WOWOW ライフ with シネマ

今月のオススメ作品

WOWOW映画担当者イチオシ!

「羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来」「ブレッドウィナー」
「エセルとアーネスト ふたりの物語」「FUNAN フナン」

特集:世界の秀作アニメーション

  • 「羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来」

  • 「トゥルーノース」

  • 「FUNAN フナン」

  • 「ブレッドウィナー」

  • 「エセルとアーネスト ふたりの物語」

  • 「詩季織々」

  • 「ジュゼップ 戦場の画家」

WOWOW 映画部
陸正妍

WOWOW映画担当者の特集に込めた想い​


◆優しい思い入れが感じられる羅小黒戦記の世界​

公開後に日本語吹替版が追加で制作され、異例のロングランを果たした「羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来」。

無駄なくまとめられた線、ほっこりとしたキャラクターデザイン。また、驚くほど滑らかなアクションシーンなど、2Dアニメへ強いこだわりを持つ、制作チームの根性が窺えます。

気持ちが浄化されるような、不思議な力を持つこの作品には、クスッとなる小ネタが隅々まで詰め込まれています。

個人的には、何回も“おかわり”した友人に誘われて観に行った結果、自分も一回では物足りなくなり、別の友人を巻き込んでもう一回観に行きました。その友人もまた、さらに他の人を誘い…こうやって口コミで、どんどん広がっていったのだと思います。


◆リアルの投影であるアニメ

その他、アフガンの残酷な現実を幻想的な表現と共に訴える「ブレッドウィナー」。イギリスの小さな家庭の歴史を絵本タッチで述べる「エセルとアーネスト ふたりの物語」など、世界の秀作アニメを合わせて特集。

アニメでしかできない表現、アニメで描くことの意義を、ぜひ味わっていただきたいです。

クリエイターの想いを知る!

バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~

バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~

出演:田口トモロヲ/松重豊/光石研/遠藤憲一
監督:松居大悟

  • 1月22日(土) よる10時30分

    WOWOWシネマ

制作側の難しさ。松居大悟監督誕生の経緯。
WOWOW「マンスリー・シネマセッション」監督&プロデューサー対談

映画作品に携わったクリエイターが製作秘話を語る、WOWOWオンデマンド配信番組「マンスリー・シネマセッション」。
1月のゲストは、「バイプレイヤーズ 〜もしも100人の名脇役が映画を作ったら〜」の松居大悟監督、浅野敦也プロデューサー、濱谷晃一プロデューサー。豪華“脇役”キャストが100名集結した、前代未聞のエンターテイメント作品の裏側を語ります。


◆それぞれが本人役を演じる作品。制作側の難しさとは

松居:作品内では、それぞれが本人役を演じていますが、「本人のことをよく知っているわけではない僕たちが持っているイメージの本人役」という、その塩梅が難しかったですね。

濱谷:大杉さんが、セリフで役所広司さんのことを「役所くん」と呼んでいる場面があって、「いや、俺プライベートで“くん付け”で呼んだことないよ。歳は上だけど」と仰っていた。確かにプライベートの関係値は、僕らでは分からないですよね。

松居:それぞれがどう名前を呼び合っているのか分からなかったので、そこは現場で変えていきました。

濱谷:ご本人が「こんなこと言わないよ」と言った時に「いや、言いますよね?」とは言いづらいですよね(笑)

松居:「ああ、そうですか…」となりますね(笑)


◆松居監督誕生の経緯

松居:初めて浅野さんから、監督にと声をかけていただいたとき、もっとベテランの方でも良いのかなと思ったのですが、どうして僕を選んだのですか?

浅野:主要キャスト6人は、重鎮系の監督でしっかりした作品を作ると想定していたと思うんです。でも、それだと新しいものが生まれない感じがして。松居監督は相当苦しかったと思うんだけど、新しい監督でそこからチームを作る方が作品的にも化学反応が起こると考えました。

松居:家や会議室での準備も大事ですけど、現場であの瞬間にグルーヴ感で生まれるものは、大事に撮った方がいいなと今回学びました。

浅野:全員腕のあるメンバーだから、決まりきったことをやらずに個々で自分の好きなようにする空気があると、さらに面白くなるのを実際の現場で感じましたね。

他にもキャスティングの選定基準や映画化のタイミングなど、ここでしか聞けないエピソードの数々が満載。「バイプレイヤーズ 〜もしも100人の名脇役が映画を作ったら〜」トークセッション全編は、WOWOWオンデマンドでご覧ください。
※1/22(土)公開

>WOWOWオンデマンドはこちら

みんなで見よう!​

グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告

出演:ロバート・デ・ニーロ/オークス・フェグリー/クリストファー・ウォーケン
監督:ティム・ヒル

  • 1月28日(金) よる9時

    WOWOWシネマ

◆「みんなでみよう!」が相応しい家族劇

「みんなでみよう!」という誘い言葉が、こんなに相応しい作品もありません。三世代の家族劇で、題名にある通りおじいちゃんから子どもまで楽しめるのですから。

『グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告』は、親子で暮らす家へおじいちゃんがやって来ることで物語が始まります。狭い家に新しい家族が増える……当然、軋轢が起きます。

そこで割を食うのはたいてい孫。
「お年寄りは大切にしないといけない」とか「我慢しなさい」なんて言われて自分の部屋を譲る羽目になるわけですが、面白くない。「おじいちゃんより先にいたのは自分」という孫なりの理屈がるのです。

