アクターズ・ショート・フィルム

アクターズ・ショート・フィルムとは?

『アクターズ・ショート・フィルム』とは、予算・撮影日数など同条件で5人の俳優たちが25分以内のショートフィルムを制作、世界から6,000本超のショートフィルムが集まる米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」(SSFF & ASIA)のグランプリ:ジョージ・ルーカス アワードを目指すというもの。
映画史上BESTにもあげられる『市民ケーン』は、俳優オーソン・ウェルズが25歳のときに監督・出演した作品である。以来、北野武、クリント・イーストウッドにいたるまで、俳優が名監督となる例は多い。今のここ日本でも、若手俳優らが監督に挑戦し、成果をあげはじめている。監督の意図を最もよく理解し表現できる俳優は、監督としての才能をも埋蔵した存在なのだ。

【ルール】 1.尺は25分以内 2.予算は全作共通 3.原作物はなし 4.監督本人が出演すること

今回の『アクターズ・ショート・フィルム3』の監督には、高良健吾、玉木宏、土屋太鳳、中川大志、野村萬斎の5人が参加、2023年放送・配信予定。

作品紹介

アクターズ・ショート・フィルム3

  • 高良健吾
    (C)中野敬久
    監督 高良健吾

    1987年生まれ34歳。2005年に俳優デビューし、第35回日本アカデミー賞新人俳優賞、第36回日本アカデミー賞優秀助演男優賞など数々の賞を受賞。映画監督、初挑戦となる。

    閉じる

    高良健吾

    アクターズ・ショート・フィルムの存在を知ってから、この企画で自分がもし監督をするとしたらどんなものを作るだろう。
    そう思いながら日々を過ごしていました。大袈裟ではなく本当にそう思って生きていました。

    オリジナル脚本であるというルール。
    このルールにとても惹かれました。
    日々脚本に向き合いながら、その作業は簡単なものではないけど、自分の中の新しい感覚が生まれたり、元々ある感覚の中からなにかを探したり。
    結局は、自分が今まで映画に対して向き合ってきた姿勢がこんなにも出てしまうものかと。ここまでさらけ出さないといけないのかと。恥ずかしい気持ちにもなります。

    ただ、このような機会を与えてくれた事には感謝しかありません。
    どんな事があろうとも、この機会は自分の人生の大きな出来事の一つになります。
    いろんな人に助けてもらいながら、憧れだけで終わらせることなく、自分のやりたいことを悔いなくやろうと思います。
    ワクワクしています。

    キャスト 中島歩/染谷将太
  • 玉木宏
    監督 玉木宏

    1980年生まれ42歳。2004年WOWOWドラマW『恋愛小説』でテレビドラマ初主演。以来、数多の映画やドラマで主演を務めるほか、カメラマン、ミュージックビデオの監督としても腕を磨く。映画監督、初挑戦となる。

    閉じる

    玉木宏

    私自身が、以前から興味深く注視していたショートフィルムいうカテゴリーで監督オファーをいただき嬉しく思います。
    現時点では、30分ほどの限られた時間の中で{何を}{どうやって}伝えるのか、これまでの俳優として演じる事とは違う形で、今の自分の心情を投影する場所になるのだろうと想像しています。

    頭の中の想像をゼロの状態から形にしていく作業は、とても楽しく、やり甲斐を感じています。
    同時に、いつも演じる際にはあまり見えていなかった、撮影に至るまでの下準備の大変さも感じ、日頃現場を整えて支えてくれている監督やスタッフに感謝しなければいけないと改めて思いました。

    この先の撮影と編集、自分の描きたい世界を、心強いスタッフ、キャストに協力していただき、楽しんで臨みたいと思います。

    キャスト 林遣都
  • 土屋太鳳
    監督 土屋太鳳

    1995年生まれ27歳。第41回日本アカデミー賞優秀主演女優賞受賞など女優として活躍する傍ら、大学の舞踊学専攻を卒業するなどダンサーの顔も持つ。映画監督、初挑戦となる。

