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WBA世界ライト級タイトルマッチ ジャーボンテイ・デービス対イサック・クルス

  • 2021/11/26

TANK 装甲戦車 vs PITBULL 闘犬
序盤から近距離での打撃戦か

 3階級制覇を成し遂げている25戦全勝(24KO)のジャーボンテイ・デービス(27=アメリカ)が、進境著しい攻撃型のイサック・クルス(23=メキシコ)を相手にWBA世界ライト級王座のV2戦に臨む。もともとデービスは前WBA暫定王者で現1位のローランド・ロメロ(アメリカ)と対戦する予定だったが、トラブルが発覚したロメロが出場不可となったためクルスの挑戦を受けることになった経緯がある。TANK(装甲戦車)というニックネームを持つデービスが、PITBULL(闘犬)の異名を持つファイターを蹂躙してしまう可能性が高いが、少なからずリスクもあるカードといえる。

無敵状態のデービス 最大の敵は自分自身?

 デービスは身長166センチ、リーチ171センチと小柄な部類に入るが、2017年1月に初めてスーパー・フェザー級でWBO王座を獲得した試合から、今年6月にマリオ・バリオス(アメリカ)に勝ってスーパー・ライト級で戴冠を果たした試合まで、世界戦で9連続KO勝ちを収めている。このうち6人は現役、元世界王者と対戦相手の質も高く価値のある記録といえる。特に直近の3戦では強烈な印象を残している。元世界3階級制覇王者のユリオルキス・ガンボア(キューバ)から3度のダウンを奪って12回TKO勝ち。世界4階級制覇王者のレオ・サンタ・クルス(メキシコ)には左アッパーを見舞って失神KO勝ち。そして体格で大きく勝る26戦全勝(17KO)のバリオスからは3度のダウンを奪って豪快な11回TKO勝ちを収めているのだ。力量差のある選手を容赦なく前半で撃沈させる一方、危険な相手に対しては戦況を見極めながらペースアップして中盤、終盤で突き放すなど試合運びの点でも成長を見てとることができる。
 11月7日に27歳の誕生日を迎え破竹の勢いにあるデービスにとって、いまの最大の敵は自分自身なのかもしれない。まず社会規範から逸脱した行いを含め、トラブル報道が多い点が気になる。ベストコンディションをつくるのに苦労することが多いのも不安要素といえる。スーパー・フェザー級のWBO王座の防衛戦で規定体重をつくれずに計量で失格したのは4年も前(2017年8月)のことだが、いまも試合のたびに調整状態が注目されている。今回は6月のバリオス戦から5ポンド(約2.26キロ)下げたライト級での試合だけに、やはり体重調整が気になるところといえる。

強豪を連破して勢いづく23歳の挑戦者

 挑戦者のクルスは2015年3月にプロデビューし、6戦目に8回判定負け、13戦目に6回引き分けを経験しているが、それ以外は勝利を重ねてきた。現在の戦績は24戦22勝(15KO)1敗1分。元世界ランカーのホセ・フェリックス(メキシコ)に勝ったことはあったものの2年前までは無名といってもいい存在だった。ところが2019年12月にアメリカのニューヨークで行われたジャモール・チャーロ(アメリカ)対デニス・ホーガン(アイルランド)の前座に出場(8回判定勝ち)したのを機に一気に開花した感がある。昨年10月、デービス対サンタ・クルスの前座に出場した際には、世界挑戦経験者のディエゴ・マグダレノ(アメリカ)を53秒で瞬殺。今年3月にはホセ・マティアス・ロメロ(アルゼンチン)との世界ランカー対決に勝ってWBA王座への挑戦権を獲得。さらに6月には元世界王者のフランシスコ・バルガス(メキシコ)にも大差の10回判定勝ちを収めるなど好調を維持している。現在はIBF2位をはじめWBA8位、WBO9位、WBC11位と主要4団体すべてで挑戦圏内にいる。

デービスが圧倒的有利 先手をとりたいクルス

 実績や経験値を含めた総合力ではデービスが大きく勝っており、王者にとって理想的な噛み合わせになれば前半でのKO防衛も十分に考えられる。仮に偵察に数ラウンドを要したとしても中盤あたりから徐々に引き離していって終盤で仕留めるという展開もありそうだ。3階級制覇王者が圧倒的に有利であることは間違いない。
 もしも番狂わせが起こるとしたら、クルスが力いっぱい振る左右フック、アッパーがデービスを直撃した場合だろう。クルスは身長163センチ、リーチ160センチとデービスよりもさらに小柄で、頭から突っ込んで攻めるため王者が戸惑うことも考えられる。クルスが先手をとって煽るような展開に持ち込めれば今年最大級の番狂わせが起こる可能性は広がりそうだ。

<ライト級トップ戦線の現状>

WBA S
:テオフィモ・ロペス(アメリカ)
:ジャーボンテイ・デービス(アメリカ)
WBC F
:テオフィモ・ロペス(アメリカ)
:デビン・ヘイニー(アメリカ)
暫定
:ジョセフ・ディアス(アメリカ)
IBF
:テオフィモ・ロペス(アメリカ)
WBO
:テオフィモ・ロペス(アメリカ)

 11月27日から12月11日(いずれも現地時間)にかけてライト級トップ戦線の主役たちが相次いでアメリカのリングに上がる。さながら「ライト級ウォーズ」といったところだ。
 まず11月27日(日本時間28日)、主要4団体のベルトを持っているテオフィモ・ロペス(24=アメリカ)がニューヨークでジョージ・カンボソス(28=オーストラリア)を相手に防衛戦を行う。1週間後の12月4日(日本時間5日)にはラスベガスでWBC王者デビン・ヘイニー(23=アメリカ)対暫定王者ジョセフ・ディアス(28=アメリカ)の団体内統一戦が行われる。その翌日5日(日本時間6日)、ロサンゼルスでジャーボンテイ・デービス(27=アメリカ)対イサック・クルス(23=メキシコ)のWBAタイトルマッチが挙行され、11日(日本時間12日)にニューヨークで開催されるワシル・ロマチェンコ(33=ウクライナ)対リチャード・コミー(34=ガーナ)へと続く。ロペス、デービス、ヘイニー、ディアスの4人はいずれも20代で、ディアス以外の3王者は全勝だ。ちなみに挑戦者のカンボソス、クルスも20代である。若い層がトップ戦線の主役になってきている階級といえる。
 一方、33歳のロマチェンコ対34歳のコミーの前王者対決はサバイバルマッチとして注目される。ロマチェンコのスキルが冴えるのか、それともコミーの強打が炸裂するのか興味深いカードだ。
 このほか3階級制覇の実績を持つホルヘ・リナレス(36=帝拳)、WBAからリナレスと対戦指令が出た「モハメド・アリのソックリさん」ミシェル・リベラ(23歳=ドミニカ共和国)、前WBC暫定王者のライアン・ガルシア(23=アメリカ)にも注目したい。

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