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WBC、IBF世界ライト・ヘビー級タイトルマッチ アルツール・ベテルビエフ対マーカス・ブラウン

  • 2022/01/21

KO率100%の2団体王者 vs 元WBA暫定王者
ベテルビエフの強打が炸裂か

 2度のオリンピック出場後にプロ転向を果たし、ここまで16試合すべてKO勝ちというスラッガー、ライト・ヘビー級のWBC、IBF2団体王者、アルツール・ベテルビエフ(36=ロシア)が、元WBA同級暫定王者のマーカス・ブラウン(31=アメリカ)を相手に通算5度目の防衛戦に臨む。今回もベテルビエフの強打が炸裂するのか、それともサウスポーのブラウンが番狂わせを起こすのか。注目の一戦だ。
 ベテルビエフは2008年北京五輪(ライト・ヘビー級2回戦敗退)、2012年ロンドン五輪(ヘビー級ベスト8)に出場したほか世界選手権では2007年大会で準優勝、2009年大会では優勝している。こうした輝かしいアマチュア実績を手土産にカナダのGYM(グループ・イボン・ミシェル)とプロモート契約を交わして2013年6月にプロデビュー。元世界王者のタボリス・クラウド(アメリカ)やガブリエル・カンピージョ(スペイン)らを破ってトップ戦線に浮上し、4年半後の2017年11月に空位のIBF世界ライト・ヘビー級王座を獲得した。この時点での戦績は12戦全KO勝ち。まず順調な歩みといえたが、戴冠後は自身の故障やビジネス上の摩擦、さらにコロナ禍などが重なり以下のように試合ペースが急激にスローダウンしてしまった。
2017年11月 エンリコ・コーリング    〇12回KO  IBF王座獲得
2018年10月 カラム・ジョンソン     〇 4回KO   防衛①
2019年 5月 ラディボヤ・カライジッチ  〇 5回KO   防衛②
2019年10月 オレクサンダー・グボジーク 〇10回TKO WBC王座獲得
2021年 3月 アダム・デインズ      〇10回TKO 防衛④
 こうしたなか2019年にはGYMを離れトップランク社と契約を結び、新プロモーター下では今回が4試合目となる。
 ベテルビエフは数字が物語るとおりのハードパンチャーで、正面から圧力をかけながら距離を潰し、中近距離で左右のパンチを顔面、ボディに思い切り叩きつけるファイター型だ。その戦いぶりはハンマーを用いた破壊作業を思わせるものがある。反面、防御面に甘さがあるのも事実で、過去に隙をつかれてダウンを喫したこともある。
 一方のブランも2012年全米選手権優勝、同年ロンドン五輪出場(ライト・ヘビー級1回戦敗退)などアマチュアで活躍。オスカー・デラ・ホーヤ氏のゴールデンボーイ・プロモーションズと契約を交わして2012年11月にプロ転向を果たした。周囲の期待に応えて順調に白星を重ね、2015年9月には元世界王者のカンピージョに55秒でKO勝ち。2016年4月にはのちにベテルビエフに挑むカライジッチに8回判定勝ち、さらに28戦全勝の世界ランカー、ショーン・モナハン(アメリカ)にも2回TKOで圧勝。2019年1月には元世界2階級制覇王者のバドゥ・ジャック(スウェーデン)に勝ってWBA暫定世界ライト・ヘビー級王座を獲得した。このままブレークするかと期待されたが、初防衛戦で元王者のジャン・パスカル(ハイチ/カナダ)に8回負傷判定負けでベルトを失ってしまう。採点は競っていたものの合計3度のダウンを喫すなど弱点を晒したうえでの初敗北だった。1年8ヵ月のブランク後、元世界ランカーのデニス・グラチェフ(ロシア)に10回判定勝ちを収めて再起を果たしたが、以前の評価を取り戻せるかどうかは今回の試合にかかっているといえる。
 サウスポーのブラウンはスピード、パンチ力、テクニックなど比較的高い次元で均整のとれた戦力を備えている。身長187センチ、リーチ192センチと体格にも恵まれている。その一方、打たれ脆いところがあり、それが大きなマイナス点といえる。
 いつものようにベテルビエフがプレッシャーをかけて挑戦者を追い立てる展開になりそうだ。ブラウンは足もつかえるサウスポーだが、ベテルビエフは左構えの選手が苦手というわけではない。ブラウンは早い段階でカウンターを打ち込むなどして王者に警戒心を植えつけないと徐々に相手ペースに引きずり込まれてしまいそうだ。ブラウンの善戦までは想像できるが、ベテルビエフの攻撃をさばく姿をイメージするのは難しい。王者が中盤から終盤にストップする可能性が高いとみる。

<ライト・ヘビー級トップ戦線の現状>

WBA S
:ドミトリー・ビボル(キルギス/ロシア)
WBC
:アルツール・ベテルビエフ(ロシア)
IBF
:アルツール・ベテルビエフ(ロシア)
WBO
:ジョー・スミス(アメリカ)

 一時期はやや停滞ぎみだった階級だが、ここに来て動きが活発になってきた。WBAスーパー王者のドミトリー・ビボル(31=キルギス/ロシア)は2021年12月にウマール・サラモフ(27=ロシア)に12回判定勝ちを収め、暫定王者時代から数えて10度目の防衛に成功。WBC王座とIBF王座を持つアルツール・ベテルビエフ(36=ロシア)は今回、マーカス・ブラウン(31=アメリカ)を相手に通算5度目の防衛戦に臨む。さらにWBO王者のジョー・スミス(32=アメリカ)もスティーブ・ジェフラード(31=アメリカ)と初防衛戦を行うことになっている。この3王者のうちビボルとスミスは2019年3月に直接対決が済んでおり、そのときはビボルが大差の12回判定勝ちを収めている。その後、スミスはジェシー・ハート(32=アメリカ)エレイデル・アルバレス(37=コロンビア)、マキシム・ウラソフ(35=ロシア)に勝っており、実力と自信を増しているだけに統一戦での再戦を期待したいところだ。
 それ以上に興味深いのがベテルビエフ対ビボルの3団体王座統一戦だ。豪腕ベテルビエフ、スピードとテクニックを兼備したビボル。スリリングな試合になることは間違いない。
 この3人を追う一番手は元WBO世界スーパー・ミドル級王者のヒルベルト・ラミレス(30=メキシコ)だろう。この長身サウスポーは一時期、判定勝ちが目立ったが、ライト・ヘビー級に転向してからは4連続KO勝ちを収めており存在感を示している。43戦全勝(29KO)という戦績もアピールの材料といえる。同じくスーパー・ミドル級から転向してきたカラム・スミス(31=英国)も2階級制覇に照準を合わせている。このほかIBF1位のメン・ファンロン(33=中国)、WBC4位のジョシュア・ブアチ(28=ガーナ/英国)も挑戦のチャンスを待っている。

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