やがて、孫ピーター対おじいちゃんエドの間で“戦争”が勃発。2人の間で板挟みになるのが、ピーターの母でエドの娘であるサリー――以上が三世代を巻き込んだ物語の構図。“戦争”は大袈裟でも、似たようなことは高齢化が進む日本で日常的に起こっています。アメリカでもあるんですね。


◆三世代で楽しめる豪華キャスト

もう一つ、三世代が楽しめる理由が豪華なキャストです。
ロバート・デ・ニーロ演じるエドの“戦争”に、クリストファー・ウォーケン演じるジェリーが“戦友”として加わるのは、オールドファンには感涙もの。

2人の共演はあのアカデミー賞受賞作品『ディア・ハンター』以来。『ゴッドファーザー PARTⅡ』や『グッドフェローズ』でのギャングのイメージが強く、目が笑ったまま銃を抜きそうだったデ・ニーロと、どこか冷たくニヒルで、『デッドゾーン』や『トゥルー・ロマンス』の独白では場を凍らせる力があったウォーケン。そんな怖かった2人が今は丸くなって、一筋縄ではいかない頑固でやんちゃなおじいちゃんを楽しそうに演じています。

もう少し若い層にはユマ・サーマン。『キル・ビル』シリーズや『ガタカ』、『ギター弾きの恋』などで見た、強くてちょっとお高くとまった役とは100%異なる、父と息子の子供っぽい“戦争”に翻弄される、“家庭を支える大人”を好演しています。

さあ、孫からおじいちゃんまで、テレビの前に座りましょう!

オンデマンド限定作品をみよう!

映画「前科者」公開記念!有村架純特集
「前科者 -新米保護司・阿川佳代-」「有村架純の撮休」
「連続ドラマW 海に降る」「連続ドラマW そして、生きる」

映画「前科者」公開記念!
有村架純特集​

  • 「連続ドラマW 海に降る」

  • 「有村架純の撮休」

  • 「前科者 -新米保護司・阿川佳代-」

  • 「連続ドラマW そして、生きる」

  • 「リトル・マエストラ」

  • 「花束みたいな恋をした」

◆『[放送と配信で楽しむ]映画「前科者」公開記念!有村架純特集』

女優には「転機」というものがあります。映画『前科者』は、有村架純にとって転機となる要素がそろっています。

彼女は『前科者』の公開後に29歳になります。 これまで、高校生とか大学生とか「時期」に縛られる役が多かった彼女。今特集の『リトル・マエストラ』も『花束みたいな恋をした』もそうですね。

若さや新鮮さは人間の大きな魅力ですが、一過性のものです。年相応や分相応が求められたという意味では、「制限」でもありました。それらの時期的な縛りや制限が外され、本当に自由に役を演じられる年齢に有村架純はなろうとしています。 いや、もうなっている。

平均年齢が60歳代という保護司を演じても、彼女の若さは役に深みを加える「隠された秘密」になり得ても、不自然ではまったくありません。


◆女優として新しいステージへ

もう一つ、罪を犯した人の更生を任務とする保護司という役割も、女優として新しいステージへ踏み出した彼女にピッタリ。

これまで初心(うぶ)さと拙さを「サポートされる側」であることが多かったわけですが、今回は更生という「サポートする側」に回る。受験や就職、結婚……といった節目にぶつかり苦悩していたのが、今回はボランティアと仕事を両立させる自立した女性として、社会の偏見と闘い、荒波を乗り切ってみせます。

もちろん、「保護司」というのは物語上の役柄であり、リアルな有村架純にとってはフィクションなわけですが、それでも彼女の歩んできた重みが役に反映されることは避けられません。“架空のものだから、嘘で演じられる”とはならないのです。

そういう意味で、今回『リトル・マエストラ』の女子高生、『花束みたいな恋をした』の女子大生、そしてドラマ版『前科者ー新米保護司・阿川佳代-』の保護司の彼女を見直すことは、女優有村架純の歩みと現在地を確認することになるはずです。

さらに映画『前科者』が2022年1/28(金)に公開。このチャンスをぜひ、お見逃しなく。


■映画『前科者』 2022年1月28日(金) 全国ロードショー


映画『前科者』

原作:「前科者」(原作/香川まさひと・月島冬二「前科者」(小学館「ビッグコミックオリジナル」連載))
監督・脚本・編集:岸善幸
出演:有村架純 磯村勇斗 若葉竜也 マキタスポーツ 石橋静河 北村有起哉 宇野祥平 リリー・フランキー 木村多江/森田剛
制作プロダクション:日活・テレビマンユニオン
配給:日活・WOWOW
©2021 香川まさひと・月島冬二・小学館/映画「前科者」製作委員会

映画版公式サイト:zenkamono-movie.jp
公式Twitter:@zenkamono_jp
公式facebook:@zenkamono_jp


■WOWOWオリジナルドラマ「前科者-新米保護司・阿川佳代-」WOWOWオンデマンドにて全6話配信中


ドラマ版公式サイト:https://www.wowow.co.jp/drama/original/zenkamono_drama/
©2021 香川まさひと・月島冬二/小学館
©2021 「WOWOWオリジナルドラマ 前科者-新米保護司・阿川佳代-」製作委員会

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