映画

呪怨　白い老女

「呪怨」誕生１０周年を記念し、生みの親である清水崇監督が原案・監修を務めた２連作の１本。南明奈扮するヒロインを軸に、呪いの家に関わった者たちがたどる運命を描く。

Jホラーの金字塔「呪怨」シリーズの誕生から10周年を記念して作られた2連作の一つ。生みの親である清水監督はここでは原案と監修に回り、「怪談新耳袋」シリーズの三宅隆太が監督を務めた。「呪怨」シリーズの象徴ともいえる怨霊・伽椰子が登場しないスピンオフ的な作品だが、“呪いの家”というシリーズの原点に立ち返った恐怖が繰り広げられる。連作のもう一方「～黒い少女」とだけでなく、三宅監督による「怪談新耳袋　劇場版」中の一篇「姿見」ともリンクしており、すべてを併せて見るとより恐怖が味わえる。