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WBOグローバル スーパー・ウェルター級タイトルマッチ
ティム・チュー対デニス・ホーガン

  • 2021/04/16

昇竜の2世 VS タフな「ハリケーン」
注目の世界ランカー対決

 1990年代から2000年代前半にかけて活躍した元WBA、WBC、IBF世界スーパー・ライト級王者、コンスタンチン・チュー(ロシア/オーストラリア)の息子で、父親に続いて世界制覇を目指しているティム・チュー(26=オーストラリア)が登場。3度の世界挑戦経験者でWBC10位のデニス・ホーガン(36=アイルランド)と拳を交える。WBOグローバル王者のチューはWBO1位、WBA7位、WBC11位、IBF3位にランクされており、この世界ランカー対決でさらに評価を上げたいところ。タフなホーガンを倒すことができるか。
 チューの父親はロシア出身だが、現役時代からオーストラリアに住んで活動していた。そんな関係でティム・チューは26年前、シドニーで生まれた。6歳のときにアマチュアでボクシングを始めたが、目立つほどの実績は残していない。拳を痛めたため一時はボクシングから遠ざかっていたが大学時代に再開し、2016年12月に22歳でプロの世界に飛び込んだ。7戦目にダウンを喫したものの10回判定勝ちを収めてスーパー・ウェルター級のWBCコンチネンタル王座を獲得し、2019年8月には元東洋太平洋王者のドワイト・リッチー(オーストラリア)に勝ってWBOグローバル王座を手に入れた。
2度目の防衛戦では元世界王者のジェフ・ホーン(オーストラリア)を8回TKOで下し、V3戦では元世界ランカーのボーウィン・モーガン(ニュージーランド)に1回TKO勝ちを収めている。いずれも一方的な内容だった。これらの勝利によってチューの評価と知名度、そして期待値はローカルなものから世界レベルに上がった。父親の背中を追う2世ボクサーが、自ら光を放ち始めたといっていいだろう。
 チューは父親と似た右ボクサーファイター型で、ここまで17戦全勝(13KO)、約76パーセントのKO率を残している。左腕を前に出して広いスタンスで構え、被せるように打ち込む右や返しの左フックの強さに特徴がある。狙いを定めて打つことが多いためか柔軟性には欠けるが、パンチは左右とも硬質感がある。
 昇竜の勢いがあるチューとは対照的に、ホーガンはこの試合が世界戦で連敗してからの再起戦となる。2年前の4月、ホーガンはハイメ・ムンギア(メキシコ)の持つWBO世界スーパー・ウェルター級王座に挑戦。12回判定で敗れはしたものの若くて全勝の強打者に肉薄して株を上げたほどだった。その8ヵ月後、1階級上のミドル級でWBC王者のジャモール・チャーロ(アメリカ)に挑んだが、今度は7回TKO負け。粘りは見せたものの内容面では完敗といえるものだった。2015年12月にはWBA暫定王座に挑戦した経験もあり、これで世界戦は3連敗ということになる。ただ、32戦のキャリアで敗戦はこの三つだけで、それ以外に勝利を逃したのはデビュー3戦目の5回引き分けがあるだけだ。32戦28勝(7KO)3敗1分。KO率は低いものの左ジャブは執拗で、自身は耐久性に優れている。また、簡単にクリーンヒットを許さない巧さを備えている。
 コロナ禍のなかでもコンスタントに試合をこなしてきた26歳のチューと、心身の負担が大きい世界戦で連敗後、1年3ヵ月以上もブランクがある36歳のホーガン。この勢いと攻撃力の差がそのまま試合に出そうだ。チューが攻め急いで自滅しないかぎり勝利は不動とみていいだろう。問題は内容と結果だ。ムンギアと12回をフルに戦いきり、チャーロと7回まで戦ったホーガンを相手にチューがどんな戦いをして、どんな結果を残すのか。一方的な内容で中盤までにKO、あるいはストップするようならば今後の期待はさらに膨らむはずだ。

