モンスターとレジェンドがバンタム級を熱く語る!
井上尚弥×長谷川穂積×山中慎介 スペシャル企画

  • 2020/04/17

 今回のエキサイトマッチは、世界を震撼させる「モンスター」、WBAスーパー&IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(27=大橋)と、元世界3階級制覇王者の長谷川穂積、WBC世界バンタム級王座を12度防衛した山中慎介が登場するスペシャル・バージョン。長谷川、山中両氏の名勝負選のほか、2018年~19年にかけて開催された階級最強決定戦「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」における井上の3試合などを放送する。さらに井上との統一戦が予定されているWBO王者のジョンリエル・カシメロ(31=フィリピン)の戦力分析や、その先に井上との対戦が期待されるライバルたちも紹介する。(敬称略)

バンタム級でV10 35歳9ヵ月の最年長戴冠記録を持つ長谷川

 兵庫県西脇市出身の長谷川は19歳になる直前にプロデビュー。5戦目までに2敗したが、その後は快進撃を続け、03年5月には日本人キラーとして知られたジェシー・マカ(フィリピン)を破って東洋太平洋バンタム級王座を獲得した。05年4月、これまた日本人キラーとして長期政権を誇ったウィラポン・ナコンルアンプロモーション(タイ)を撃破し、24歳の若さでWBC世界バンタム級王座を奪取。V2戦となったウィラポンとの再戦で鮮やかな9回TKO勝ちを収めたあとは判定防衛が続いたが、6度目の防衛戦から5連続KO勝ちを収めた。しかも、決着ラウンドが2回、2回、1回、1回、4回と早く、倒すコツを身に着けた印象さえ与えたものだった。サウスポーの長谷川はパワーよりもスピードとスキルに長けたボクサーファイター型で、相手の呼吸を読んで繰り出す左ストレート、右フックのタイミングは絶妙だった。
 10度防衛という区切りのあと、WBO王者のフェルナンド・モンティエル(メキシコ)と拳を交えたが、3回まで試合を支配しながら4回TKOで敗れた。この試合は2010年の日本の年間最高試合に選ばれたほどで、緊張感溢れる名勝負として記憶されている。
 モンティエル戦から7ヵ月後、長谷川はWBC世界フェザー級挑戦者決定戦に臨み、25戦全勝(18KO)のファン・カルロス・ブルゴス(メキシコ)に判定勝ちを収めて飛び級での2階級制覇を果たした。初防衛戦で王座を失ったあとは目標を3階級制覇に移し、14年4月にはキコ・マルチネス(スペイン)の持つIBF世界スーパー・バンタム級王座に挑んだが、7回TKO負け。33歳だったこともあり引退が確実視されたが、1年後に戦線復帰。そして16年9月、ウーゴ・ルイス(メキシコ)の持つWBC世界スーパー・バンタム級王座に挑戦して9回終了TKO勝ち、日本人としては最年長の35歳9ヵ月で戴冠を果たした。この激闘から3ヵ月後、王者のまま引退した。
 16度の世界戦(13勝8KO3敗)を含む通算戦績は41戦36勝(16KO)5敗。

長谷川穂積 世界戦全戦績

2005年 4月 ウィラポン・ナコンルアンプロモーション
(WBC世界バンタム級タイトル獲得)
〇12回判定
2005年 9月 ヘラルド・マルチネス 〇7回TKO 防衛1
2006年 3月 ウィラポン・ナコンルアンプロモーション 〇9回TKO 防衛2
2006年11月 ヘナロ・ガルシア 〇12回判定 防衛3
2007年 5月 シンピウェ・ベチェカ 〇12回判定 防衛4
2008年 1月 シモーネ・マルドロット 〇12回判定 防衛5
2008年 6月 クリスチャン・ファッシオ 〇2回TKO 防衛6
2008年10月 アレハンドロ・バルデス 〇2回TKO 防衛7
2009年 3月 ブシ・マリンガ 〇1回TKO 防衛8
2009年 7月 ネストール・ロチャ 〇1回TKO 防衛9
2009年12月 アルバロ・ペレス 〇4回TKO 防衛10
2010年 4月 フェルナンド・モンティエル
(WBC世界バンタム級タイトル失う)
●4回TKO
2010年11月 ファン・カルロス・ブルゴス
(WBC世界フェザー級タイトル獲得)
〇12回判定
2011年11月 ジョニー・ゴンサレス
(WBC世界フェザー級タイトル失う)
●4回TKO
2014年 4月 キコ・マルチネス
(IBF世界スーパー・バンタム級タイトル挑戦)
●7回TKO
2016年 9月 ウーゴ・ルイス
(WBC世界スーパー・バンタム級タイトル獲得)
〇9回終了TKO

