WOWOW

PC版

「ベスト・キッド」来日記者会見

ウィル・スミス「ジャッキーはアイデアの宝庫」

Q. 今回、「ベスト・キッド」がリメイクされたいきさつを教えてください。
 
ウィル:「ベスト・キッド」は子どもの頃、大好きだった作品なんだ。真に素晴らしい物語というのは、時代を超えて継がれるべきで、今こそこの作品が伝えられるべき時だと思ったんだ。ジェイデンの世代はオリジナルを知らないから、この作品に込められたテーマをぜひ知ってほしかったんだよ。
 
ジェイダ:ジェイデンは3歳の頃から武術を勉強していたので、その磨いた技術を披露できる作品はないかと題材を探していたの。そんな時、ウィルが「ベスト・キッド」のリメイクを企画したのがきっかけになったわ。
 
Q. 小さい頃から空手を学んでいたそうですが、今回カンフーをやってみた感想は?
 
ジェイデン:カンフーは僕が想像していたよりずっと難しかったね。空手とは全く違うんだ。最初は正直大変だったけど、ジャッキーのスタントチームと楽しんでトレーニング出来たよ。
 
Q. 作品には、武術家でもあるジャッキーさんのこだわりも盛り込まれていますね。
 
ジャッキー:武術というのは、戦うだけでなく相手をリスペクトすることが大事なんです。そのテーマは最初から脚本にありました。「ジャケットを脱げ、ジャケットを着ろ」というシーンは僕が考え、「(顔を見て)集中しろ」というシーンはウィルが付け加えました。全員が力を合わせて、特別なものに仕上がったと思います。
 
ウィル:本当にジャッキーは素晴らしいアイデアの宝庫で、すべてのシーンについてしっかりとしたコンセプトがある。スタントは極力ジェイデン自身がやるべきだという意見をくれたし、彼がいたことによって作品がリアルなものに仕上がったと思う。

ジャッキー・チェン「僕もずいぶん年を取ったな」

Q. 師匠役をオファーされた時は、どんなお気持ちでしたか?
 
ジャッキー:脚本を読んだらとても良かったので、「誰が師匠役をやるの?」と聞いたら「君だよ」って言われて(笑)。僕もずいぶんと年を取ったもんだなって。でも実際に師匠役を演じてみると、すごく楽なことに気付いてね!(笑) それはジョークとして、今回はファンにいつもと違うジャッキーを見せることが出来て、本当にうれしいね。これまでは、「演技ができるファイター」だったけど、この映画では「戦える役者」になれたなって。演技者としてうれしい経験だったね。
 
Q. 師匠役のジャッキーはどんな人でしたか? お父さんとはどちらが共演しやすかったですか?
 
ジェイデン:トレーニングは大変だったし、最初はちょっと怖かったけど、共演出来てとても楽しかったよ。パパがプロデューサーとして現場にいてくれたのは、それはそれでクールだったけど、時々「宿題やったか?」とか言われるのはイヤだったかな。演技がしやすかったのは……、ジャッキーはアクションをとてもハードに教えるし、パパはパパでたくさんのことをやれと言うから、両方とも演技しづらかったよ(笑)。
 
Q. 逆にジャッキーの目から、「弟子」のジェイデンはいかがでしたか?
 
ジャッキー:ジェイデンとは最初から最後まで約1年間も一緒だったんだけど、彼のような才能のある人に会ったことがないって思ったね。撮影が終わってから彼に伝えたのは、ぜひトレーニングを続けてほしいということ。アメリカでもいいし、中国でもいい。もし中国で続けるなら僕が養子にしたいよ。もしくは僕がスミス家の養子になって、ジャッキー・スミスを名乗ってもいいね(笑)。

ジェイデン・スミス「キスシーンは、口を開けるなって」

Q. キスシーンはいかがでしたか?
 
ウィル:その日現場にいたのはジェイダだったから、責任持って見届けるのは彼女の役目だったんだ。何かアドバイスをあげたんだっけ?
 
ジェイデン:一つだけ。「キスシーンは、口を開けるな」ってアドバイスがあったよ。
 
ウィル:そのアドバイス、どこかで聞いたな……。そうだ、「7つの贈り物」で僕とロザリオ・ドーソンがキスする前にも、ジェイダから同じことを言われたんだよ。
 
ジェイデン:(恥ずかしそうに)パパ、本当に口を閉じた方がいいよ(笑)。
 
Q. ジャッキーから、スミス家はどんな家族に見えますか?
 
ジャッキー:僕からは言えないよ……(笑)。一見ウィルがリードしているように見えるけど、実はジェイダが実権を握っているんだ。今回はとにかくスミス家と一緒に仕事が出来てうれしかったね。たくさんのハリウッド作品に出演してきたけど、プロデューサーがこんなに現場に来てくれるのは初めての経験だったし、他のプロデューサーもこんな感じだったらいいなって思ったね。この作品が世界中で大ヒットしたのは、ジェイデンと僕が頑張ったというのもあるけど、プロデューサーの力が大きいと思うよ。(ウィルに向かって)パート2もよろしく!
 
Q. 続編の可能性はありますか?
 
ウィル:続編の話は実際にしているよ。ここまで成功していると(※全米では週末3日間で興行収入5,600万ドル(約50億4,000万円・1ドル90円計算)をあげ、見事に初登場第1位を獲得)、次はオリジナルと違ったものを生み出す難しさ、怖さもある。でも、オリジナルに敬意を払いつつ、新しいものを取り込んでアグレッシブにトライしていきたいね。だから、日本も含め世界のどこも舞台になる可能性はあると思うよ。
 
 
映画「ベスト・キッド」は8月14日より新宿ピカデリーほか全国公開
(8月7日、8日に先行上映、一部劇場を除く)