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WOWOW開局25周年記念

原作|山崎豊子 連続ドラマW 沈まぬ太陽

全20話 第1部・第1〜8話/第2部・第9〜20話
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スペシャル

タンザニアの水たまりに
顔を突っ込み、現地人もビックリ!?

第1部終了後だから言える撮影秘話も飛び出した、
第9話先行試写会&トークショーが開催されました。

<右から、水谷俊之監督、上川隆也、青木泰憲(WOWOW)>

7月10日より第2部(第9~20話)に突入したドラマ『沈まぬ太陽』。その先行試写会が7月7日、東京都千代田区の大手町サンケイプラザで行われました。試写会ではまず第1部(第1~8話)のダイジェスト版が上映された後、恩地元役の上川隆也さん、監督の水谷俊之さん、本作を手掛けた青木泰憲プロデューサーが登壇し、3人によるトークショーを開催。冒頭で上川さんは「僕らのトークは試写のオマケです」と謙遜しながらも、それぞれの立場から、第1部の思い出や第2部の見どころについてたっぷりと語ってくれた。

5作目ならではの信頼感と安心感。
上川さんは「完璧」な俳優

青木プロデューサーと水谷監督が上川さんを主演に迎えた作品は、『震度0』(‘07年)、『ルパンの消息』(’08年)、『マークスの山』(‘10年)、『レディ・ジョーカー』(’13年)の4作品あり、『沈まぬ太陽』が5作品目。それだけに『現場にはいつもの通り、安心して臨むことができました』と振り返る上川さん。

トークショーの写真

また青木プロデューサーは「心強いお二人がいたからこそ、全20話というWOWOWにとっても初めてのチャレンジができました」と述懐。さらに、俳優としての上川さんの魅力を問われた水谷監督は「どんな役柄でも完璧に、”巧み”に演じ切るという印象です」と語り、青木プロデューサーも「恩地元という男は誠実で正義感の強い男ではありますが、そのために家族をないがしろにする部分も。でも上川さんが演じると、誠実さや正義感が強調されて、多くの視聴者の共感を得られる主人公になるのではないかと感じました。実際、ご本人が持っている実直さが、恩地にもとてもよく出ていると思う」と絶賛。製作陣から絶大な信頼を寄せられていることを改めて伺えるトークとなりました。

上川さんは恩地そのもの!?
恩地元の演じ方とは?

トークショーの写真

上川さんは主人公の恩地元を演じるにあたり「演じる際は、その人物ならではのクセや喋り方などを見つけ、それをベースに役柄と向かっていくことが多いんですが、恩地元だけは、一切何もしないでいいと感じたんです。ですから正直に言えば、恩地を演じたという認識があまりないんですよ(笑)。上手く言えないのですが、撮影が終わった今でも、恩地のままここに立っている気がするくらいです」と語ると、水谷監督も同じことを感じていたようで、「今回はいつもと違ったと思います。 上川さんではなく恩地としてそこに存在していました。だから撮影中はずっと、上川さんのことを”恩地さん”と呼んでいましたね」と振り返ると、「そういえば、確かにそうでしたね」と笑顔を見せる上川さん。逆に上川さんも水谷監督に対して感じるところがあったらしく「いつも現場を盛り上げてくれる方なのですが、今回はとても淡々としていて、客観に徹していたと思います」と他作品との違いを指摘。主演、監督それぞれで、これまでの作品とは少し取り組み方が異なる部分も明らかになりました。

アフリカロケでは
ヒヤヒヤドキドキの体験も

ドバイやタンザニアといった、海外ロケの思い出について話が及ぶと、上川さんからとっておきの撮影秘話が飛び出しました。「第8話で、恩地が酔っぱらって道の水たまりに顔から突っ込むシーンがあるんですが、あのシーンの撮影はドキドキしました。顔を突っ込む水たまりの穴がけっこう深くて、それもタンザニアの土と生水で出来ているんですよ。海外ロケに出発する前に、5種類のワクチンを打ち、現地の生水は決して口にしないで下さいとキツく言われていたので、内心ドキドキで。でも本番では思い切ってやったんです。

トークショーの写真

そしたらなぜか現地スタッフが大喜びして、拍手までしてくれて……」と裏話を披露。すると水谷監督が笑いながら「あいつ、よくやるなあっていう感じの拍手でしたね」と内情を暴露。さらに上川さんの役者魂はこれだけではないようで、「上川さんはこちらの不意な要求にも必ず応えてくれるんです。例えばイランのカフェのシーンでは、その場の私の思いつきで”お茶を2つ”というペルシア語のセリフをお願いしたら、すぐに覚えて言ってもらったりしました。そういう上川さんの現場の対応の積み重ねのおかげで、臨場感のあるドラマになったと思いますね」と、監督ならではの本作へのこだわりも覗かせました。

第2部は、魑魅魍魎が跋扈(ばっこ)する妖怪大戦争?

話はいよいよこれから始まる第2部へ。上川さんは、第2部に入って恩地としての振る舞いが変わる部分は特にないとしながらも「これまでの鬱屈した海外生活ではなく、ようやく自分から能動的に動ける環境を手に入れましたから」と、演じる上での心境の変化があったことを吐露。現在は撮影を終え、第2部の編集作業中という水谷監督は「一気に登場人物が増え、まるで魑魅魍魎が跋扈(ばっこ)する妖怪大戦争のようです」と、第2部から参加する豪華俳優陣を妖怪に例え、観客の笑いを誘いました。さらに上川さんは「腕のいい料理人ほど、難しい食材をさらりと料理にしてみせる。原作は難しい素材ですが、監督を始めとする製作陣の並々ならぬ努力と工夫で、ここまでお見せできていると感じます」と製作陣の努力をねぎらうと、最期に青木プロデューサーが「観終わったあとには、自分の仕事や家庭、ひいては人生を振り返るきっかけになる作品だと思います。全20話と長いのですが、ぜひ最期までおつきあいいただけると嬉しいです」と語り、盛況のトークショーを締めくくりました。

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