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みどころ・試合内容 / 2011年11月20日放送

みどころ・試合結果

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11月20日放送

[WOWOWライブ]11月20日(日) よる7:00 / 11月21日(月) よる9:00
[WOWOWプライム]11月24日(木) 午後2:00

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“ファンマ”ロペス、注目の再起戦!

WBO中南米フェザー級王座決定戦

元2階級制覇チャンピオン

ファン・マヌエル・ロペス

(プエルトリコ)

WBO世界フェザー級13位

マイク・オリバー

(アメリカ)

  • みどころ

“ファンマ” 注目の再起戦
地元ファンの前でKO率87%の強打が炸裂か

この春、連鎖反応のように大番狂わせが続いた。17対1が引っくり返ったジェームス・カークランド(アメリカ)対石田順祐(グリーンツダ)戦、9対1が逆転したウィルフレド・バスケス・ジュニア(プエルトリコ)対ホルへ・アルセ(メキシコ)、アンドレ・ベルト(アメリカ)対ビクター・オルティス(アメリカ)も5対1の大差がついていた。
そして、そんななかでも最大の番狂わせは4月16日、プエルトリコのバヤモンで行われたロペス対オルランド・サリド(メキシコ)のWBO世界フェザー級タイトルマッチだったといえよう。賭け率は12対1、圧倒的にロペス有利と出ていた。それもそうだろう、30戦全勝(27KO)の「カリブの倒し屋」ロペスに対し、挑戦者のサリドは半年前にユリオルキス・ガンボア(キューバ)に大差の判定負けを喫したばかりだったのだ。ところが、ロペスは5回に痛烈なダウンを奪われ、ダメージが回復しないまま8回TKO負けを喫してしまった。

試合1ヵ月前に離婚したことや体重調整が不調に終わったことなど同情すべき点は数々あるが、それらを含めて敗因は慢心というひとことに尽きよう。この失敗からどう立ち直るのか、あるいは傷を引きずってトップ戦線から後退してしまうのか、「ファンマ」が注目の再起戦を迎える。

ロペスはサウスポーから繰り出す左ストレート、右フックを主武器に倒しまくってきた。WBOのS・バンタム級王座は5度防衛。フェザー級でも2度の防衛をいずれも規定ラウンド内で終わらせている。
しかし、この2年ほどは安定感を欠く戦いぶりが目立っていた。09年10月のロジャース・ムタガ(タンザニア)戦では最終回に甚大なダメージを被ってダウン寸前の窮地に陥っており、10年7月のバーナベ・コンセプション(フィリピン)との試合では実際にダウンを喫している。ラファエル・マルケス(メキシコ)との試合でも危ない場面が何度かあった。サリド戦の敗北はそんな流れの延長線上にあったといえるかもしれない。一時はサリドとの直接再戦を目指して交渉していたが、陣営は再起戦を挟むことに方針を転換した。賢明な判断といえそうだ。

一方、WBO13位に名を連ねるオリバーは300戦超のアマチュア経験後にプロ転向を果たした31歳。28戦25勝(8KO)2敗1無判定という戦績を誇るサウスポーだ。クルス・カルバハル(メキシコ)、ケルミン・グアルディア(コロンビア)、マウリシオ・パストラーナ(コロンビア)といった元世界王者3人に勝った実績を持っている。その割に知名度が低いのは、2敗がいずれもTKO負けによるものであることや、KO勝利が少ないことなどがマイナス要因になっているのかもしれない。

そんなオリバーはロペスにとって比較的与し易い相手といえるかもしれない。ただし、油断や慢心がないという前提になるが。

サリドへの雪辱に燃えるロペスが地元ファンの前でどんなリング・パフォーマンスを披露するのか。勝利はもちろんのことながら内容も問われる再起戦といえる。


Written by ボクシングライター原功

ミゲール・ガルシア

ミゲール・ガルシア

フェザー級トップ戦線の現状

WBAスーパー:クリス・ジョン(インドネシア)
WBA:セレスティーノ・カバジェロ(パナマ)
WBC:ジョニー・ゴンサレス(メキシコ)
WBC休養:エリオ・ロハス(ドミニカ共和国)
IBF:ビリー・ディブ(オーストラリア)
WBO:オルランド・サリド(メキシコ)

今年、フェザー級は激動の年だったといえるかもしれない。1月の時点ではWBA・IBF王者ユリオルキス・ガンボア(キューバ)とWBO王者ファン・マヌエル・ロペス(プエルトリコ)の頂上決戦が秒読みと見られていた。が、3月の防衛戦に際してガンボアがIBF王座を剥奪され、その後WBA王座も取り上げられてしまった。この間にロペスはサリドにWBO王座を明け渡してしまうという予想外の展開に。同じ4月には長谷川穂積(真正)がジョニー・ゴンサレス(メキシコ)に4回TKOで王座を奪われ、その後、IBFでは決定戦を制したビリー・ディブ(オーストラリア)が王座についた。また、この10月にはWBA王者も交代している。1年前と同じポジションにいるのはクリス・ジョン(インドネシア)だけという状況だ。

ガンボアがライト級に転向し、ロペスが再起を果たせば遠からずS・フェザー級に転向するものと見られており、今後もフェザー級トップ戦線は混沌としそうな気配だ。

そんな状況だけに来年はミゲール・ガルシア(アメリカ)に大きなチャンスが到来することは確実といっていいだろう。26戦全勝(22KO)の23歳。どの王座に照準を合わせるのか注目だ。

年内にV15戦を予定するジョン、大晦日に細野悟(大橋)の挑戦を受けるカバジェロ、そして12月17日に再起戦のリングに上がる長谷川。フェザー級トップ戦線はどんな勢力図を描いて新年を迎えるのだろうか。


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