    閉じる

    土屋太鳳

    お話をいただいた時は耳を疑いました。自分の人生において「監督」とか「脚本」という言葉は、川の対岸にあるような、見えるけど近いけど、遠い言葉だと思っていたからです。
    でも、遠いはずの「監督」や「脚本」について考え始めると、今まで表現したくても機会がなかったものが、自分の中に意外なほど蓄積していることが分かりました。
    もしこの機会に、その一部を少しでも表現していいのだとしたら…思い切って挑戦しようと思います。基礎を学んでキャリアを積んで、やっと辿り着くのが監督業だということは、痛いほど知っています。
    私が安易に挑戦していいものだとは思っていません。そして、いざ取り組むスタートに立ってみると、心の中に眠るものを言葉として目覚めさせることがこんなにも大変なことだったのか、ゼロから作品の世界を探っていくことがこんなにも難しいことだったのか、あらためて痛感しています。
    魂を込め、真摯に向き合いたいと思います。

    キャスト 土屋太鳳/有村架純
  • 中川大志
    監督 中川大志

    1998年生まれ24歳。2019年に日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。2020年テレビCM急上昇ランキング1位など人気若手俳優の筆頭株。映画監督、初挑戦となる。

    閉じる

    中川大志

    小学生の頃、初めて映画の現場に立った時の事を鮮明に覚えています。戦場のシーンでした。カメラは、今よりも、うんと大きく見えました。クレーンは高くそびえ立って、火薬の匂いが充満する草原を、沢山の大人達が、大きな声を出しながら走り回っていました。僕は一瞬で心を奪われてしまいました。
    あれからずっと、お客様に届く瞬間を想像しながら、制作費と時間と労力をかけてエンターテイメントを創り上げる時間が僕は大好きです。
    こんなにも贅沢な環境で監督に挑戦させてもらえる事に感謝します。
    俳優だからこそ見える景色を大切に、今しか撮れない瞬間を切り取りたいです。

    キャスト 井之脇海/板垣瑞生/林裕太
  • 野村萬斎
    監督 野村萬斎

    1966年生まれ56歳。狂言師・演出家。現代に生きる狂言師として、あらゆる活動を通し狂言の在り方を問う。日本アカデミー賞優秀主演男優賞を2度受賞するなど俳優としても活躍。映画監督、初挑戦となる。

    閉じる

    野村萬斎

    これまで、演出家として舞台芸術の演出は何本もしてきましたが、映像の演出は憧れだったのでオファーを嬉しく思い、ホイホイと受けてしまいました(笑)。
    台本作り、撮影方法など、作品ができていく過程が楽しく、演者ではなく作り手として参加することを嬉しく思います。
    狂言より舞台、舞台より映画と、より大勢の人たちが関わって作っていく醍醐味を、今、味わっています。
    作品としては、舞台でも長年温めてきたテーマを映像化することに挑戦しています。
    野村萬斎ならではの目線が現れれば、また一興かと。
    失敗を恐れず、遊び心満載で作って参ります。

    キャスト 窪田正孝

キャスト紹介

(上)中島歩、染谷将太、林遣都、土屋太鳳、有村架純
(下)井之脇海、板垣瑞生、林裕太、窪田正孝
※監督五十音に準ずる

5人の人気俳優がショートフィルムの監督に挑戦!第3弾『アクターズ・ショート・フィルム3』でも豪華かつ多彩なキャストが決定!
高良組は、映画『いとみち』『偶然と想像』で第35回高崎映画祭最優秀助演俳優賞を受賞した中島歩と、ヴェネチア国際映画祭で新人俳優賞を受賞続きを読む>>、来年1月に放送するNHK正月時代劇『いちげき』で主演を務める染谷将太という実力派の2人。玉木組は、テレビドラマ『世界は3で出来ている』で、主演かつ唯一の出演者として一人三役の一卵性三つ子役を演じ第58回ギャラクシー賞でテレビ部門大賞を受賞した林遣都。土屋組は、映画『花束みたいな恋をした』で、第45回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した人気女優の有村架純。なお土屋太鳳は監督だけではなく、有村と共に自らの作品で主演にも挑戦する。中川組は、テレビドラマ『クロサギ』にも出演中の注目俳優の井之脇海、『麒麟がくる』の森蘭丸役で、若手ながらNHK大河ドラマに2度目の出演を果たした板垣瑞生、映画『草の響き』『間借り屋の恋』に出演の林裕太など、若手俳優3人の共演が注目される。萬斎組は、NHK連続テレビ小説『エール』で主演を務め、将来有望な若手俳優に送られるエランドール賞新人賞を受賞した実力派俳優の窪田正孝。

関連番組

「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2021」
ジャパン部門ノミネート作品について

森山未來

6/21(月)に「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2021」のアワードセレモニーが開催され、 残念ながらWOWOW「アクターズ・ショート・フィルム」から出品した「in-side-out」は惜しくも受賞を逃しました。
応援頂いた皆様に改めて御礼申し上げます。第2弾「アクターズ・ショート・フィルム2」でも引き続き、ご支援のほど、宜しくお願い致します。

視聴者や映画関係者ら審査員による投票の結果、6/ 11(金)に開幕する 「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2021」のオフィシャルコンペティション supported by Sonyジャパン部門に森山未來監督作「in-side-out」のノミネートが決定いたしました。
最新の放送・配信情報はこちら>
森山監督からの喜びのコメントも到着!

