トマス・H・クックの傑作ミステリーを、日本映画界の実力派と豪華キャストが映像化。
原作は、アメリカミステリー界の第一人者であるトマス・H・クックの小説。2001年度ベスト・ミステリー第5位の話題作を、「半落ち」で日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した佐々部清監督と、「愛を乞うひと」で同賞最優秀脚本賞を受賞した鄭義信という強力タッグで映像化しました。鈴木京香、吉岡秀隆、香川照之、鶴田真由、池内博之ら豪華な俳優陣が、悲しみに満ちたミステリーと、狂おしいほどの愛を描き出します。
ストーリー
謎の女と、二人の兄弟の出会いから、すべてが狂い始めていく…。
とある小さな港町。家業の魚の加工工場で働く控えめで素直な弟・耕介(吉岡秀隆)と、いい加減だが陽気な兄・洋介(香川照之)。対照的な兄弟の前に謎めいた美女・早紀(鈴木京香)が現れ、工場で働きだす。洋介は運命の女と思い込んで愛し、妻子持ちの耕介も心ひかれていく。そんな中、洋介が殺され早紀は姿を消す。早紀を追って東京に来た耕介は、彼女の驚くべき過去を知ることになる…。