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IBF世界ヘビー級挑戦者決定戦 ルイス・オルティス対チャールズ・マーティン

  • 2022/01/28

サウスポーの元王者対決
オッズは10対3 オルティス有利

 「キングコング」というニックネームを持つ元WBA暫定世界ヘビー級王者のルイス・オルティス(42=キューバ)と、元IBF同級王者のチャールズ・マーティン(35=アメリカ)がトップ戦線残留とIBFの挑戦権をかけて拳を交える。現在、36戦32勝(27KO)2敗2無効試合のオルティスがIBF10位、WBO15位、31戦28勝(25KO)2敗1分のマーティンはIBF2位にランクされている。オッズは10対3でオルティス有利と出ているが、マーティンもパンチ力があるだけに予断は禁物だ。
 アマチュア時代のオルティスは368戦349勝19敗という戦績を残しているが、五輪出場の経験はない。2006年キューバ選手権優勝、2005年世界選手権ベスト8が光るもののボクシング強国の2番手、3番手に甘んじていた印象が強い。2010年2月にプロに転じたが、そのときの年齢は30歳10ヵ月。遅い船出だったこともあって多くは期待できないと思われたが、デビューの年に5試合、翌年は9試合、2012年にも5試合とハイペースでリング上がり注目を集めることになった。2014年9月にはWBA世界ヘビー級暫定王座決定戦で1回TKO勝ちを収めたが、のちにドーピング違反が判明して結果が無効試合に変更され、戴冠も取り消された。翌2015年10月に再びWBAの暫定王座決定戦に出場して3回KO勝ち、36歳にして初のベルトを手に入れた(のちに返上)。
 オルティスの実力が万人に認められたのは2018年3月のWBC王座挑戦試合だったといってもいいだろう。結果としてデオンテイ・ワイルダー(アメリカ)の強打の前に10回TKOで敗れたものの39戦全勝(38KO)の王者と9回まで互角に渡り合ったのだ。1年8ヵ月後、オルティスは再びワイルダーに挑み、今度は6回までポイントでリードを奪ったが、7回に右の強打を浴びて逆転TKO負けを喫した。2020年11月、格下相手に45秒KO勝ちを収め、再起を果たしている。
 一方のマーティンは2012年全米ゴールデングローブ大会で準優勝したのを手土産にプロに転向。7戦目に引き分けた以外は順調に白星を重ね、1年半後にはNABO北米王座を獲得して世界15傑入りを果たした。この王座を4度防衛したあとタイソン・フューリー(英国)の引退で空位になっていたIBF王座決定戦に出場する幸運に恵まれ、その試合でビアチェスラフ・グラツコフ(ウクライナ)に3回TKO勝ちを収めて王座を獲得した。ここまでは順調だったが、初防衛戦でアンソニー・ジョシュア(英国)に2回KO負け、在位は3ヵ月足らずに終わった。再起して2連勝後にアダム・コウナツキ(ポーランド)に競り負けたが、その後は3連勝と復調。特に2020年2月にはIBF挑戦者決定戦でジェラルド・ワシントン(アメリカ)に鮮やかな左カウンターを浴びせて6回TKO勝ちを飾って存在感を示している。
 オルティスは身長193センチ、リーチ198センチ、体重110キロ前後と体格に恵まれているが、マーティンはさらに大きく身長196センチ、リーチ203センチ、体重は115.4キロもある(体重はいずれも直近の試合)。ヘビー級では珍しいサウスポー同士の試合だが、まずは体格で勝るマーティンが左右に動きながら右ジャブを放って主導権掌握を狙うものと思われる。それに対しオルティスはプレッシャーをかけて相手を誘い出して得意のカウンターを合わせようとするはずだ。オルティスの勘とスキルをもってすれば被弾を少なく抑えて迎え撃つことはできそうだが、マーティンも80パーセントを超すKO率を誇る強打者だけにミスは許されない。最重量級らしい迫力に加えテクニックの面でも見応えのある試合が期待できる。

<ヘビー級トップ戦線の現状>

WBA S
:オレクサンダー・ウシク(ウクライナ)
:トレバー・ブライアン(アメリカ)
WBC
:タイソン・フューリー(英国)
暫定
:ディリアン・ホワイト(ジャマイカ/英国)
IBF
:オレクサンダー・ウシク(ウクライナ)
WBO
:オレクサンダー・ウシク(ウクライナ)

 3年ほど前まではアンソニー・ジョシュア(32=英国)とデオンテイ・ワイルダー(36=アメリカ)の英米王者対決が期待されたが、その後、状況は大きく変化してきた。ジョシュアはアンディ・ルイス(32=アメリカ)とオレクサンダー・ウシク(35=ウクライナ)に敗れ、ワイルダーはタイソン・フューリー(33=英国)に連敗。ふたりとも崖っぷちに立たされている。いまは3団体の王座を持つウシクとWBC王者のフューリーが並走している状態だ。すぐにでも4団体の王座統一戦が実現するのが理想だが、いまのところウシクはジョシュアとの再戦、フューリーはWBC暫定王者のディリアン・ホワイト(34=ジャマイカ/英国)との団体内統一戦に向かう可能性が高そうだ。
 この階級にも新しい波が押し寄せてきている。2016年リオデジャネイロ五輪スーパー・ヘビー級金メダリストのトニー・ヨカ(29=フランス)、同銀メダリストのジョー・ジョイス(36=英国)、エフェ・アジャグバ(27=ナイジェリア)との無敗対決を制したフランク・サンチェス(29=キューバ)らが台頭してきているのだ。まだ世界挑戦の話は具体化していないが、今年か来年には大舞台に上がることになるだろう。特にジョイスはダニエル・デュボア(24=英国)、カルロス・タカム(41=カメルーン/フランス)を連破するなど13戦全勝(12KO)と勢いがあるだけに楽しみだ。先物買いになるが11戦全KO勝ちのジャレド・アンダーソン(22=アメリカ)にも注目していきたい。

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