全豪オープンテニス2009
このコラムでは、全豪オープンテニスに挑む日本人選手の情報をお届けします。 |
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Hiromasa MANO/Photographer
写真:ブラック/フーバー組を破り準決勝進出を決めた、杉山愛とダニエラ・ハンチュコバ。

大会第9日 2009年1月27日(火)
(日本時間:1月28日掲載)
女子ダブルス準々決勝に登場した杉山愛/ダニエラ・ハンチュコバ(スロバキア)は、第1シードを相手に見事な逆転勝ちを収め、準決勝進出を決めた。ジュニアでは、シングルスで内山靖崇と井上雅がベスト16入りを果たしたが、関口周一と山外涼月は2回戦で敗退した。
女子ダブルス準々決勝
○杉山愛/ダニエラ・ハンチュコバ(スロバキア) 6-7(0) 6-3 7-6(10)
●カーラ・ブラック(ジンバブエ)/リーゼル・フーバー(アメリカ)
「二人が組んでプレーした中でベストマッチだった」。ハンチュコバが満足そうにほほえんだ。その横で杉山がうなずく。第3セット2-5からの逆転劇。しかも、最後のタイブレークは2-6から逆転して12-10で制した。相手のマッチポイントを7本しのいだ末につかんだ勝ち星だった。
ピンチは数知れず。第3セット2-5の場面では、スタンドの日本人サポーターも、もはやこれまでか、と思っただろう。杉山は「今までだったら、あのまま元気なくやられてしまうところだったが、最後まで攻めの気持ちを忘れず、常に1ポイント1ポイント、いい集中でできた」と振り返る。ハンチュコバとは「気持ちで引かないでいこうね」と声を掛け合ったという。
「二人が信頼しあっているから、第3セットで粘れた」と母親の芙沙子コーチ。「二人とも、コートで何をすべきかよく分かっている。そして、勝ち負けに関係なく、二人がコートで楽しい時間を共にしてきたということが何より大きい」と言うのはハンチュコバだ。前にペアを組んでいた頃はぎこちなかった二人のダブルスだが、徐々に噛み合ってきた。その実感は、ハンチュコバにも杉山にもあるだろう。
「彼女はツアーで最も親しい友人。かけがえのない親友です。彼女のファイティングスピリットは多くの選手を勇気づけているし、それは私も学びたい点です」とパートナーについて語るハンチュコバ。妹分のハンチュコバがのびのびプレーできるように、お姉さん格の杉山が引っ張るのが二人のダブルス。しかし、この日は、どちらか一方のリズムが悪くなるとパートナーがそれを補う場面が目立った。第3セットで踏みとどまれたのも、タイブレークで挽回できたのも、ハンチュコバの貢献が大きかった。ペアとしての成長を感じさせる大逆転劇だった。
手応えは一戦ごとに増しているはずだ。杉山は「残っているのは、どこもタフなチームだが、やるべきことをしっかりやれば、破れないチームはないと思う。一つ一つベストを尽くし、優勝を目指したい」と力強く語った。
ジュニア男子シングルス2回戦
○内山靖崇 6-3 6-3 ●Maximilian Neuchrist(オーストリア)
○Jordan Szabo(オーストリア) 7-6(4) 5-7 6-4 ●関口周一
ジュニア女子シングルス2回戦
○井上雅 6-3 7-5 ●Brittany Sheed(オーストリア)
○Anna Orlik(ベラルーシ) 6-0 6-3 ●山外涼月
ジュニア男子ダブルス2回戦
○内山靖崇/Mikhal Biryukov(ロシア)
6-3 6-4 ●Jarryd Chaplin(オーストリア)/James Duckworth(オーストリア)
ジュニア女子ダブルス2回戦
○Beatrice Gumulya(インドネシア)/Noppawan Lertcheewakarn(タイ)
4-6 7-5 [10-5] ●井上雅/山外涼月
※[ ]内の数字はマッチタイブレークのスコア
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