INTRODUCTION

ただ、その歩みは決して平坦な道程ではなかった。 日本活動をスタートさせた当時、彼らを知る者は多くはなかった。ライブハウスからスタートし、一歩一歩、着実に日本に根を生やしていった。 分裂による活動休止を経て、2011年1月彼らは再び2人で“東方神起”としてステージへ舞い戻った。東方神起を守り抜くという固い決意を胸に秘め、数々の偉業を達成していった。 彼らの姿はいつも何かと戦っているようだった。

2015年、アーティストとして躍進を続けるなか、彼らはまた、兵役による2年間の“活動休止期間”へ。 2017年、活動再開の喜びと不安のなか、再始動を果たした彼らが目にしたのは、2年の空白を埋め尽くす、溢れ出すような“RED OCEAN”(※)だった。 その後も、海外アーティスト最多やセールス1位など数々の記録を樹立。ただ、記録では表せない、自分自身と向き合いファンのために進みつづける真摯な姿が東方神起の“IDENTITY”となり、ファンのつくる“RED OCEAN”となっていった。

そして、2026年4月25日、4月26日、彼らは3度目の日産スタジアムのステージに立つ。
そう、彼らはまだ進みつづける。 一歩一歩踏みしめ乗り越え辿り着いた20周年。その進みつづける姿と、その中にある変わらない真を2011年『TONE』から2025年『ZONE』の新たに編集されたドキュメンタリーとLIVEパフォーマンス映像で紡ぐ。
大スクリーンと最高の音響環境で、東方神起の“IDENTITY”を体感できる作品となっている。

(※)東方神起ファンのペンライトによって作り出される空間の呼称