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スーパー・フライ級12回戦 ローマン・ゴンサレス対フリオ・セサール・マルチネス

  • 2022/04/01

元4階級制覇王者の再起戦
相手は現役のWBC世界フライ級王者

  日本では「ロマゴン」の愛称で親しまれている元世界4階級制覇王者、ローマン・ゴンサレス(34=ニカラグア/帝拳)が、現役のWBC世界フライ級王者、フリオ・セサール・マルチネス(27=メキシコ)を相手に再起戦に臨む。世界王座はかかっていないが、なかなか豪華な注目ファイトだ。万能型のゴンサレス、手数とスタミナで攻め抜くファイター型のマルチネス。ノンストップの打撃戦が期待される。
 もともとゴンサレスは昨年10月にスーパー・フライ級のWBAスーパー王座とWBCフランチャイズ王座を持つ宿敵、ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)と対戦するはずだった。しかし、ゴンサレスが新型コロナウィルスに感染したため延期に。そんな矢先に今度はエストラーダの感染が判明したため、1勝1敗で迎える決着戦はひとまず先送りされることになった。別の相手を探して再起戦を行うゴンサレスの前に現れたのがマルチネスだった。エストラーダとの第3戦は延期されたが、新たに組まれたゴンサレス対マルチネスも十分に興味深いカードといえる。
 ゴンサレスはミニマム級、ライト・フライ級、フライ級、スーパー・フライ級の4階級で世界一の座についた実力者で、フライ級時代には階級の壁を超越した「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」でNO,1の評価を得ていたこともあるほどだ。身長160センチ、リーチ163センチと体格に恵まれているとはいえないが、安定した構えから巧みに圧力をかけ、上下に打ち分ける多彩なパンチで攻め落とす必勝パターンを持っている。アマチュアで89戦(88勝1敗=本人談)、プロで53戦(50勝41KO3敗)と経験値も高い。ただ、スーパー・フライ級に転向した2016年9月以降は8戦5勝(3KO)3敗と以前のような無敵ぶりは影を潜めている。6月に35歳になることもあり、今後は年齢との戦いも強いられることになりそうだ。
 WBC世界フライ級王座を保持したまま1階級上で冒険マッチに臨むマルチネスは、2015年10月に20歳でプロデビューした。まさにゴンサレスがPFPのキングとして全盛を誇った時期である。そのころに初陣で4回判定負けを喫したマルチネスが6年半ほどの年月を経てゴンサレスと拳を交えるのだから人生は分からないものだ。デビュー戦で敗れたマルチネスだが、以後は無敗をキープしている(21戦18勝14KO1敗2無効試合)。2019年3月にアンドリュー・セルビー(英国)を5回KOで下してWBC世界フライ級王座への指名挑戦権を手にしたマルチネスは、同年8月にチャーリー・エドワーズ(英国)に挑んだが、このときは3回無効試合に終わった。いったんは3回KO勝ちが宣せられたが、ダウン後の加撃が問題になり結果はノーコンテスト(無効試合)に変更されたのだ。「再戦に応じる」と言っていたエドワーズが王座を返上したため4ヵ月後に決定戦のリングに上がるチャンスを得たマルチネスは、今度は元王者のクリストファー・ロサレス(ニカラグア)に9回TKO勝ちを収め、正真正銘の世界王者になった。この王座は3回無効試合に終わった暫定王者との団体内統一戦を含め4度防衛中だ。
 高いレベルの攻防技術を身に着けているゴンサレスに対し、マルチネスは徹底した攻撃型といえる。プレッシャーをかけながらスタンスを頻繁に右から左、左から右と変えて攻めていくファイターで、相手の打ち終わりを突く巧さも持っている。ただ、V4戦では初回にダウンを喫したように守りに関しては課題を抱えたままといえる。
 攻撃力に関しては互角に近いものがあるだけに予断は禁物だが、防御面ではゴンサレスが大きく勝っている。オッズは11対8と接近しているが、ゴンサレス有利は揺るぎないものといえる。ゴンサレスの正確なコンビネーションが炸裂するのか、それともマルチネスの攻撃ボクシングが凌駕するのか。序盤から激しい打撃戦になることは間違いない。

<スーパー・フライ級トップ戦線の現状>

WBA S
:ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)
:ジョシュア・フランコ(アメリカ)
WBC F
:ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)
:ジェシー・ロドリゲス(アメリカ)
IBF
:フェルナンド・マルチネス(アルゼンチン)
WBO
:井岡一翔(志成)


 この2月、大きな変動があった。IBF王座を5年5ヵ月の間に9度防衛してきたロングラン王者、ジェルウィン・アンカハス(30=フィリピン)がフェルナンド・マルチネス(30=アルゼンチン)に12回判定負けで王座から陥落したのだ。新王者は2016年リオデジャネイロ五輪に出場した経験を持ち、プロでは14戦全勝(8KO)と底を見せていない。身長157センチと小柄な攻撃型だが、まだ評価を定める時期ではなかろう。
 名実ともにトップにいるのは2団体王者のファン・フランシスコ・エストラーダ(31=メキシコ)と、そのエストラーダと1勝1敗のローマン・ゴンサレス(34=ニカラグア)、4階級制覇を果たしているWBO王者の井岡一翔(33=志成)、そしてゴンサレスに2勝している元WBC王者で現WBC1位のシーサケット・ソールンビサイ(35=タイ)の4人だろう。1年前に戦線復帰を果たしたドニー・ニエテス(39=フィリピン)も追走しているが、昨年12月に世界挑戦経験者のノルベルト・ヒメネス(31=ドミニカ共和国)と引き分けており、以前のような勢いや安定感は見られない。
 上記の8選手がすべて30代なのに対し、WBA王者のジョシュア・フランコ(26=アメリカ)と、2月にWBC王座を獲得したジェシー・ロドリゲス(22=アメリカ)の兄弟は20代と若い。その分、未知ともいえるが、特に弟のロドリゲスは才能の塊といってもいいだろう。ライト・フライ級から上げてきたサウスポーは新クラスに馴染むために多少の時間を要するかもしれないが、近い将来の核になる可能性を秘めている。15戦全勝(10KO)。
 このほか井岡には敗れたが地力のある元3階級制覇王者、田中恒成(26=畑中)、同じく井岡に挑んで善戦したフランシスコ・ロドリゲス(29=メキシコ)もいる。

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