映画

オーメン(1976)

悪魔の子、ダミアン。その周囲で起きる惨劇の数々をショッキングに綴り、オカルト・ブームだった１９７６年に大ヒットした恐怖映画の秀作。アカデミー賞で作曲賞に輝いた。

1973年の「エクソシスト」に始まるオカルト・ホラー映画ブームの中、本作も大成功。“オーメン”とは不吉な前兆という意味。聖書の中の“ヨハネの黙示録”に登場するアルマゲドンをヒントに、10分に1回飛び出すショッキングな惨殺シーンが公開当時は評判に。続いてダミアンの成長を描く続編2本も作られ、3部作のシリーズに発展していった（TVムービーであるパート4も製作）。主演は「ローマの休日」の名優G・ペック。監督は後に「スーパーマン」「リーサル・ウェポン」などを手がける名手R・ドナー。