「人が人を裁くこと」の意味を問いかける、衝撃のリーガルサスペンス。
「死刑」に基準は存在するのか。この難しい問いに真っ向から取り組んだ社会派ドラマです。死刑制度に反対する弁護士は、身内を殺されても主張を変えないのか?親友の妻殺害の容疑者を、弁護することはできるのか? 我が子を殺された親は、死刑を逃れた加害者をどう思うのか? 人を裁くことの難しさと苦悩を、実力派俳優陣が巧演。裁判員制度や死刑制度が論じられる機会が多い現在だからこそ、心に響く作品となりました。
ストーリー
弁護士、検事、刑事、被害者、加害者、それぞれの死刑基準とは?
司法試験に合格しながら大学法学部の講師となった水戸裕介(山本耕史)、死刑廃止論者の弁護士・大伴浩二郎(小澤征悦)、検事の永瀬麻梨子(戸田菜穂)。3人は共に司法を学び、それぞれ死刑に対する考えを持っていた。ある日大伴の妻が殺害され、彼に恨みを持つ鯖江申三(柏原崇)が逮捕される。大伴は今までの主張を覆し、鯖江の死刑を求める。このことをきっかけに水戸は弁護士に転身。しかし最初に弁護することになったのは鯖江だった。