前川洋一脚本×鈴木浩介監督で、“冤罪”の闇に迫る社会派ヒューマンドラマ。
「空飛ぶタイヤ」「下町ロケット」の脚本家・前川洋一と監督・鈴木浩介のタッグが、新たに挑んだテーマは“冤罪”。DNA鑑定技術などの進歩で、過去の判決が覆るケースが発生している昨今。冤罪がもたらす悲劇を、当事者、遺族、警察、裁判所、弁護士、報道関係者など、さまざまな立場から浮き彫りにしています。冤罪の本質的な罪深さに迫った本作は、足利事件の記憶も新しい時期ということでも意義深く、大きな反響を呼びました。
ストーリー
人生を狂わせる“冤罪”。そのとき、警察は、裁判所は、家族は…。
幼児殺害事件の犯人として服役していた、篠塚(國村隼)の無実が判明。ジャーナリスト・加山(仲村トオル)は当時、確信を持って篠塚が犯人だという記事を書いていた。弁護士の石原(黒木瞳)は警察のずさんな捜査を非難、失われた12年の苦しみを訴える。無実の人を刑務所へ送り込んだ刑事・浅田(陣内孝則)、世論をあおった加山、今さらの真実に複雑な思いを抱く篠塚と被害者の家族。それぞれが今、“冤罪”という事実に向き合い始める。