このうち番組ではウィラポンとの2試合やマリンガ戦、ロチャ戦、モンティエル戦、さらにラストファイトとなったルイス戦などを放送する予定だ。

26歳で覚醒 「神の左」を武器に12度の防衛を果たした山中

 山中は滋賀県湖南市の出身で、同じバンタム級の先輩チャンピオン、辰吉丈一郎(大阪帝拳)の試合に影響を受けてボクシングを始めた。南京都高校(現京都廣学館高校)時代から専修大学に進み、アマチュアで47戦34勝(10KO)13敗の戦績を残して06年1月に帝拳ジムからプロデビューした。高校時代にはインターハイ準優勝、国体で優勝もしたが、大学時代にはメジャーなタイトルとは縁がなかった。「このままでは後悔する」というのがプロ転向に踏み切った理由だったという。
 デビューから7戦目までにふたつの引き分けがあるようにルーキー時代は特別に目立つ存在ではなかったが、09年からKOを量産して注目を集め始める。10年6月に日本王座を獲得すると、4ヵ月後には世界ランカーのホセ・シルベリア(メキシコ)にも圧勝(9回終了TKO)。さらに、のちに世界王者になる岩佐亮佑(セレス)を10回TKOで下して勢いを増した。11年11月、ノニト・ドネア(フィリピン/アメリカ)が返上して空位になったWBC世界バンタム級王座をクリスチャン・エスキベル(メキシコ)と争い、11回TKO勝ちで戴冠を果たした。
 5ヵ月後の初防衛戦で世界的なビッグネーム、2階級制覇王者のビック・ダルチニャン(アルメニア/オーストラリア)を明白な判定で退けると、2度目の防衛戦では元世界王者のトマス・ロハス(メキシコ)を痛烈な7回KOで屠った。これを皮切りにV6戦まで5試合連続でKO(TKO)勝ちを収めるなどしたことで、「神の左」の異名が定着した。しかし、9度目の防衛戦では元王者のアンセルモ・モレノ(パナマ)の技巧に苦戦。また、リボリオ・ソリス(ベネズエラ)とのV10戦では2度のダウンを奪ったものの山中自身も2度のカウントを聞かされるなど不本意な試合が続いた。そんななかで迎えた16年9月のモレノとの再戦では計4度のダウンを奪って因縁対決にけりをつけた(7回TKO勝ち)。この試合は年間最高試合にも選出されている。
 このあと防衛テープを12まで伸ばした山中だが、17年8月にルイス・ネリ(メキシコ)に4回TKO負けを喫して王座を失い、7ヵ月後の再戦では体重オーバーのネリに2回TKO負け。この試合を最後に35歳で引退した。
 15度の世界戦(13勝9KO2敗)を含む通算戦績は31戦27勝(19KO)2敗2分。

山中慎介 世界戦全戦績

    
2011年11月 クリスチャン・エスキベル
(WBC世界バンタム級タイトル獲得)
〇11回TKO
2012年 4月 ビック・ダルチニャン 〇12回判定 防衛1
2012年11月 トマス・ロハス 〇7回KO 防衛2
2013年 4月 マルコム・ツニャカオ 〇12回TKO 防衛3
2013年 8月 ホセ・ニエベス 〇1回KO 防衛4
2013年11月 アルベルト・ゲバラ 〇9回KO 防衛5
2014年 4月 シュテファーヌ・ジャモエ 〇9回TKO 防衛6
2014年10月 スリヤン・ソールンビサイ 〇12回判定 防衛7
2015年 4月 ディエゴ・サンティリャン 〇7回KO 防衛8
2015年 9月 アンセルモ・モレノ 〇12回判定 防衛9
2016年 3月 リボリオ・ソリス 〇12回判定 防衛10
2016年 9月 アンセルモ・モレノ 〇7回TKO 防衛11
2017年 3月 カルロス・カールソン 〇7回TKO 防衛12
2017年 8月 ルイス・ネリ
(WBC世界バンタム級タイトル失う)
●4回TKO
2018年 3月 ルイス・ネリ
(WBC世界バンタム級タイトル挑戦)
●2回TKO

 番組では、初防衛戦となったダルチニャン戦、戦慄的なKO勝ちを収めたロハス戦、そしてモレノとの再戦などを放送する予定だ。

 このほか、いまや「モンスター」として世界的に知られるスター選手となったバンタム級のWBAスーパー王者、IBF王者の井上尚弥の「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」の3試合――ファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)戦、エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)戦、ノニト・ドネア(フィリピン/アメリカ)戦――も放送する。
 さらに、新型コロナウィルスの感染拡大を受けて延期になったものの井上の次戦の相手となる予定のWBO王者、ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)の戦力分析や、その先に井上との対戦が予想されるライバル――WBA王者のギジェルモ・リゴンドー(キューバ)、WBC王者のノルディーヌ・ウバーリ、再戦が期待されるドネア――らも紹介する。

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