アクターズ・ショート・フィルムとは?
『アクターズ・ショート・フィルム』とは、予算・撮影日数など同条件で5人の俳優たちが25分以内のショートフィルムを制作、世界から6,000本超のショートフィルムが集まる米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」(SSFF & ASIA)のグランプリ:ジョージ・ルーカス アワードを目指すというもの。
映画史上BESTにもあげられる『市民ケーン』は、俳優オーソン・ウェルズが25歳のときに監督・出演した作品である。以来、北野武、クリント・イーストウッドにいたるまで、俳優が名監督となる例は多い。今のここ日本でも、若手俳優らが監督に挑戦し、成果をあげはじめている。監督の意図を最もよく理解し表現できる俳優は、監督としての才能をも埋蔵した存在なのだ。
【ルール】 1.尺は25分以内 2.予算は全作共通 3.原作物はなし 4.監督本人が出演すること
今回の『アクターズ・ショート・フィルム3』の監督には、高良健吾、玉木宏、土屋太鳳、中川大志、野村萬斎の5人が参加、2023年放送・配信予定。
作品紹介
アクターズ・ショート・フィルム3
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(C)中野敬久監督 高良健吾
1987年生まれ34歳。2005年に俳優デビューし、第35回日本アカデミー賞新人俳優賞、第36回日本アカデミー賞優秀助演男優賞など数々の賞を受賞。映画監督、初挑戦となる。
コメントはこちら閉じる高良健吾
アクターズ・ショート・フィルムの存在を知ってから、この企画で自分がもし監督をするとしたらどんなものを作るだろう。
そう思いながら日々を過ごしていました。大袈裟ではなく本当にそう思って生きていました。
オリジナル脚本であるというルール。
このルールにとても惹かれました。
日々脚本に向き合いながら、その作業は簡単なものではないけど、自分の中の新しい感覚が生まれたり、元々ある感覚の中からなにかを探したり。
結局は、自分が今まで映画に対して向き合ってきた姿勢がこんなにも出てしまうものかと。ここまでさらけ出さないといけないのかと。恥ずかしい気持ちにもなります。
ただ、このような機会を与えてくれた事には感謝しかありません。
どんな事があろうとも、この機会は自分の人生の大きな出来事の一つになります。
いろんな人に助けてもらいながら、憧れだけで終わらせることなく、自分のやりたいことを悔いなくやろうと思います。
ワクワクしています。キャスト 中島歩/染谷将太 -
監督 玉木宏
1980年生まれ42歳。2004年WOWOWドラマW『恋愛小説』でテレビドラマ初主演。以来、数多の映画やドラマで主演を務めるほか、カメラマン、ミュージックビデオの監督としても腕を磨く。映画監督、初挑戦となる。
閉じる玉木宏
私自身が、以前から興味深く注視していたショートフィルムいうカテゴリーで監督オファーをいただき嬉しく思います。
現時点では、30分ほどの限られた時間の中で{何を}{どうやって}伝えるのか、これまでの俳優として演じる事とは違う形で、今の自分の心情を投影する場所になるのだろうと想像しています。
頭の中の想像をゼロの状態から形にしていく作業は、とても楽しく、やり甲斐を感じています。
同時に、いつも演じる際にはあまり見えていなかった、撮影に至るまでの下準備の大変さも感じ、日頃現場を整えて支えてくれている監督やスタッフに感謝しなければいけないと改めて思いました。
この先の撮影と編集、自分の描きたい世界を、心強いスタッフ、キャストに協力していただき、楽しんで臨みたいと思います。キャスト 林遣都 -
監督 土屋太鳳
1995年生まれ27歳。第41回日本アカデミー賞優秀主演女優賞受賞など女優として活躍する傍ら、大学の舞踊学専攻を卒業するなどダンサーの顔も持つ。映画監督、初挑戦となる。
閉じる土屋太鳳
お話をいただいた時は耳を疑いました。自分の人生において「監督」とか「脚本」という言葉は、川の対岸にあるような、見えるけど近いけど、遠い言葉だと思っていたからです。
でも、遠いはずの「監督」や「脚本」について考え始めると、今まで表現したくても機会がなかったものが、自分の中に意外なほど蓄積していることが分かりました。
もしこの機会に、その一部を少しでも表現していいのだとしたら…思い切って挑戦しようと思います。基礎を学んでキャリアを積んで、やっと辿り着くのが監督業だということは、痛いほど知っています。
私が安易に挑戦していいものだとは思っていません。そして、いざ取り組むスタートに立ってみると、心の中に眠るものを言葉として目覚めさせることがこんなにも大変なことだったのか、ゼロから作品の世界を探っていくことがこんなにも難しいことだったのか、あらためて痛感しています。
魂を込め、真摯に向き合いたいと思います。キャスト 土屋太鳳/有村架純 -
監督 中川大志
1998年生まれ24歳。2019年に日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。2020年テレビCM急上昇ランキング1位など人気若手俳優の筆頭株。映画監督、初挑戦となる。
閉じる中川大志
小学生の頃、初めて映画の現場に立った時の事を鮮明に覚えています。戦場のシーンでした。カメラは、今よりも、うんと大きく見えました。クレーンは高くそびえ立って、火薬の匂いが充満する草原を、沢山の大人達が、大きな声を出しながら走り回っていました。僕は一瞬で心を奪われてしまいました。
あれからずっと、お客様に届く瞬間を想像しながら、制作費と時間と労力をかけてエンターテイメントを創り上げる時間が僕は大好きです。
こんなにも贅沢な環境で監督に挑戦させてもらえる事に感謝します。
俳優だからこそ見える景色を大切に、今しか撮れない瞬間を切り取りたいです。キャスト 井之脇海/板垣瑞生/林裕太 -
監督 野村萬斎
1966年生まれ56歳。狂言師・演出家。現代に生きる狂言師として、あらゆる活動を通し狂言の在り方を問う。日本アカデミー賞優秀主演男優賞を2度受賞するなど俳優としても活躍。映画監督、初挑戦となる。
閉じる野村萬斎
これまで、演出家として舞台芸術の演出は何本もしてきましたが、映像の演出は憧れだったのでオファーを嬉しく思い、ホイホイと受けてしまいました(笑)。
台本作り、撮影方法など、作品ができていく過程が楽しく、演者ではなく作り手として参加することを嬉しく思います。
狂言より舞台、舞台より映画と、より大勢の人たちが関わって作っていく醍醐味を、今、味わっています。
作品としては、舞台でも長年温めてきたテーマを映像化することに挑戦しています。
野村萬斎ならではの目線が現れれば、また一興かと。
失敗を恐れず、遊び心満載で作って参ります。キャスト 窪田正孝
キャスト紹介

(上)中島歩、染谷将太、林遣都、土屋太鳳、有村架純
(下)井之脇海、板垣瑞生、林裕太、窪田正孝
※監督五十音に準ずる
5人の人気俳優がショートフィルムの監督に挑戦!第3弾『アクターズ・ショート・フィルム3』でも豪華かつ多彩なキャストが決定!