閉じる

森山未來コメント

SSFF & ASIAのノミネート作品に選ばれた感想

個人的には、去年にも「Delivery Health (the escort)」という作品をSSFF & ASIAさんに選んでいただいたという経緯があり、これらの作品をより多くの観客の皆さんに観てもらえることが素直に嬉しいです。
2018年に撮影した「in-side-out」のパイロット版と併せて、これら2作品の立ち上げに関わってくれたみんなに、そしてもちろん、今作を完成に導いてくださったスタッフ、キャストのみなさんに心から感謝しています。

「in-side-out」の見どころ

映像作品を撮ってみないかと誘われた時に、身体と音楽と芝居の融合、つまりはミュージカルのようなものを撮ってみたいと考えました。
しかしそれは、集団で歌って踊るフラッシュモブのような典型的なミュージカルのイメージではなく、ある密室の中での最小人数によるモノローグやダイアローグから生まれる「言葉を飛躍した何かしらの衝動/表現」のようなものを切り取ってみたい、といったものでした。
「in-side-out」の中でも、何かしらの理由で引き籠もらざるを得なくなった男が、ワンルームの、彼だけの世界の中で妄想を爆発させます。
そんな中で生まれる、一人の存在による表現の自由とその限界を、一緒に見つめられればと思っています。

今後、監督として挑戦してみたいこと

監督としてだけではなく、パフォーマーとしてクリエイターとして、身体と音と言葉の関係性については、これからも遊び深めていきたいと考えています。
声をかけていただけるのであれば、また監督もやるかもしれません笑。

「アクターズ・ショート・フィルム」で他の監督や作品から刺激を受けたこと

今までショートフィルムというものをそこまで鑑賞してこなかったのですが、短いからこそ、作家の純度がより強く凝縮されるのだと改めて感じました。
自分も含めて、このような様々な形で映像世界に興味を持ってもらえることは素晴らしいことだと思います。

作品紹介

アクターズ・ ショート・ フィルム

  • 機械仕掛けの君

    アンドロイドが進化した近未来社会、AI技術者の照康(泉澤祐希)は不安を抱き、反体制運動に身を投じていた。照康の弟の鳳太は、ある日泰明に出会い友達になる。

    磯村勇斗
    監督 磯村勇斗

    1992年生まれ28歳。多彩な役柄で出演作が後を絶たない若手実力派俳優で、学生時代に自主映画を制作していたほどの映画好きである。

    閉じる

    磯村勇斗

    オファーを受けたときのお気持ち

    監督のお話を頂いた時、正直悩みました。監督を一度やってみたいという気持ちは元々ありましたが、即答でYESと言えるような簡単な仕事ではない。
    それに俳優業もあるのに務まるのか、と自問しましたが、それでもやはりこんな機会は滅多にないので挑戦させて頂きました。

    作品作りで印象に残っていること

    準備から現場まで通し改めて感じた事は、スタッフさんへの感謝です。自分のやりたい事、わがままを具現化して下さり、愛を持って向き合って下さいました。
    そして、お芝居では泉澤祐希君がこの作品に一本芯を通してくれ、子役含めキャスト達にも支えて頂きました。作品作りは誰一人欠けることなく皆で作っていくものだと強く感じました。

    主演 泉澤祐希
  • 夜明け

    下北沢の狭い部屋に独居する田中(森山直太朗)は、いつのころからか「正義」を追求してきた。アルバイトで食いつなぐうたかたの日々にありながら、人助けのために奔走する。

    柄本佑
    監督 柄本佑

    1986年生まれ33歳。俳優として様々な作品で唯一無二の存在感を放つ一方、学生時代から数々の自主制作映画を手掛けている。

    閉じる

    柄本佑

    WOWOWから監督のお話を頂いたとき若干悩みましたがやはり映画監督に憧れてこの世界に入りましたから残念ながら断る事ができませんでした、、、すみません、、、。さて、いざ何をやろうかなと考えてみて16歳の時に書いた短編映画のホンを思い出しました。18年越しの企画を実現させていただきました。撮影時はとにかくシンプルに自分の欲望と向き合っていたように思います。スタッフキャストの皆様大変お世話になりました。次は長編ですね。よろしくお願いします、、、っことで良いんですよね?

