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ウェルター級12回戦
エイドリアン・ブローナー対ジョバニ・サンティアゴ

  • 2021/03/12

4年ぶりの勝利目指す元4階級制覇王者
相手は15戦無敗のWBA15位

 かつてスーパー・フェザー級、ライト級、スーパー・ライト級、ウェルター級の4階級で戴冠を果たしたことがあるエイドリアン・ブローナー(31=アメリカ)が、2019年1月にマニー・パッキャオ(フィリピン)に敗れて以来の再起戦に臨む。パッキャオ戦はWBA世界ウェルター級王座への挑戦だったが12回判定負け。その前のジェシー・バルガス(アメリカ)戦は12回引き分け、さらにその前のマイキー・ガルシア(アメリカ)戦は12回判定負けと、このところブローナーは武運から見放されている。2年ぶりのリングで4年ぶりの勝利を収めることができるか。相手のジョバニ・サンティアゴ(31=プエルトリコ)は15戦14勝(10KO)1分と無敗で、WBA世界スーパー・ライト級15位にランクされている。実績では元4階級制覇王者に遠く及ばないが、ここで大物を食えば一気に知名度が上がるだけにモチベーションは高いはずだ。
 アマチュアで319戦300勝19敗の戦績を残しているブローナーはプロ転向後も順調に出世し、22歳のときにスーパー・フェザー級のWBO王座を獲得した。3度目の防衛戦を前に体重オーバーのため計量で失格、王座を失うとライト級に転向。ここでも当たり前のように戴冠を果たし、7ヵ月後にはウェルター級に上げて3階級制覇を成し遂げた。このころは「メイウェザーの後継者」と騒がれて大きな期待をかけられていたものだ。しかし、初防衛戦でマルコス・マイダナ(アルゼンチン)に敗れたのを機に勢いが衰え、3連続判定勝ち後にはショーン・ポーター(アメリカ)にも敗れた。2015年10月、スーパー・ライト級に体重を下げてWBA王座決定戦に出場し、カビブ・アラクベルディエフ(ロシア)を12回TKOで下して4階級制覇を達成した。ところが初防衛戦前の計量で再び体重超過。試合には勝ったものの無冠に逆戻りした。この前後から以前にも増して飲酒運転や暴行などリング外のトラブルが目立つようになり一時的に社会から隔離されることもあった。当然、リング内の活動も不活発になり、2017年以降は4度しかリングに上がっていない。しかも、直近の3戦に関しては2敗1分と4年間も勝利から遠ざかっている。戦績は39戦33勝(24KO)4敗1分1無効試合。
 サンティアゴは「ロビト(狼)」というニックネームを持つ31歳で、アメリカのリングは初登場となる。当初、ブローナーと対戦を予定していたペドロ・カンパ(メキシコ)が新型コロナウィルスの検査で陽性反応だったため試合1ヵ月前になって代役が決まった経緯がある。サンティアゴは2007年8月のプロデビューから13年半で15戦と試合数が少ないが、これは2008年から2014年まで5年7ヵ月のブランクがあるからだ。ブローナーと対照的に直近の4年間で強豪との対戦を増やしており、元世界王者のデマーカス・コーリー(アメリカ)、世界挑戦経験者のイバン・カノ(メキシコ)に判定勝ち。2019年11月にはWBA中南米王座を獲得している。身長は170センチと大柄というわけではないが、分厚く頑丈そうな上体から重量感のあるパンチを打ちこんでくる。
 経験値はもちろんのことスピード、攻防技術など多くの面でブローナーが上回っていることは事実だ。以前よりも錆びついているとはいえ元4階級制覇王者がテクニックでプエルトリカンを完封してしまう可能性は十分にある。その一方、番狂わせのムードも漂っている。ブローナーは本格的なトレーニングを開始したときは体重が80キロを超えていたと伝えられ、相変わらず体重調整に課題を抱えている。まずはベストのコンディションをつくれるかどうかが注目される。調整不十分のままリングに上がるようだとサンティアゴの強打に痛い目に遭う可能性もある。

ウェルター級トップ戦線の現状

WBA S
:ヨルデニス・ウガス(キューバ)
WBA
:ジャマル・ジェームス(アメリカ)
WBA 休養
:マニー・パッキャオ(フィリピン)
WBC
:エロール・スペンス(アメリカ)
IBF
:エロール・スペンス(アメリカ)
WBO
:テレンス・クロフォード(アメリカ)

