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WBO世界ミドル級暫定王座決定戦 ジャニベク・アリムハヌリ対ダニー・ディグナム

  • 2022/06/24

「GGGの後継者」と期待されるアリムハヌリ
無敗の欧州王者を圧倒か

 WBO王者のデメトリアス・アンドラーデ(アメリカ)が王座を保持したままスーパー・ミドル級のWBO暫定王座決定戦に出場するため、今回のジャニベク・アリムハヌリ(29=カザフスタン)対ダニー・ディグナム(30=イギリス)が行われることになった経緯がある(アンドラーデが右肩を負傷したため試合は延期)。アメリカを主戦場としているアリムハヌリと、イギリスを出て戦うのが初めてのディグナム。
無敗同士のカードだが、攻撃力で大きく勝るアリムハヌリに絶対的なアドバンテージがある。派手なKO決着が見られそうだ。

元王者ふたりを連破して勢いづくアリムハヌリ

 WBOで2位にランクされるアリムハヌリは2013年世界選手権ミドル級優勝、2016年リオデジャネイロ五輪出場(ミドル級ベスト8)など輝かしいアマチュア実績を残している強打のサウスポーで、プロでは11戦全勝(7KO)をマークしている。この間、WBC米大陸王座、WBOグローバル王座を獲得し、それを防衛しながらランキングを駆け上がってきた。特に昨年は6月に元王者のロブ・ブラント(アメリカ)に強打を浴びせ続けて8回終了で棄権に追い込み、11月には同じく元世界王者のアッサン・エンダム(カメルーン/フランス)を打ちまくって8回TKOで下し、存在感を示した。プロモートするトップランク社はもちろんのこと多くのファンや関係者が「次期チャンピオン」として注目しているが、その期待に応える活躍といえる。
 身長182センチ、リーチ182センチと体格にも恵まれたアリムハヌリはサウスポーの攻撃型で、相手の肩越しに打ち込む左ストレートや返しの右フック、長短どの距離でも繰り出せる左アッパーなどパンチは多彩で強い。相手の打ち終わりのタイミングに左ストレートを合わせるなど技術面も優れている。

基本に忠実だがパワーに欠けるディグナム

 WBO3位のディグナムもアマチュア経験者だが、アリムハヌリのような華々しい活躍はしていない。2016年11月に24歳でプロに転向し、3年後に世界挑戦経験者のラファル・ジャッキービッツ(ポーランド)に8回判定勝ち。半年後にはWBO欧州ミドル級王座を獲得して世界15傑入りを果たした。この王座はWBC11位のアンドレイ・シロトキン(ロシア)を引き分けるなど3度防衛中だ。
 こちらも185センチと長身のサウスポーだが、小刻みなステップで距離を保ち、右ジャブで煽っておいて左を狙うというシンプルな戦い方が多い。基本に忠実なボクシングといえるが、パワーと意外性に欠ける傾向がある。戦績は15戦14勝(8KO)1分。

攻撃力に大差 アリムハヌリのKO勝ちが濃厚

 ともにサウスポーだが攻撃力に大きな差があるだけに、よほどディグナムが奮起しないと中盤を待たずに勝負が決まってしまう可能性が高い。アリムハヌリがプレッシャーをかけながら追い立て、下がるディグナムに左右の強打を叩き込む。あるいは追い込んでおいて相手が出てきたところに左ストレート、右フック、左アッパーを合わせる――どちらにしてもアリムハヌリが欧州王者を葬ってしまうものと思われる。同じカザフスタン出身のゲンナジー・ゴロフキンの後継者として認めてもらえるのか、アリムハヌリのパフォーマンスに要注目だ。


<ミドル級トップ戦線の現状>

WBA S
:ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)
:エリスランディ・ララ(キューバ/アメリカ)
WBC
:ジャモール・チャーロ(アメリカ)
IBF
:ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)
WBO
:デメトリアス・アンドラーデ(アメリカ)

 ミドル級というと去る4月9日、さいたまスーパーアリーナで行われたゲンナジー・ゴロフキン(40=カザフスタン)対村田諒太(36=帝拳)のWBAスーパー・IBF王座統一戦が記憶に新しいところだ。その注目の一戦に勝って2団体王者になったゴロフキンがこの階級の主役であることは間違いないが、9月に1階級上のスーパー・ミドル級でサウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)と3度目の対決が決まっており、その先までは見通せない状況といえる。
 WBC王者のジャモール・チャーロ(32=アメリカ)は一時期、ゴロフキンやアルバレスを脅かす存在として期待されたが、5度防衛のうち4試合が判定決着ということもあって評価は停滞気味だ。加えて6月に予定されていたマチエ・スレツキ(33=ポーランド)とのV6戦がチャーロの背中の負傷のため延期になり、試合ペースも落ちてしまった。巻き返しを期待したい。
 コロナ禍ということもありWBA王者のエリスランディ・ララ(39=キューバ/アメリカ)、WBO王者のデメトリアス・アンドラーデ(34=アメリカ)の試合ペースも以前よりはるかにスローになった。加えてララは年齢、アンドラーデはスーパー・ミドル級への転向プランがあり、多くを期待するのは難しいのかもしれない。
 対照的に無冠組の活躍が目立つ。今回、WBO暫定王座決定戦に出場するジャニベク・アリムハヌリ(29=カザフスタン)をはじめ、スーパー・ウェルター級から上げてきたハイメ・ムンギア(25=メキシコ)、元WBA暫定王者のクリス・ユーバンク・ジュニア(32=イギリス)、セルゲイ・デレビヤンチェンコ(36=ウクライナ)に勝ったカルロス・アダメス(28=ドミニカ共和国)、IBF1位に上がってきたエスキーバ・ファルカン(32=ブラジル)――彼らはコンスタントにリングに上がり、順当に勝利を重ねている。近い将来、このクラス全体に新旧交代が起こりそうな気配だ。

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