    主演 森山直太朗
  • そそがれ

    幼い頃に通った絵画教室、そこでオレ(吉村界人)を指導してくれた先生(神野三鈴)の繊細な筆遣いの感覚をいまも思い出すことができる。先生との秘密の共有と罪の意識。

    白石隼也
    監督 白石隼也

    1990年生まれ30歳。主演を務めた配信ドラマ『グッドモーニング・コール』 のスピンオフドラマで監督・脚本を務め、マルチな才能で活動の幅を広げる。

    閉じる

    白石隼也

    オファーを受けたときのお気持ち

    映画作りは信じられないほど大変だけど、信じられないほど楽しいものです。果たして自分に監督をする資格があるのかとても不安でしたが、恐れず挑戦してみることにしました。
    俳優が撮る映画ならば、俳優たちに生き生きと演じて貰える現場にしたいとまず思いました。

    作品作りで印象に残っていること

    自分で書いた脚本を、俳優陣が自由に軽やかに超えていく瞬間がとても印象的でした。
    主演の吉村界人さんと神野三鈴さんのラストシーンを撮り終えた直後、神野さんが不意に吉村さんを抱きしめるという一幕がありました。カットがかかった後も続く二人の世界をいつまでも観ていたかったです。

    主演 吉村界人/神野三鈴
  • GET SET GO

    ビルから飛び降りようとしていた慶(竜星涼)を引き止めた隼人(大東駿介)は、ロシアンルーレットの賭場へ彼を連れて行く。異様な世界で、慶と隼人がみたものは。

    津田健次郎
    監督 津田健次郎

    1971年生まれ49歳。声優・俳優・ナレーターと多方面で活躍し、昨年全国公開された映画『ドキュメンターテイメント AD-LIVE』では監督・脚本を務めた。

    閉じる

    津田健次郎

    オファーを受けたときのお気持ち

    以前より映画を撮りたいと思っていたのでとても嬉しかったです。しかも、贅沢な環境で映画を撮れる…最高だ…と。

    作品作りで印象に残っていること

    脚本執筆から撮影準備そして撮影本番、全てが大変でしたがとても楽しい時間でした。
    時間が無い中での撮影だったので、当初予定していたカメラワークやカット割の変更が発生したのですが、スタッフの皆様の頑張りで何とか乗り越える事が出来ました。時間に追われてシーンの変更に舵を切りかけた時、妥協を押し止められたのは大東さんと竜星さんの言葉でした。お二人の言葉に救われました。情熱に溢れたキャストさん、スタッフさんと映画を作る事が出来て幸せです。皆様本当にありがとうございました。

    主演 竜星涼/大東駿介
  • in-side-out

    どんな理由からか、部屋に引きこもっている男(永山瑛太)。他者との関わりを持たなくなった男の脳内では、外の世界への妄想や過剰な自意識が常に垂れ流され、次第に虚実が裏返っていく…。

    森山未來
    監督 森山未來

    1984年生まれ36歳。カテゴライズに縛られない表現者として国内外から高い評価を受け、初監督を務めた短編映画『Delivery Health』がショートショート フィルムフェスティバル & アジア2020でも特別上映された。

    閉じる

    森山未來

    2年程前に「監督をやらないか」と誘われ、撮りたいとも自分が撮れるとも思っていなかったにも関わらず、自分の好奇心が突っ走った。パイロット版を2作品作ってみたが、その企画自体がボツになり、作品は宙に浮いた。
    その内の1作品は幸運にも今年のショートショート フィルムフェスティバル&アジアで取り上げていただいたが、もう一つは編集の時点で挫折していて完成もできていなかった。が、またまた幸運にも今回WOWOWさんに声をかけていただき、こうしてリベンジをさせていただく運びと相なった。素晴らしいスタッフの皆さんと、そして芝居のみならず、独自の身体性と音楽性に惹かれていた永山瑛太さんとタイトなスケジュールの中でセッションできたのは非常に有意義な時間でした。楽しかった!