高良組は、映画『いとみち』『偶然と想像』で第35回高崎映画祭最優秀助演俳優賞を受賞した中島歩と、ヴェネチア国際映画祭で新人俳優賞を受賞…続きを読む>>
イベントのお知らせ
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「アクターズ・ショート・フィルム3」完成報告会
イベントの模様をWOWOWの映画公式Twitterアカウントで生配信!
2/7(火)午後6:30~(予定)
映画公式Twitterはこちら>
※募集は終了いたしました。
たくさんのご応募ありがとうございました。
■応募要項■
日付:2023/2/7(火)
時間:午後5:45開場/午後6:30開演/午後7:30終了(予定)
会場:都内某所(当選された方にのみご連絡します。)
人数:90名様(※ペアでのご応募も可能です。)
※新型コロナウイルス感染症対策を実施しての開催となります。詳しくは注意事項をご確認ください。
※新型コロナウイルスの感染状況により、イベントを中止、または延期させていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
■登壇者■
高良健吾、玉木宏、土屋太鳳、中川大志、野村萬斎
※登壇者は予告なく変更になる可能性がございます。
応募は終了しました -
特別上映&監督登壇イベント
各作品ごとに劇場での上映&監督登壇(トークショー ※リモート登壇も含む)が行なわれるスペシャルなイベント!
【特別上映&監督登壇イベント概要】
■「CRANK -クランク-」高良健吾監督回
2/18(土)
11:00頃の回 ユナイテッド・シネマ豊洲(東京)
12:35頃の回 センチュリーシネマ(愛知)
13:20頃の回 出町座(京都)
14:00頃の回 第七藝術劇場(大阪)
14:40頃の回 シネマ・ジャック&ベティ(神奈川)
■「COUNT 100」玉木宏監督
2/18(土)
15:40頃の回 第七藝術劇場(大阪)
16:20頃の回 出町座(京都)
16:55頃の回 センチュリーシネマ(愛知)
17:40頃の回 シネマ・ジャック&ベティ(神奈川)
18:40頃の回 ユナイテッド・シネマ豊洲(東京)
■「Prelude ~プレリュード~」土屋太鳳監督回
2/19(日)
11:00頃の回 ユナイテッド・シネマ豊洲(東京)
12:35頃の回 センチュリーシネマ(愛知)
13:20頃の回 出町座(京都)
14:00頃の回 第七藝術劇場(大阪)
14:40頃の回 シネマ・ジャック&ベティ(神奈川)
■「虎の洞窟」野村萬斎監督回
2/19(日)
15:40頃の回 第七藝術劇場(大阪)
16:20頃の回 出町座(京都)
16:55頃の回 センチュリーシネマ(愛知)
17:40頃の回 シネマ・ジャック&ベティ(神奈川)
18:40頃の回 ユナイテッド・シネマ豊洲(東京)
■「いつまで」中川大志監督回
2/23(木・祝)
16:00頃の回 出町座(京都)
16:50頃の回 第七藝術劇場(大阪)
17:30頃の回 シネマ・ジャック&ベティ(神奈川)
18:10頃の回 センチュリーシネマ(愛知)
18:50頃の回 ユナイテッド・シネマ豊洲(東京)
※上映開始時刻は変更になる場合があります。
※高良健吾監督、玉木宏監督、土屋太鳳監督、野村萬斎監督は、ユナイテッド・シネマ豊洲(東京)のみリアル登壇、
中川大志監督は、出町座(京都)のみリアル登壇となります。
上映劇場:
ユナイテッド・シネマ豊洲(東京) 公式HP>
(2/4(土)13時より販売開始予定)
シネマ・ジャック&ベティ(神奈川) 公式HP>
(各イベントの上映3日前より販売開始予定)
センチュリーシネマ(名古屋) 公式HP>
(2/6(月)12時より販売開始予定)
出町座(京都) 公式HP>
(各イベントの上映7日前より販売開始予定)
第七藝術劇場(大阪) 公式HP>
(各イベントの上映7日前より販売開始予定)
※ユナイテッド・シネマ豊洲での上映におけるチケットは2/4(土)13時よりローチケにて販売>
他劇場に関しては各劇場公式HPにて詳細ご確認ください