「世界に羽ばたいた日本のレジェンドの試合をもう一度!」
元WBC世界スーパー・バンタム級王者 西岡利晃編

  • 2020/03/30

 文字どおり世界を舞台に活躍した日本のトップボクサーを紹介する企画。第1回は、「スピードキング」「モンスター・レフト」といったニックネームで知られる元WBC世界スーパー・バンタム級チャンピオンの西岡利晃が登場する。

 兵庫県加古川市生まれの西岡はアマチュアを経て18歳でJM加古川ジムからプロデビュー。初陣では1回KO勝ちを収めたものの、2戦目にはのちの東洋太平洋チャンピオンの中村正彦(角海老宝石)にショッキングな4回KO負けを喫してしまう。さらに同年の全日本新人王決定戦で6回判定負けを喫するなど十代のときに2度の敗北を経験。
 そんな挫折を乗り越え、1998年12月には日本バンタム級王座を獲得し、これを2度防衛後に初の世界挑戦にこぎ着けた。相手は辰吉丈一郎(大阪帝拳)を2度倒したウィラポン・ナコンルアンプロモーション(タイ)。このタイの英雄が大きな壁として西岡の前に立ち塞がることになる。
 初挑戦試合は12回判定で敗れ、帝拳ジムに移籍後の2001年9月の再戦は引き分けに終わった。7回には左構えから繰り出す得意の左で王者をぐらつかせるなど見せ場をつくったが、ジャッジのスコアは三者三様だった。これを受け即3度目の挑戦が決まったが、西岡はスパーリング中に左アキレス腱断裂という大ケガを負ってしまう。もちろん試合はキャンセルとなり、手術、リハビリという辛い日々を送ることに。1年3ヵ月後に戦線復帰を果たし、2003年10月にウィラポンに三たび挑んだが、今度も三者三様のドローという結果に終わった。5ヵ月後、またもウィラポンに挑戦したが、今度は明確なポイント差をつけられて敗れた。
 これを機に1階級上のスーパー・バンタム級に転向。日本だけでなくフランス(マルセイユ)、アメリカ(ラスベガス)でも試合をこなしながら西岡は5度目の世界挑戦の機会を待った。4年半後、激闘続きのイスラエル・バスケス(メキシコ)にWBCから休養命令が出たために暫定王座が設けられることになり、再び西岡に出場機械が巡ってきた。このラストチャンスともいえるナパーポン・ギャットティサックチョークチャイ(タイ)戦で大差の判定勝ちを収めた西岡は悲願のベルト奪取を成し遂げた。デビューから14年、天才と呼ばれた少年は32歳になっていた。
 ここから世界を舞台に西岡の快進撃が始まる。正王者に昇格後、初防衛戦でヘナロ・ガルシア(メキシコ)を12回TKOで退けると、V2戦では指名挑戦者のジョニー・ゴンサレス(メキシコ)とモンテレイ(メキシコ)で対戦。1万8000人からブーイングで迎えられた西岡だったが、初回のダウンを挽回して3回に左ストレート一閃。この一撃で元WBO世界バンタム級王者をキャンバスに沈めた。3度目の防衛戦では挑戦者のアゴを砕いて棄権に追い込み、V4戦では14戦全勝(5KO)の23歳、バルウェグ・バンゴヤン(フィリピン)を5回TKOで一蹴。さらに指名挑戦者のレンドール・ムンロー(イギリス)を圧倒的な12回判定で下し、V6戦では元南米王者のマウリシオ・ムニョス(アルゼンチン)を9回TKOで撃退した。7度目の防衛戦はラスベガスが舞台となった。ここで西岡は元2階級制覇王者のラファエル・マルケス(メキシコ)に12回判定勝ちを収め、日本人として初めてアメリカで世界王座防衛という快挙を成し遂げた。
 このあとWBCから「名誉王者」の称号を授かった西岡は、2012年10月にアメリカでノニト・ドネア(フィリピン/アメリカ)との大一番に臨んだが、9回TKOで敗れた。これがラストファイトとなった。
 1994年から2012年まで18年のキャリアで記した戦績は47戦39勝(24KO)5敗3分。そのうち13試合が世界戦(8勝5KO3敗2分)だった。
 引退後は兵庫県と大阪府で「西岡利晃フィットネスボクシングジム」を営むほか、WOWOW「エキサイトマッチ」の解説も務めている。

 番組では、そんな西岡の試合のなかからウィラポンとの第2戦、第3戦、ナパーポン戦、ゴンサレス戦(フルラウンド)、エルナンデス戦、ムンロー戦、マルケス戦(フルラウンド)、ドネア戦などを放送する。

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