    主演 永山瑛太

関連番組

  • アクターズ・ショート・フィルム・ドキュメンタリー

    アクターズ・ショート・フィルム・ドキュメンタリー

    1年掛けて準備をし、2日間で撮影して、25分に纏める短編企画の集大成。磯村勇斗、柄本佑、白石隼也、津田健次郎、森山未來。5人の人気俳優が監督業に挑戦した記録。

「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2022」
ジャパン部門ノミネート作品について

アクターズ・ショート・フィルム2

6/20(月)に「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2022」(SSFF & ASIA 2022)のアワードセレモニーが開催され、惜しくもWOWOW『アクターズ・ショート・フィルム2』から出品した作品はグランプリの受賞を逃しましたが、千葉雄大監督作『あんた』で主演した伊藤沙莉さんが「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2022」のジャパン部門ベストアクターアワードを受賞しました。受賞作『あんた』を含む全5作品は、6/27(月)午前1:00からWOWOWプライムで再放送、WOWOWオンデマンドでは絶賛配信中。またSSFF & ASIA 2022 セレモニーの模様を追加した『アクターズ・ショート・フィルム2 ドキュメンタリー(特別版)』を6/27(月)午前0:00に放送します。

「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2022」(SSFF & ASIA 2022)のノミネーションが発表され、『アクターズ・ショート・フィルム2』 の全5作品、青柳翔監督作「いくえにも。」・玉城ティナ監督作「物語」・千葉雄大監督作「あんた」・永山瑛太監督作「ありがとう」・前田敦子監督作「理解される体力」がジャパン部門にノミネートされた。
今回も視聴者や映画評論家の投票が行われたが、SSFF & ASIAによる選考の結果、見事全5作品がノミネート。世界中から競合作品が集う中、ジャパン部門優秀賞を獲得し翌年の米国アカデミー賞短編実写映画部門へのノミネート候補となることが出来るのか。
なお、ジャパン部門優秀賞およびグランプリ:ジョージ・ルーカスアワードは6/20(月)に行われる映画祭アワードセレモニーにて発表される。ぜひ続報にご期待いただきたい。

「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2022」オフィシャルサイトはこちら>

作品紹介

  • 『いくえにも。』

    線路脇にポツンと設置された電話ボックス。そのかたわらを通り過ぎた修平(村上虹郎)は、とぼとぼと家に帰って行く。家には父と母、妹が待っていて、週に一度の家族団欒でテーブルを囲もうとしていた。そこに、隣に引っ越してきた奇妙な夫婦が挨拶に訪れる。犬を抱いた妻はリビングに上がり込み、一家団欒を掻き回すような言動をしはじめるのだが…。

    青柳翔
    監督 青柳翔

    1985年生まれ36歳。劇団EXILE。第22回日本映画批評家大賞で新人男優賞を受賞し、以後数々のドラマ、映画に出演。自身初の監督業に挑む。

    閉じる

    青柳翔

    映画を愛し、作品づくりの苦しみを乗り越えた一握りの経験豊富な人が出来るものだと思っていたので、オファーを受けた時は、僕がやって良いのか?と、正直、ひるみました。

    前作(第一弾)の全作品を見終わった後、皆さんの作品が素晴らしかったので、自信がなくなりました。

    でも、ありがたい事に、とても優秀で経験豊富な人達が周りにいるので、その方々に助けて頂きながら、作品を一から作る苦しみや楽しみを味わっております。意固地にならず、人の意見をちゃんと聞き、良い作品を作っていきたいと思っております。

    必ず最高の作品を作る為にベストを尽くします。

    主演 村上虹郎
  • 『物語』

    高層ビルに囲まれた都会の雑踏をひとり音楽を聴きながら歩いている少女(琉花)が、向かった先は、なにもない真っ白な部屋。その部屋には、ものいわぬ美少年(奥平大兼)が、ひとりベッドに横たわっている。そのベッドのかたわらで、少女は少年に向かって自分の装わない気持ちを問わず語りに語り出す。二人のスリリングな関係の行方は…。

    玉城ティナ
    監督 玉城ティナ

    1997年生まれ23歳。『Diner ダイナー』『惡の華』で第44回報知映画賞の新人賞を受賞。『群像』『小説新潮』でコラムを寄稿するなど執筆活動にも定評がある。

    閉じる

    玉城ティナ

    自分で物語の指揮を取るのは早すぎる気もしましたが、このままではいつまで経っても今だ、という時期は来ない、とも思ったので有り難く引き受ける事にしました。
    この時の私はこういう風に感じていたのだな、と未来の自分が見てクスリと笑えるような作品になれたら、嬉しいです。
    とにかくのびのび気楽に出来たら一番だと思っています。前回の監督達の作品、メイキングに映る表情を観て、そういう気持ちが大事なんじゃないかと思いました。宜しくお願いします。

