バイオグラフィー

コールマン・ホーキンス


コールマン・ホーキンスは、1904年11月21日、アメリカのミズーリ州セント・ジョセフで生まれました。母から4歳でピアノの手ほどき受け、7歳でチェロを学び始めますが、9歳の時にサックスに転向。10代半ばから、プロのミュージシャンとして活動を始めます。
1923年から34年(19歳-30歳)まで、フレッチャー・ヘンダーソン楽団に在籍し、有能なプレイヤーとして成長。34年には楽団を離れ、更なる飛躍を求め単身ヨーロッパに渡りました。
1939年に帰国後、名曲、「身も心も」(Body and Soul)を録音。この曲で大衆にその名が知れ渡り、即興を取り混ぜた彼の演奏スタイルが、後に続くサックス・プレイヤーの模範と評されるようになりました。
その後も多くのサックス・プレイヤーに影響を与え続けます。
時代の流れがスイングからビバップに移ると、その流れに柔軟に対応し、セロニアス・モンク、ディジー・ガレスピー、マックス・ローチなどと共演。モダン・ジャズの促進を担いました。ソニー・ロリンズ、ジョン・コルトレーンなどは大いに影響を受けることとなります。
晩年は、アルコール中毒による健康の不安にも拘らず死の直前までプレイヤーとして活動を続けましたが、1969年5月19日、肺炎によりニューヨークでこの世を去りました。享年64でした。