映画

エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に

大学入学を目前にした新入生が、新たに出会った先輩や同輩たちとばか騒ぎに興じて青春の門をくぐり抜けるさまを、Ｒ・リンクレイター監督が愉快に綴った痛快青春群像喜劇。

「ビフォア」3部作や「6才のボクが、大人になるまで。」など、人生の断面を巧みに切り取って映画として描く話術には定評のあるリンクレイター監督が、本作では自らの実体験をもとに新たな青春映画に挑戦。1980年、野球推薦で州立大学に進学することになった主人公が、寮生活をともにする野球部の先輩・同輩たちと、酒にマリフアナ、ナンパにディスコ等々、ばか騒ぎを繰り広げ、青春を存分に謳歌するさまを、時代を彩る名曲やファッションを全編にちりばめながらユーモラスに描き、会心の痛快作に仕上がった。