バイオグラフィー

オスカー・ピーターソン


オスカー・ピーターソンは1925年8月15日カナダのモントリオール生まれ。
6歳で始めたピアノはその天賦の才能と人一倍の努力により瞬く間に上達。
ラジオ・ショーなどに出演し、地元では10代半ばにしてピアノの名人と持て囃されます。
1949年、ヴァーブ・レコードの創設者ノーマン・グランツによりアメリカに招かれた後、レイ・ブラウンとのコンビでデビュー。52年からはギタリストを加えたピアノトリオで活躍。
59年には、リズム・セクションのギターをドラムに替え、エド・シグペンを迎えた新生トリオはピアニスト、オスカー・ピーターソンの存在を更に印象付けました。アルバム「The Trio」(1961年)や「プリーズ・リクエスト」(1964年)などの名盤を発表。「黄金のトリオ」と呼ばれ高い評価を受け、原曲を大切にするスイング感にあふれたアドリブは多くのファンに親しまれます。
1993年に脳梗塞で倒れたものの回復後再びピアノを弾き始め、21世紀まで活躍を続けた後、2007年12月23日、腎不全にてトロント郊外のミシサガ市(Mississauga)にある自宅で息を引き取りました。享年82歳でした。