 WBCとIBFの王座を持つエロール・スペンス(31=アメリカ)が初の戴冠を果たしたのが2017年5月で、それを追うようにウェルター級に上がってきたテレンス・クロフォード(33=アメリカ)がWBO王座を獲得したのが2018年6月のこと。以来、ふたりの対決はウェルター級のみならずボクシング界全体の注目の的となってきた。しかし、3年近く経ったいまも具体化していない。5度の防衛を果たしているスペンスが27戦全勝(21KO)、4度の防衛をこなしているクロフォードが37戦全勝(28KO)。このところ世界戦で8連続KO勝ちのクロフォードがオッズでは11対10でわずかに有利と見られているが、とにかく両者がピークにある間に実現してほしいカードである。
 新型コロナウィルスの感染拡大が続くなか試合枯れ状態のマニー・パッキャオ(フィリピン)は昨年12月に42歳になった。この1月には活動が不活発だとして、WBAは6階級制覇王者をスーパー王者から休養王者に格下げしてしまった。代わりにスーパー王者に昇格したのがヨルデニス・ウガス(34=キューバ)だが、昨年9月の決定戦を2対1の判定で制してレギュラー王座を獲得したばかりとあって理解に苦しむところといえる。ちなみに暫定王者から正規王者にスライドしたジャマル・ジェームス(32=アメリカ)は5年前、ウガスに判定で敗れている。
 このほかベテランの域に入ってきたショーン・ポーター(33=アメリカ)、ダニー・ガルシア(32=アメリカ)、4階級制覇を成し遂げているマイキー・ガルシア(33=アメリカ)、2月にリオデジャネイロ五輪戦士のジョシュ・ケリー(26=イギリス)を下して健在ぶりを示したダビド・アバネシャン(32=ロシア)ら元王者たちも返り咲きのチャンスを狙っている。
 この階級は若手の台頭も顕著だ。特に16戦全KO勝ちのバージル・オルティス(22=アメリカ)、27戦26勝(24KO)1無効試合のジャロン・エニス(23=アメリカ)には注目したい。

ヘビー級12回戦
オット・ワリン対ドミニク・ブリージール

フューリーを追い詰めた男 vs 元ロンドン五輪戦士
108キロと118キロが激突

 IBF世界ヘビー級14位、WBA15位、WBCでは25位にランクされるオット・ワリン(30=スウェーデン)と、2度の世界挑戦を経験しているWBC26位のドミニク・ブリージール(35=アメリカ)がトップ戦線残留をかけて拳を交える。
 ワリンは北欧スウェーデンの出身で、デンマークでプロデビューしてからはドイツ、スウェーデン、ブルガリア、ラトビアを転戦。2年前に初めてアメリカのリングに上がったが、そのときは相手の負傷により1回無効試合に終わっている。その5ヵ月後の2019年9月に再びアメリカに招かれ、WBC王者のデオンテイ・ワイルダー(アメリカ)との再戦を目指す元3団体王者、タイソン・フューリー(イギリス)の前哨戦の相手に抜擢された。25対1でフューリー有利と見られた試合だが、サウスポーのワリンは3回に左フックでフューリーの右目上を切り裂き、あわやTKO勝ちの大番狂わせかという見せ場をつくった。結果として明白な判定で敗れはしたものの存在感を示した試合でもあった。昨年8月、5回TKO勝ちを収めており、これが再起第2戦となる。23戦21勝(14KO)1敗1無効試合。
 ブリージールはアマチュア時代に全米選手権優勝のほか2012年ロンドン五輪に出場(スーパー・ヘビー級初戦敗退)した実績を持っている。プロ転向後の戦績は22戦20勝(18KO)2敗。敗北は当時のIBF王者、アンソニー・ジョシュア(イギリス)に7回TKO、WBC王者のワイルダーに1回KOで敗れたものだ。20の勝利のなかにはイズアゴベ・ウゴノー(ポーランド)とのダウン応酬の激闘を制したものや世界挑戦経験者のエリック・モリナ(アメリカ)を8回で棄権に追い込んだものなどがある。こちらはワイルダーに敗れてから1年9ヵ月ぶりの再起戦となる。
 身長197センチ、体重108キロのワリン、身長201センチ、体重118キロのブリージール。これぞヘビー級という体格の両者の対戦だけに初回から迫力ある戦いが期待される。馬力が持ち味のブリージールが正面から圧力をかけ、サウスポーのワリンが動きながら適度な距離を保って迎え撃つ展開が予想される。ブリージールの横殴りの右は要注意だが、フューリーの圧力にも屈しなかったワリンが巧みに操る可能性の方が高いとみる。スタミナもあるワリンが中盤から終盤に大きなチャンスをつかみそうだ。

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2009年4月以前に映倫審査を受けた作品で、PG-12指定(12歳未満は保護者同伴が望ましい)されたもの
劇場公開時、PG12指定(小学生以下は助言・指導が必要)されたもの
2009年4月以前に映倫審査を受けた作品で、R-15指定(15歳未満鑑賞不可)されたもの
R-15指定に相当する場面があると思われるもの
劇場公開時、R15+指定(15歳以上鑑賞可)されたもの
R15+指定に相当する場面があると思われるもの
1998年4月以前に映倫審査を受けた作品で、R指定(一般映画制限付き)とされたもの