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2010年シーズンもテニスのグランドスラムを見るならWOWOW!全豪オープンテニスは2010年1月18日開幕。熱戦の模様をお届けします!!

全豪オープンテニス2009

全豪オープンテニス2009を振り返って

ナダルの歓喜、そしてフェデラーの涙。フェデラーが誇り高き王者として男子テニス界に君臨し、レッドクレーコートにナダルが彗星のように現れてから、2人が世界のあちこちで築き上げてきたドラマにまた新たな1ページが加わった。

クレーの全仏4連覇に次いで、昨年はついに芝のウィンブルドンを制したナダルが、ハードコートの全豪で優勝。男子で四大大会の3つの違うサーフェスで優勝しているのは過去にビランデル、コナーズ、アガシの3人だけ。
「クレーコートで育ったから、相手をコートの外に出し、自分も走りまくって長いラリーを制するというのが僕のテニスのスタイルだった。でも他のサーフェス でも良い結果を出すために、コーチである叔父トニーと、もっと攻撃的なテニス、サーブとネットプレーを改善して、フラットなショットが打てるようにもの凄 く努力した。そしてロジャー・フェデラーに決勝で勝つことができた。勝利は、凄い努力の結果だからこそ素晴らしいんだ。」と語る謙虚かつ貪欲な22歳の チャンピオン、ナダルは何処まで進化を続けるのだろうか。

決勝戦で何度もチャンスがありながら活かすことができず、大きな目標だったサンプラスの四大大会優勝14回の記録に並ぶことができなかったフェデラー。世界中のファンが表彰式での彼の涙を分け合った。
準々決勝では注目の若手デル ポトロに3ゲームしか与えない圧勝、準決勝では減量して動きの速くなったロディックにストレート勝ちと、フェデラーはもう復調していると考えれば、それで もハードコートでナダルに敗れたということは余計に厳しい現実である。
だが本人も言うように決勝戦ではフェデラーとは思えないほどファーストサーブの確率が低くかったが、第3セットを取れるチャンスは何度もあった。ナダルも期待しているように、サンプラスの記録に追いつき、追い越すチャンスはまだまだあるはずだ。

大会前に活躍の期待された若手のマレー、ツォンガ、デル ポトロ、シモンらが敗れ去り、モンフィスはケガ、ジョコビッチは体調不良のため棄権、四大大会で勝ち抜くこと、ナダルやフェデラーのようにコンスタントな成績を残すことがいかに困難なことかを改めて見せつけた。
そんな中で思わぬ活躍を見せたのがスペインのフェルナンド・ベルダスコ。彼は昨年デビスカップの決勝で、地元アルゼンチンを破ってのスペイン優勝の立役者 となったのが自信となり、今大会ベスト4に進出。準決勝でナダルと大会最長記録の5時間14分、手に汗握るラリーの応酬の、本人も「一生忘れない」と言う 熱戦を見せてくれた。

昨年全米で4回戦に進出し世界中の注目を浴びた錦織選手は、今回は残念ながら1回戦敗退だったが、19歳になったばかりの錦織選手には全てが勉強。次の大会では更なる前進を見せて欲しい。

全豪では4回目、四大大会10個目の優勝を飾ったセレナ・ウイリアムズ。準々決勝までは本人も「ベストではないが、勝てたからよかった」という出来だったが、相手が強くなるほど本来の強さを発揮。
準決勝ではそこまで1セットも落とさず、今年に入ってまだ負けなしだったデメンティエワに、決勝では昨年全仏での準優勝以来いつ四大大会初優勝を飾るのか と期待されていたサフィーナに、どちらもストレートで快勝。特に決勝ではあらゆる球を速く、厳しく打ち返し、サフィーナに全くテニスをさせず、セレナが本 気を出したら勝てる選手などいるのだろうかと思わせた試合だった。

とはいえ昨年からずっと大きな大会でコンスタントな成績を残しているサフィーナ、「負けたら何が悪かったか考えて、またトレーニングして次の試合に臨む」と語ったとおり、成長を続けて欲しい。
準決勝でサフィーナに敗れ去ったがパワーのテニスを見せてくれたズボナレワ、大試合で勝てないと言われ続けているデメンティエワやヤンコビッチにも、諦めず挑戦し続けていくことに期待したい。

カムバック・ストーリーで大きな話題を呼んだドキッチ。準々決勝でサフィーナに敗れたが、私生活での様々な困難を乗り越えてのひたむきなプレーは、多くの 人々の感動を呼んだ。スアレス ナバロ、コルネ、アザレンカらの若手もさわやかな活躍を見せ、4回戦でマッチポイントを握りながらサフィーナに敗れたコルネの涙は彼女をまた一回り成長さ せてくれることだろう。

10年以上のブランクを経て復帰したクルム伊達選手は予選3試合を勝ち上がり、1回戦で敗れはしたがフルセット、第3セット6-8という熱戦は多くのファ ンに感動と勇気を与えてくれた。四大大会59回連続出場という記録を伸ばし続けている杉山選手はシングルスで3回戦進出、ダブルスでは準優勝という素晴ら しい健闘を見せてくれた。

メルボルンの熱い2週間が終わり、テニスの長い1年が始まった。ナダルはいくつタイトルを獲得するのか、フェデラーはサンプラスの記録に並ぶことができる のか、上位2人に力の差を見せつけられたジョコビッチ、マレー、ツォンガ、デル ポトロらはどこまで彼らに挑戦していけるのか。女子では新たなウイリアムズ姉妹の時代が来たのか、ロシアやセルビアの選手たちはどこまで2人を脅かすこと ができるのか。
思えば昨年の全豪の優勝者はジョコビッチとシャラポワ、準優勝はツォンガとイバノビッチ。今年もまた今からは思いもつかないような1年が待っているのだろうか。

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