池井戸 潤の直木賞受賞作を、「空飛ぶタイヤ」のスタッフがドラマ化した社会派作品。
本作は、ロケットエンジンの特許技術をめぐる中小企業と大企業の戦いを描く、新時代の社会派ヒューマンドラマです。好評を博した「空飛ぶタイヤ」に続く池井戸作品を、同じスタッフが映像化。しかも直木賞受賞から1ヶ月足らずと、非常にタイムリーなオンエアも話題となりました。日本が誇る"小さな工場の世界的な技術"を軸に、志高く誠実に宇宙への夢を紡ぐ人々を、三上博史、渡部篤郎、寺島しのぶら実力派たちが演じています。
ストーリー
ものづくりの矜恃とは。最先端特許をめぐる町工場と大企業の戦い!
かつて宇宙ロケットを開発していた佃(三上博史)は、今は小さな町工場を経営している。ある日、容赦ない法廷戦略で町工場を叩き潰しているナカシマ精機に、特許侵害で訴えられ、工場が危機に陥る。一方、大企業・帝国重工は純国産ロケットの打ち上げプロジェクトを発表。が、総力をあげて開発したエンジン部品の技術は、既につくだ製作所が特許登録していた。責任者の財前(渡部篤郎)は、佃に特許を20億円で譲ってほしいと申し出る。