    主演 琉花/奥平大兼
  • 『あんた』

    「あたしはいつでもあんたの味方だからね」筆を走らせるスナックの雇われママの男が思いを馳せるのは、キャンプを楽しむ女(伊藤沙莉)と男(千葉雄大)。恋人でもなく、友人というには軽すぎ、でも家族にはなれない。近くにいるのに遠く感じる。ひとりでも平気だと思っていたはずなのに込み上げる寂しさ。一生続くはずだった関係は、男の一言によって徐々に歪が生まれていき…2人の先にあるものとはー。

    千葉雄大
    監督 千葉雄大

    1989年生まれ32歳。『殿、利息でござる!』で第40回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞。学生時代は作り手を目指しており、今回が念願の監督デビュー。

    閉じる

    千葉雄大

    文章を書くことは昔から好きで、少し前から脚本を書くことに興味を持ち始めたのですが、いざやるとなると大違い。自分とにらめっこの日々です。
    好きという気持ちを忘れてしまいそうにもなりますが、たのしいです。
    前回監督されたみなさんの作品それぞれに違った彩りを感じられたので、自由にやっていいんだと背中を押されました。今まで出会った監督からしていただいてうれしかったことをまねっこしつつ、ぼくも自分なりに彩っていけたらと思います。でも、その自由っていうのが意外と鬼門で、ないものねだりですね。
    みてくださった方に少しでもお土産をお渡しできますよう務めます。

    主演 伊藤沙莉/千葉雄大
  • 『ありがとう』

    家族と離れ、死に場所を求めてひとり彷徨うおとこ(役所広司)。癒してくれるはずのマッサージ嬢からも逃げ出し、路上で盗んだ車で奥深い山へとはいっていく。車を乗り捨て、さらに森の奥へ歩み入るおとこは、そこで奇妙な若者に出会う。

    永山瑛太
    監督 永山瑛太

    1982年生まれ38歳。日本アカデミー賞、エランドール賞、ブルーリボン賞など数々の映画賞を受賞。自主映画の制作はあるが、本格的な映画は同作が初監督作品となる。

    閉じる

    永山瑛太

    前回のアクターズ・ショート・フィルム、森山未來監督作品で出演させて頂き、その後、プロデューサーから、撮りたいですか?とお声掛け頂き、嬉しさのあまり直ぐにやります!と、構想を練り始めました。

    テーマは、生きる、です。

    勿論、一筋縄ではいかない事は承知していますが、結果よりプロセス、現場で楽しむ事を大切にして立ち向かっていきたいと思います。

    主演 役所広司
  • 『理解される体力』

    小さな喫茶店の店中に響き渡る大声で泣くキエ(柳英里紗)と、やさしくそれを受け止めるユミ(三浦貴大)。キエは貪るように巨大なパフェをたべ、貪るように涙を流して子どもみたいに大声で泣いている。どうやら旦那に浮気されたらしいキエは、とどまることのない怒りと涙と食欲の激流に押し流されている。喫茶店の店長は、キエが大声で泣いているその理由を想像してキエにつたえるのだが…。

    前田敦子
    監督 前田敦子

    1991年生まれ30歳。AKB48でデビューし、卒業後はTAMA映画賞の最優秀女優賞を受賞するなど女優として活躍。「AERA」で映画エッセイを連載するなど映画識者として知られる。

    閉じる

    前田敦子

    映画の世界が私は大好きです。
    私がまさか監督を、、びっくりしました。
    ですが新しい入り口に手招きしていただけてワクワクせずにはいられませんでした。
    そこから私が撮るならこの人たちと一緒にやってみたいと頭にパッと浮かんできました。
    その夢が全て叶ってしまい。。準備は着々と進んでいます。
    これは撮影を楽しみにせずにはいられません。
    初めてのことだらけで手探りですが、皆さんに教えていただきながら、
    やれることは精一杯やります。
    何よりも楽しい現場にしたいです。
    今回参加される皆さんが同じタイミングでどんな世界を作品にするのかそれもものすごく楽しみにしています。