スーパー・ウェルター級トップ戦線の現状

WBA S
:ジャーメル・チャーロ(アメリカ)
WBA
:エリスランディ・ララ(キューバ/アメリカ)
WBC
:ジャーメル・チャーロ(アメリカ)
IBF
:ジャーメル・チャーロ(アメリカ)
WBO
:ブライアン・カスターニョ(アルゼンチン)

 昨年9月に行われた3団体の王座統一戦で、WBC王者のジャーメル・チャーロ(30=アメリカ)がWBA王座とIBF王座を持つジェイソン・ロサリオ(25=ドミニカ共和国)に8回KO勝ち、3本のベルト保持者になった。それは、そのままチャーロがスーパー・ウェルター級の盟主であることを意味している。
 今年2月、パトリック・テイシェイラ(30=ブラジル)を大差の判定で下してWBO王者になったブライアン・カスターニョ(31=アルゼンチン)は、アマチュア時代にエロール・スペンス(31=アメリカ 現WBC&IBF世界ウェルター級王者)に勝ったこともある実力派だが、まだブレークするまでに至ってはいない。この4年間に5試合とペースが遅いことも一因だろう。そのカスターニョがWBA王者だった2年前に対戦して引き分けているエリスランディ・ララ(37=キューバ/アメリカ)は、かつてサウル・カネロ・アルバレス(30=メキシコ)とも互角に渡り合ったサウスポーの技巧派だが、戦いぶりが地味なこともあって長いこと“第3の男”に甘んじている。5月にはミドル級でWBAのレギュラー王座の決定戦に出場する予定だ。
 このクラスには王座奪還を狙う元王者がランキングに数多く名を連ねている。元WBA&IBF王者のジャレット・ハード(30=アメリカ)、ハードから王座を奪ったジュリアン・ウィリアムス(31=アメリカ)、そのウィリアムスを倒して2本のベルトを引き継いでチャーロに明け渡したロサリオ。さらに一度はチャーロに勝ったものの再戦で11回KO負けを喫したトニー・ハリソン(30=アメリカ)、元WBO王者のリアム・スミス(32=イギリス)も返り咲きのチャンスを待っている。
 若手では、3年半前にチャーロに1回KO負け後、強豪相手に5連勝(3KO)を収めて勢いを取り戻しているエリクソン・ルビン(25=アメリカ)が一番手だろう。身長197センチ、リーチ203センチのセバスチャン・フンドラ(23=アメリカ)はまだ話題先行といえるが、テストマッチをクリアしながら確実に地力を上げてきている。リアム・スミスと5月に戦う予定のマゴメド・クルバノフ(25=ロシア)もWBAとWBOで5位にランクされており、スミスに勝てば大きなアピールになりそうだ。

WBAオセアニア スーパー・ウェルター級タイトルマッチ
ウェイド・ライアン対コーエン・マズディアー

スーパー・フェザー級10回戦
ポール・フレミング対タイソン・ラントリー

 チュー対ホーガンのアンダーカードでは、ウェイド・ライアン対コーエン・マズディアー、ポール・フレミング対タイソン・ラントリーというオーストラリアのトップ選手同士のカードが組まれている。なかでもアマチュア時代に2008年北京五輪に出場した経験を持つフレミングはプロで27戦26勝(17KO)1分という無敗レコードをキープしており、要注目といえる。
 フレミングはガードを高く上げた構えから左ストレート、右フックなどをタイミングよく打ち込んでくるボクサーファイターで、ワイルドなパンチを振り抜くこともある。すでにプロキャリアは12年を超え、WBO暫定アジアパシフィック王座、WBC米大陸王座を獲得した実績があるが、大きな勝負をかけないまま現在に至っている。この4月で33歳。険しい道ではあるが、冒険の旅に出てもいいのではないかと思える。

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