WBC世界スーパー・ライト級王座決定戦 ホセ・セペダ対レジス・プログレイス

  • 2022/12/09

3度目の正直か 王座返り咲きか
オッズは10対3でプログレイス有利

 今年7月、ジョシュ・テイラー(イギリス)が返上して空位になった王座を1位のホセ・セペダ(33=アメリカ)と元WBA王者のレジス・プログレイス(33=アメリカ)が争う。当初、WBCは元王者のホセ・ラミレス(アメリカ)にセペダとの対戦指令を出したが、10月に結婚式を控えていたラミレスが出場を辞退したためプログレイスに出番が回ってきたという経緯がある。

2度の世界挑戦失敗から這い上がってきたセペダ

 セペダは39戦35勝(27KO)2敗2無効試合と高いKO率(約69パーセント)を残している。2年前のイバン・バランチク(ロシア/ベラルーシ)戦が4度ずつのダウンという壮絶な試合だったため好戦的なイメージが強くなった感はあるが、本来はサウスポーの迎撃型といっていいだろう。じっくりと相手の出方を待ってカウンター・アタックを仕掛ける技巧派の選手だ。
 プロデビューは2009年12月で、2015年7月にはWBO世界ライト級王座決定戦に出場している。このときの戦績は23戦全勝(20KO)という見事なものだったが、試合中に左肩を痛めて棄権(2回TKO負け)した。そこから再浮上し、2019年2月にラミレスの持つWBC世界スーパー・ライト級王座に挑戦。善戦はしたもののわずかに及ばず12回判定で敗れた。その後、元2階級制覇王者のホセ・ペドラサ(プエルトリコ)、元世界王者のバランチク、世界挑戦経験者のヘンリー・ランディ(アメリカ)といった強豪を下して指名挑戦者の地位に上がってきた。

WBSS準優勝のプログレイス 無冠になって3連続TKO勝ち

 プログレイスは2011年全米選手権3位、2012年五輪米国予選に出場するなどアマチュアで94戦(87勝7敗)を経験。当時は69キロが体重リミットのウェルター級だった。2012年4月にプロ転向後、ベスト体重を探っていたのか3年ほどは63キロ~68キロの間で戦うことが多かったが、2015年あたりから63.5キロのスーパー・ライト級に定着。NABF北米王座を2度防衛後、WBC暫定王座も獲得した。2019年4月には階級最強決定トーナメント「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」準決勝でキリル・レリク(ベラルーシ)を6回TKOで屠り、WBA王座を獲得。半年後にはIBF王者のジョシュ・テイラーが待つイギリスに乗り込んだが、僅少差の判定で敗れた。これが10年半、28戦のプロキャリアで唯一の敗北だ(28戦27勝23KO1敗)。
 無冠になってからは3連続TKO勝ちを収めており、勢いを取り戻した印象だ。特に今年3月にはWBO11位のタイロン・マッケナ(イギリス)を6回TKOで下してWBCの優先挑戦権を手に入れている。
 身長173センチ、リーチ170センチと決して体格に恵まれているわけではないが、スピード、パワー、攻防テクニックなど戦力はバランスよく揃っている。

序盤で先手を取りたいセペダ

 サウスポー同士のカードだが、戦闘スタイルが異なるため前半は優劣の見極めが難しくなる可能性がある。積極的に仕掛けて出るのはプログレイスで、カウンター・パンチャー型のセペダが迎え撃つ展開になるものと思われる。攻撃力で劣ると思われるセペダは前半で相手にダメージを与えるか、プログレイスの出端に強いカウンターを合わせるなどアドバンテージを手にしておきたいところだ。
 ともに相手の出方が分かるであろう中盤あたりから激しいせめぎ合いが見られそうだが、徐々にプログレイスの圧力が強まっていきそうだ。オッズは10対3、プログレイス有利と出ている。

<スーパー・ライト級トップ戦線の現状>

WBA
:アルベルト・プエジョ(ドミニカ共和国)
WBC
:空位 ※ホセ・セペダ対レジス・プログレイス
IBF
:空位 ※ジェレミアス・ポンセ対スブリエル・マティアス
WBO
:ジョシュ・テイラー(イギリス)

 テレンス・クロフォード(アメリカ)がこの階級を平定したのが2017年8月のことだった。その後、ドラゴンボールが散るように4本のベルトはバラバラになって持ち主が変わったが、2021年5月に「タータン・トルネード(スコットランドの竜巻)」ジョシュ・テイラー(31=イギリス)によって再び1ヵ所に集まることになった。今年2月には4団体王座の初防衛も果たしたが、やはり4本のベルトの長期間保持は難しいようだ。
 WBAが王座を剥奪し、その後、テイラー自身がWBC王座とIBF王座を放棄。これを受け、ホセ・セペダ(33=アメリカ)対レジス・プログレイス(33=アメリカ)のWBC王座決定戦が行われることになった。IBFは30戦全勝(20KO)のジェレミアス・ポンセ(26=アルゼンチン)と19戦18勝(18KO)1敗のスブリエル・マティアス(30=プエルトリコ)に決定戦を行うよう指令を出している。
 テイラーは今年2月に大苦戦を強いられたジャック・カテロール(29=イギリス)との再戦を計画していると伝えられるが、なかなか決定のニュースが入ってこない。
 ランカー陣では元WBC、WBO王者のホセ・ラミレス(30=アメリカ)、ライト級の元4団体王者、テオフィモ・ロペス(25=アメリカ)が王者と同等の力を持っている。このところビクトル・ポストル(ウクライナ)、ランセス・バルテレミ(キューバ)といった元世界王者を連破して勢いを増している16戦全KO勝ちのサウスポー、ゲイリー・ラッセル(26=アメリカ)も来年あたりは世界タイトルに絡んできそうだ。

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