    主演 柳英里紗/三浦貴大

キャスト紹介

(上)村上虹郎、琉花、奥平大兼、伊藤沙莉
(下)千葉雄大、役所広司、柳英里紗、三浦貴大
※監督五十音に準ずる

WOWOWが開局30周年を記念して行ったプロジェクト『アクターズ・ショート・フィルム』。多くの反響を受けて実施が決定した第2弾『アクターズ・ショート・フィルム2』でも、各作品の主演に実力派の豪華キャストが集結!
青柳組の主演には、近年では『ソワレ』『銃』で主演を飾り、続きを読む>>『燃えよ剣』『孤狼の血 LEVEL2』など数多くの話題作で抜群の存在感を放つ若手実力派俳優の村上虹郎。青柳とは親しい友人で「今際の国のアリス」でも共演している。玉城組W主演には人気モデルとして活躍する一方、マルチな才能でフォトグラファーとしても活動。今回が本格的女優業初挑戦となる琉花と、『MOTHER マザー』で鮮烈な俳優デビューを果たし、第44回日本アカデミー賞ほか主要な国内映画賞の新人賞を多数受賞した最注目の若手俳優・奥平大兼が決定。これからが期待されるフレッシュな才能を玉城自らオファーしW主演で起用した。千葉組主演には、圧倒的な演技力で映画・ドラマともに出演作が相次ぎ幅広い役柄で多彩な顔を魅せる女優・伊藤沙莉。千葉とは「いいね!光源氏くん」で共演した経験がある。なお、千葉雄大は監督だけでなく伊藤とともに自らの作品で主演にも挑戦する。永山組主演には『孤狼の血』で3度目の日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞するなど、日本を代表する名俳優・役所広司。永山は役所の初監督作『ガマの油』で役所の息子役として出演しており、その時の恩返しという形でオファーが実現した。前田組には、『ローリング』や『チチを撮りに』でヒロインを務めるなど女優として活躍する傍ら、自身でも短編映画を監督するほどの映画通でもある柳英里紗。そして、演技派俳優としての評価を確立し、多岐に渡る役柄で出演作が後を絶たない三浦貴大。
多様なバックグラウンドを持つ彼らが、どのような役柄を演じ、どのような演技を見せてくれるのか、目が離せない!

関連番組

  • アクターズ・ショート・フィルム2 ドキュメンタリー

    アクターズ・ショート・フィルム2 ドキュメンタリー

    アクターズ・ショート・フィルム2の1年間の記録。青柳翔、玉城ティナ、千葉雄大、永山瑛太、前田敦子が、俳優から監督になるまでの軌跡を追ったドキュメンタリー。

  • 完全密着!俳優が監督になる瞬間 アクターズ・ショート・フィルム2を紐解く

    アクターズ・ショート・フィルム2の完全攻略番組。5人の人気俳優が短編映画の監督に挑戦した記録と、各作品の見どころを紐解く!

  • ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 短編映画傑作選 2

    ショートショートフィルムフェスティバル&アジアが厳選する傑作短編映画10作品。映画を発見する喜びがここにある。

イベントのお知らせ

  • 「アクターズ・ショート・フィルム3」完成報告会

    イベントの模様をWOWOWの映画公式Twitterアカウントで生配信!
    2/7(火)午後6:30~(予定)
    映画公式Twitterはこちら>

    ※募集は終了いたしました。
    たくさんのご応募ありがとうございました。

    ■応募要項■
    日付:2023/2/7(火)
    時間:午後5:45開場/午後6:30開演/午後7:30終了(予定)
    会場:都内某所(当選された方にのみご連絡します。)
    人数:90名様(※ペアでのご応募も可能です。)
    ※新型コロナウイルス感染症対策を実施しての開催となります。詳しくは注意事項をご確認ください。
    ※新型コロナウイルスの感染状況により、イベントを中止、または延期させていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。

    ■登壇者■
    高良健吾、玉木宏、土屋太鳳、中川大志、野村萬斎
    ※登壇者は予告なく変更になる可能性がございます。

    応募は終了しました

  • 特別上映&監督登壇イベント

    各作品ごとに劇場での上映&監督登壇(トークショー ※リモート登壇も含む)が行なわれるスペシャルなイベント!

