光市母子殺害事件を追った著書をもとに描く本格派ヒューマンストーリー。
このドラマは、1999年に起きた光市母子殺害事件を追った記者、門田隆将氏の著書をもとに、フィクションで作られた感動の物語です。監督は巨匠、石橋冠。司法の矛盾に敢然と挑んだ被害者遺族とジャーナリスト、彼らの毅然とした生き方や人生をも変える真の友情を力強く描き、社会に一石を投じる"人間讃歌"ともいうべきドラマに仕上げています。また、ドラマW初の前後編 2夜連続スペシャルとして放送され、好評を博しました。
ストーリー
犯罪被害者の家族と孤独なジャーナリストが、司法の矛盾に挑む。
1999年夏。週刊誌記者・北川慎一(江口洋介)は、18歳の少年に最愛の妻子を惨殺された青年・町田道彦(眞島秀和)と出会う。深い哀しみの中、幾度となく司法の厚い壁に跳ね返されながらも、被害者遺族の無念、悲しみを訴える活動を続ける町田。北川は家族を失ったこの青年から、自分が失っていた人間の本質を教わっていく。事件発生から9年、青年が成し遂げた大きな成果とは。そして、絶望の闘いの果てにある揺るぎない感動とは。