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ニュース&コラム / NEWS & COLUMN

2016.07.12

【木村浩嗣コラム】ユーロ総括:カウンターが席捲し、ゴールは減り、そして大会はよりエキサイティングになった

【木村浩嗣コラム】ユーロ総括:カウンターが席捲し、ゴールは減り、そして大会はよりエキサイティングになった

ポルトガル対フランスのファイナルは今大会の傾向を反映するものだった。優勝がポルトガルだったこと、0-1というスコア、延長戦での決着、決勝ゴールを挙げたのが脇役だったこと……。ポルトガルがグループステージ3引き分けで3位抜け、準々決勝でもポーランドと引き分け(PK戦勝利)て、90分間の勝利は1試合だけ(準決勝ウェールズ戦2-0)で優勝したというのは前例のないことではないのか。


◆ポゼッションサッカーのトレンドは見直される

戦術的には、今回はボールを支配するチームではなく、ポルトガルやフランスのようなカウンターチームが席捲した大会だった。 決勝で顔を合わせたポルトガルとフランスのボール支配率は52%。4年前の王者スペインは60%、そのスペインと2度対戦したことで数字を下げた準優勝のイタリアは52%。そのイタリアが4年前のポゼッション志向を捨てて今回は伝統的なカウンターチームに回帰して、連覇中だった王者スペインを粉砕した試合(決勝トーナメント1回戦2-0)は、今大会の戦術的傾向を象徴するものだった。

ボール支配率ランキングを見ると、1位は63%のドイツ、2位は62%のスペイン、3位は59%のイングランド、4位は58%のスイス、5位は56%のウクライナで、準決勝に進出したドイツ以外は結果を残せていない。4年前カウンターチームだったイングランドはイタリアとは逆方向に舵を切って、今回はボールポゼッションチームに変身したものの、アイスランドに屈辱的な敗戦(決勝トーナメント1回戦1-2)を喫し大会を後にしている。そのアイスランドはボール支配率最下位の36%。北アイルランドは37%、アイルランドは45%、ウェールズは48%と実力下位と見られながら旋風を起こしたチームの数字はいずれも50%を下回った。

システムを見ると、3バックは4年前イタリアのみ。そのイタリアにしても4バックとの併用だったが、今回はイタリアに加えウェールズ、北アイルランドが3バックを採用した。3バックは5バックに容易に変化させられるから、これも今大会のカウンター志向、つまり守備重視の傾向を表すものだったと言える。 戦術は勝者の戦い方をコピーすることで広がっていく。この大会をきっかけに、ドイツ、スペインが世界王者となったことでポゼッションサッカー一辺倒となっていたトレンドが見直され、カウンターサッカーが再評価されることになるかもしれない。

Text by 木村浩嗣
Photo by Getty Images



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