、ジョー・カルザゲ(イギリス)、ケリー・パブリック(アメリカ)、エンリケ・オルネラス(メキシコ)、ロイ・ジョーンズ(アメリカ)といった元世界王者、現役世界ランカーと拳を交え、カルザゲ戦以外で勝利を収めてきた。
特筆すべきは、それらの試合ですべて12ラウンドをフルに戦い抜いている点である。裏を返せば04年9月のオスカー・デラ・ホーヤ(アメリカ)戦を最後にKO勝ちから遠ざかっているともいえるのだが、ここは40歳を過ぎて正味36分間を戦い抜くスタミナとテクニック、戦術をこそ高く評価すべきであろう。タフで適度にラフ、そして狡猾――ホプキンスのボクサーとしての凄みは、そんな点に集約されるのではないだろうか。 一方、王者よりも17歳若いドーソンは、元プロボクサーの父リックの影響で7歳のときにボクシングを始めた親子鷹としても知られる。アマチュアで80戦(67勝13敗)を経験後、01年8月にプロデビュー。これはホプキンスがフェリックス・トリニダード(プエルトリコ)を相手に14度目の防衛戦を行う直前の時期にあたる。ユース・タイトルや北米タイトルを獲得後の07年2月、トマス・アダメク(ポーランド)を破ってWBC世界L・ヘビー級の頂点を極めた。王座を返上後、IBFで返り咲きを果たしたと思ったら再び返上。そしてWBCの暫定王座を獲得、と気まぐれとも思える変遷を経て昨年8月にジャン・パスカル(カナダ)とのWBC内統一戦で負傷判定負けを喫して無冠に戻っている。そのベルトをパスカルから継承したのがホプキンスである。ドーソンにとっては4度目の戴冠がかかった試合となる。
身長185センチ、リーチ194センチの細身の体を斜に構え、軽快なステップに合わせてスピードに乗った右ジャブを飛ばし、ここというタイミングで左ストレートを繰り出すパンチャー型。アダメク戦でダウンを喫しているように耐久面に課題を抱えるが、これまでに大崩れしたことはない。
5ヵ月前に伝説をつくったばかりのホプキンスだが、今回はスピードのあるドーソンが相手とあって苦戦は必至と思われる。スタミナ配分を意識するあまり序盤で出遅れると、さらに厳しい戦いを強いられる可能性もある。その反面、ドーソンの距離を潰して近距離での戦いに持ち込めば久々のKO勝利も見えてくる。
両者の実力が拮抗しているだけに前半、中盤の主導権争いを経て終盤勝負になる可能性が高いとみる。

★資料(1) 高齢での世界タイトル獲得記録
(1)バーナード・ホプキンス(アメリカ):46歳4ヵ月(2011年) L・ヘビー級
(2)ジョージ・フォアマン(アメリカ):45歳9ヵ月(1994年) ヘビー級
(3)バージル・ヒル(アメリカ):42歳0ヵ月(2006年) クルーザー級
(4)ボブ・フィッシモンズ(イギリス):40歳6ヵ月(1903年) L・ヘビー級

★資料(2) 高齢での世界タイトル防衛
(1)アーチー・ムーア(アメリカ=L・ヘビー級) 47歳5ヵ月(61年)
※ただし、ムーアの生年月日は1916年12月13日というものと、母親が主張する1913年12月13日の両説がある。上記記録は13年生まれを採用した場合で、16年生まれを採用した場合は44歳5ヵ月の防衛となり、フォアマンの46歳3ヵ月を下回る。
(2)ジョージ・フォアマン(アメリカ) 46歳3ヵ月(95年)


Written by ボクシングライター原功

WBC世界ライト級王座決定戦

元2階級制覇チャンピオン

ホルヘ・リナレス

(帝拳)

元WBC暫定世界ライト級チャンピオン

アントニオ・デマルコ

(メキシコ)

  • みどころ

3階級制覇を狙う天才 VS 強打のサウスポー
充実の26歳 リナレスのスピードにアドバンテージ

この王座はウンベルト・ソト(メキシコ)が4階級制覇を目指してS・ライト級に転向したために返上、3ヵ月の間、空位になっている。フェザー級とS・フェザー級で戴冠実績を持つリナレスと、元暫定王者のデマルコ――どちらがベルトを手にするのか。
リナレスはアマチュアで161戦(155勝6敗)後、帝拳プロモーションと契約を交わし16歳で単身来日。02年12月に大阪でプロデビューを飾ってから9年が経とうとしている。この間、故国ベネズエラをはじめアルゼンチン、アメリカ、メキシコ、パナマ、韓国などでもリングに上がり、32戦31勝(20KO)1敗のレコードを残している。WBCのフェザー級、WBAのS・フェザー級で世界タイトルを獲得している。ひとつの不覚はあるものの、まずは「ゴールデン・ボーイ」の名に恥じない活躍といえる。
 リナレスのボクシングはスピードと回転の速い連打、テクニックに特徴をみることができる。軽快なステップを踏いながら探る位置取りも巧みだ。20代半ばになりフェザー級時代よりも明らかに体がひと周り大きくなり、今後はウェートとの戦いも熾烈になりそうな気配だ。「ウェルター級まではいける」(リナレス)という希望をかなえるためにも、ここで急停止を強いられるわけにはいかない。
ただし、今回のデマルコは決して与し易い相手とはいえないだけに、警戒が必要だ。元2階級制覇王者ヒバロ・ペレス(メキシコ)の義理の息子としても知られるデマルコは、リナレスよりも1歳若い25歳。2年前、日本にも馴染みのホセ・アルファロ(ニカラグア)との王座決定戦を制してWBCのライト級暫定王者になった実績を持っている。昨年2月、正王者エドウィン・バレロ(ベネズエラ)とのWBC内統一戦でTKO負けを喫したが、26連続KO勝ちのバレロを相手に9回終了時点まで粘ったのは記憶に新しいところだ。無冠に戻ってから2連勝と復調している。長身を利したサウスポーのボクサーファイター型で、連打で仕留めるタイプといえる。返り咲きに向け高いモチベーションを持ってリングに上がるはずだ。
過去の実績や総合力を比較するかぎりリナレス有利は絶対的なものといえる。スピードで圧倒して中盤から終盤にかけてストップ勝ち、という線がもっとも有力と思える。不安があるとすればデマルコがサウスポーである点だろう。世界戦線に飛び出して以降、リナレスは09年6月のホサファト・ペレス(メキシコ)以外に左構えの選手と戦った経験がないのだ。
しかし、今回の試合に備え名匠フレディ・ローチ・トレーナーの指導の下、リナレスはあの6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)とのスパーリングでさらに腕を上げたと伝えられるだけに、そうした不安が杞憂に終わる可能性のほうがはるかに高いといえそうだ。

Written by ボクシングライター原功

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