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ある過去の行方

ある過去の行方
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イランの注目の俊英A・ファルハディ監督がパリを舞台に息詰まる人間ドラマを構築し、「アーティスト」のB・ベジョが第66回カンヌ国際映画祭で女優賞に輝いた群像劇。

前作の「別離」が第84回アカデミー外国語映画賞、第61回ベルリン国際映画祭金熊(作品)賞ほか、数々の賞に輝き、一躍脚光を浴びたファルハディ監督。本作では彼が初の海外資本を得て、パリを舞台に、より複雑精緻な人間ドラマを構築。失敗に終わった前の結婚に正式に終止符を打ち、新しい恋人やその連れ子と新たな家庭生活を築こうと望む妻。しかし、夫婦や恋人、親子の間でそれぞれの思いや願いがすれ違い、事態が膠着状態に陥るさまをスリル満点に描き出し、最後まで目の離せない濃密な群像劇に仕上がった。

ある過去の行方

イランの注目の俊英A・ファルハディ監督がパリを舞台に息詰まる人間ドラマを構築し、「アーティスト」のB・ベジョが第66回カンヌ国際映画祭で女優賞に輝いた群像劇。

4年前に別居したフランス人の妻マリー=アンヌと正式な離婚手続きをするため、テヘランからパリの彼女の元へやって来たイラン人男性のアーマド。彼は、マリー=アンヌが既に新しい恋人のサミールやその連れ子と一緒に暮らしていることを知る。一方、彼らの交際に反対するマリー=アンヌの長女リュシーは、実はサミールにも妻がいて、彼女が自殺未遂の上、現在昏睡状態に陥っているという衝撃的事実をアーマドに告げるのだった…。

作品データ

  • 原題/Le Pass?
  • 制作年/2013
  • 制作国/フランス/イタリア/イラン
  • 内容時間(字幕版)/131分
  • ジャンル/ドラマ

受賞歴

  • 第66回(2013)カンヌ国際映画祭女優賞「ベレニス・ベジョ」
  • 第66回(2013)カンヌ国際映画祭エキュメニカル審査員賞

出演

役名 役者名
マリー=アンヌ ベレニス・ベジョ
サミール タハール・ラヒム
アーマド アリ・モッサファ
リュシー ポリーヌ・ビュルレ
ナイーマ サブリナ・ウアザニ

スタッフ

  • 監督
    アスガー・ファルハディ
  • 製作
    アレクサンドル・マレ=ギィ
  • 脚本
    アスガー・ファルハディ
  • 脚本
    マスメ・ラヒジ
  • 撮影
    マームード・カラリ
  • 音楽
    エフゲニー・ガルペリン
  • 音楽
    ユーリ・ガルペリン

ユーザーレビュー

現在、4件のレビューが登録されています。

  • 今後の行方

    • ★★★★★
    • newmorning
    • 2015/05/29 00:06

    主要3人の交差する思惑や感情を、ペンキ、タバコ、1階と2階を往復させられる少年、排水口修理のバトンタッチ、複雑な関係性を直接語らず画で伝える演出がニクイ。映画的 続きを読む

  • 流された一筋の涙が

    • ★★★★☆
    • hero come on
    • 2015/05/25 14:32

    …息苦しくなるほどに胸に迫って来た『別離』のアスガー・ファルハディ監督作品なので、愉しみに観る。
      …あらすじは、解説以上のややこしい内容なので省略する。
    続きを読む

  • 明かされない真実

    • ★★★★★
    • よいこままちゃん
    • 2015/05/14 07:20

    真実を見ることが出来なくなった者たちの苦悩の絡み合いが見事に表現できている映画!十字架を背負うかもしれない行動・・・想像力は人生に重要なポイントだということなの 続きを読む

  • 言葉よりも雄弁なもの

    • ★★★★☆
    • ウォルシュ
    • 2015/05/12 23:16

    ラストシーンで女性が流す“ひとすじの涙”。(ネタバレになるので、敢えて‘女性’とします)   この作品を語るのに、どんなに雄弁な言葉も必要ありません。なぜなら、 続きを読む

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