    【特別上映&監督登壇イベント概要】

    ■「CRANK -クランク-」高良健吾監督回
    2/18(土)
    11:00頃の回 ユナイテッド・シネマ豊洲(東京)
    12:35頃の回 センチュリーシネマ(愛知)
    13:20頃の回 出町座(京都)
    14:00頃の回 第七藝術劇場(大阪)
    14:40頃の回 シネマ・ジャック&ベティ(神奈川)

    ■「COUNT 100」玉木宏監督
    2/18(土)
    15:40頃の回 第七藝術劇場(大阪)
    16:20頃の回 出町座(京都)
    16:55頃の回 センチュリーシネマ(愛知)
    17:40頃の回 シネマ・ジャック&ベティ(神奈川)
    18:40頃の回 ユナイテッド・シネマ豊洲(東京)

    ■「Prelude ~プレリュード~」土屋太鳳監督回
    2/19(日)
    11:00頃の回 ユナイテッド・シネマ豊洲(東京)
    12:35頃の回 センチュリーシネマ(愛知)
    13:20頃の回 出町座(京都)
    14:00頃の回 第七藝術劇場(大阪)
    14:40頃の回 シネマ・ジャック&ベティ(神奈川)

    ■「虎の洞窟」野村萬斎監督回
    2/19(日)
    15:40頃の回 第七藝術劇場(大阪)
    16:20頃の回 出町座(京都)
    16:55頃の回 センチュリーシネマ(愛知)
    17:40頃の回 シネマ・ジャック&ベティ(神奈川)
    18:40頃の回 ユナイテッド・シネマ豊洲(東京)

    ■「いつまで」中川大志監督回
    2/23(木・祝)
    16:00頃の回 出町座(京都)
    16:50頃の回 第七藝術劇場(大阪)
    17:30頃の回 シネマ・ジャック&ベティ(神奈川)
    18:10頃の回 センチュリーシネマ(愛知)
    18:50頃の回 ユナイテッド・シネマ豊洲(東京)

    ※上映開始時刻は変更になる場合があります。
    ※高良健吾監督、玉木宏監督、土屋太鳳監督、野村萬斎監督は、ユナイテッド・シネマ豊洲(東京)のみリアル登壇、
    中川大志監督は、出町座(京都)のみリアル登壇となります。

    上映劇場:
    ユナイテッド・シネマ豊洲(東京) 公式HP>
    (2/4(土)13時より販売開始予定)

    シネマ・ジャック&ベティ(神奈川) 公式HP>
    (各イベントの上映3日前より販売開始予定)

    センチュリーシネマ(名古屋) 公式HP>
    (2/6(月)12時より販売開始予定)

    出町座(京都) 公式HP>
    (各イベントの上映7日前より販売開始予定)

    第七藝術劇場(大阪) 公式HP>
    (各イベントの上映7日前より販売開始予定)

    ※ユナイテッド・シネマ豊洲での上映におけるチケットは2/4(土)13時よりローチケにて販売>
    他劇場に関しては各劇場公式HPにて詳細ご確認ください

閉じる

My番組登録とは?

My番組登録で見逃し防止!

見たい番組、気になる番組をあらかじめ登録。
放送時間前のリマインドメールで番組をうっかり見逃すことがありません。

利用するには?

WEBアカウントをご登録のうえ、ログインしてご利用ください。

WEBアカウントをお持ちでない方
WEBアカウントを登録する
WEBアカウントをお持ちの方
ログインする
閉じる

番組で使用されているアイコンについて

初回放送
新番組
最終回
生放送
アップコンバートではない4K番組
4K-HDR番組
二カ国語版放送
吹替版放送
字幕版放送
字幕放送
ノンスクランブル(無料放送)
  
5.1chサラウンド放送
5.1chサラウンド放送(副音声含む)
オンデマンドでの同時配信
オンデマンドでの同時配信対象外
2009年4月以前に映倫審査を受けた作品で、PG-12指定(12歳未満は保護者同伴が望ましい)されたもの
劇場公開時、PG12指定(小学生以下は助言・指導が必要)されたもの
2009年4月以前に映倫審査を受けた作品で、R-15指定(15歳未満鑑賞不可)されたもの
R-15指定に相当する場面があると思われるもの
劇場公開時、R15+指定(15歳以上鑑賞可)されたもの
R15+指定に相当する場面があると思われるもの
1998年4月以前に映倫審査を受けた作品で、R指定(一般映画制限付き)とされたもの
閉じる

この番組には、一部「無料トライアル対象外」配信があります。

無料トライアル対象外の配信を見る方法はこちら >

閉じる

この番組には、一部「放送視聴登録者限定」配信があります。

「放送視聴登録」は、テレビや録画機のB-CASカード/ACAS番号の登録が必要です。

放送視聴登録者限定の配信を見る方法はこちら >

配信中の番組を今すぐ見よう!

WEB会員登録(無料)してログインすると視聴できます。

\簡単入力/ご登録はこちら