映画

眠狂四郎　円月斬り

市川雷蔵がはまり役の主人公、眠狂四郎役を演じた柴田錬三郎原作の時代劇シリーズ第３作。“女も頂く、命ももらう！　愛を知らず、情けを知らず、冴えて冷酷、円月殺法！”

この第3作、徳川第11代将軍家斉の婚外子としてわがまま放題に生まれ育った若侍が、仇役として登場。刀剣が大好きで、罪科もない庶民を相手に刀の試し斬りをする、残忍で某弱無人な性格の彼が、眠狂四郎自慢の名刀“無想正宗”に下手に目を付けたことから、必殺の円月殺法が繰り出されることに。監督を担当したのは、大映のローテーションを担う職人監督のひとりで、その後も本シリーズの第6作、第11作を手掛ける安田公義。共演は浜田ゆう子、成田純一郎など。