スウェーデンの人気犯罪小説「ミレニアム」シリーズを、アメリカのハリウッドで映像化するプロジェクトの第2作『蜘蛛の巣を払う女』は2019年1月に日本公開され、あらためて大反響を獲得。こうして世界中で“北欧産サスペンスブーム”が引き続いて盛り上がっている中、スウェーデンの女性作家ヴィヴェカ・ステンの小説をドラマ化している人気ミステリーシリーズから、最新編となる第8弾＆第9弾を日本で初めて一挙放送する。
　バルト海に浮かぶストックホルム群島にあるリゾート地サンドハムン島。トーマス刑事と相棒ミアらが島で起きる難事件の数々に挑む本格ミステリーシリーズだが、そこで繰り広げられる濃密な人間関係を描きつつ、引き続いて謎めいた事件が次々と発生していくのが本格ミステリードラマファンにとっては大いに楽しめる見どころだ。これまでの各シーズンと同様、現地ロケを敢行したサンドハムン島の風光明媚な風景も大きな見ものだ。

＜ラインナップ＞
・北欧サスペンス「凍てつく楽園」〜霧の中の狂気〜　　　3月10日（日）午後0：00
円満な2人は幸せな家族になる、はずだった。突如浮かび上がる狂気によってすべてが崩れ去っていく。大人気北欧サスペンスシリーズの第8弾！
[ストーリー]
　高級中古車の輸入販売会社の経営者アンドレは、妻ミッナに以前から暴力を振るっていたが、ある日、同社の従業員ディノはアンドレによるDVを目撃して警察に通報。ミッナとその息子はDVシェルターで保護される。それが面白くないアンドレは妻子を捜そうとし、ミッナの実家にまで押し掛ける。一方、検察官ノラは脱税容疑でアンドレを追及していたが、その過程でアンドレがディノを殺したのではという疑惑が浮上し、殺人事件としての捜査が始まる。

・北欧サスペンス「凍てつく楽園」〜罪を運ぶ海岸線〜　　　3月10日（日）午後1：35
つかの間の休暇を楽しむサンドハムン島の人々。うごめく「違和感」は島民たちを少しずつむしばみ、事件の連鎖が始まっていく。大人気北欧サスペンス第9弾！
[ストーリー]
　トーマス刑事は酒の密輸を摘発すべく張り込みをするが、彼の相棒ミアが密輸犯たちに襲われ、意識を失う非常事態が発生。トーマスは、現場に残されていたウオツカを手掛かりに、怪しい会社“フェーストランズ社”を調べ始めるが、そんな中、“フェーストランズ社”の社長マリカは家族との間に複雑な問題を多数抱えていた。ある時、マリカの娘アグネスが何者かに誘拐され、犯人から身代金を要求される事態が起き……。