映画

ロストパラダイス・イン・トーキョー

「孤狼の血」「ひとよ」など、いまや日本映画界屈指の鬼才として活躍する白石和彌監督の記念すべき長編デビュー作。社会の底辺で懸命に生きる男女３人の姿を心優しく描く。

ブラック企業で働く青年・幹生と、知的障害者である兄の実生、そして秋葉原で地下アイドルとして活動する一方、デリヘル嬢としても働くマリン。社会の底辺で懸命に生きるそんな男女3人が織り成す、不思議な人間模様と奇妙な同居生活の気になる行方を、これが待望の長編デビュー作となる白石監督が心優しい視線で愛おしく見つめ、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2009でSKIPシティ・アワードを受賞。白石監督がその後大きく躍進する弾みとなった。不思議なキャラのヒロインを、個性派女優の内田慈が好演。