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メトロポリタン・オペラ The Metropolitan Opera

世界最高峰のオペラをご自宅で。至高の贅沢をWOWOWライブでお届け。

メトロポリタン・オペラ ガイド もっとオペラを楽しむために

メトロポリタン・オペラとは?

メトロポリタン・オペラとは?

ニューヨークにある世界最大のオペラハウス「メトロポリタン歌劇場」。1883年に創設されて以来、最高水準のオペラを上演し続けるこの舞台は、世界中から集まった豪華な出演者の歌に加え、セットや衣装などなにもかも華麗!ウィーン国立歌劇場、ミラノのスカラ座と並ぶ世界3大歌劇場であり、「MET(メト)」の愛称で親しまれてきました。

METライブビューイングとは?

秋にはじまる新シーズン。年間200公演以上の中から選りすぐりの10公演ほどを生中継で世界配信。最新技術を駆使したカメラワークと5.1CHのダイナミックな音声で収録し、幕間では、今まさに歌い終わった歌手たちへの直撃インタビューや、大規模な舞台セット転換の様子など、劇場ではみられない映像が満載です。オペラファンにも、初心者にもMETの素晴らしさを余すところなくお届けいたします。

声とキャラクターの関係

オペラは内容やスタイルによって様々な呼び方がされる。これらは作品ごとに明確に分類が決まっているわけではなく、むしろオペラの歴史的な発展とともに生まれてきた様式の違いといえる。そして歌手の声も、ソプラノやテノールといった声域の違いに加えて、声質や役柄の違いでレッジェーロやリリコというようにいくつかの種類に分けられる。代表的な分類を挙げてみた。声の分類も厳密に線引きされるものではなく、習慣的、便宜的なものとして理解するのがいいだろう。

テノール(男声高音部)

  • フアン・ディエゴ・フローレス

    フアン・ディエゴ・
    フローレス

  • ロベルト・アラーニャ

    ロベルト・
    アラーニャ

  • ヨナス・カウフマン

    ヨナス・
    カウフマン

男性の花形はテノール。軽やかで高音域で活躍する「レッジェーロ」(《セヴィリャの理髪師》の伯爵など)、抒情的な「リリコ」(《ボエーム》のロドルフォなど多くのヒーロー役)、劇的表現を要求される「ドラマティコ」(《オテロ》)、ワーグナー作品の英雄役を務める力強い「ヘルデン・テノール」など。

ソプラノ(女声高音部)

  • ディアナ・ダムラウ

    ディアナ・
    ダムラウ

  • ルネ・フレミング

    ルネ・
    フレミング

  • アンナ・ネトレプコ

    アンナ・
    ネトレプコ

女声の高音域を担うオペラの花形。軽やかで繊細な「レッジェーロ」(《ルチア》など)、抒情的な「リリコ」(《椿姫》のヴィオレッタなど多くのヒロイン役)、やや重い表現もできる「リリコ・スピント」(《アイーダ》や《蝶々夫人》)、強靭な声が求められる「ドラマティコ」(《トゥーランドット》)など。

バス(男声低音部)

  • イルダール・アブドラザコフ

    イルダール・
    アブドラザコフ

  • ルネ・パーペ

    ルネ・
    パーペ

《ばらの騎士》のオックス男爵のように喜劇的な「バッソ・ブッフォ」、劇的な「ドラマティコ」、《魔笛》のザラストロのように深い声の「バッソ・プロフォンド」など。バスは同じ歌手が様々な役柄を歌うことも多い。

バリトン(男声中音部)

  • ディミトリ・ホヴォロストフスキー

    ディミトリ・
    ホヴォロストフスキー

  • マリウシュ・クヴィエチェン

    マリウシュ・
    クヴィエチェン

男声におけるテノールとバスの間の声域。《フィガロの結婚》伯爵など貴人や色男役に多い「リリコ」、《ファルスタッフ》のような喜劇的な「リリコ・ブッフォ」、《オテロ》のヤーゴなど悪役が多い「ドラマティコ」などの役柄がある。

メゾ・ソプラノ(女声中音部)

  • エリーナ・ガランチャ

    エリーナ・
    ガランチャ

  • ジョイス・ディドナート

    ジョイス・
    ディドナート

「メゾ」とは半分の意。ソプラノより低い音域を担う。抒情的な「リリコ」と劇的な「ドラマティコ」と分けることもできるがソプラノほどは細分化されていない。《セヴィリャの理髪師》ロジーナのようなヒロインもいれば、《カルメン》のような悪女もいる。

オペラ用語解説

  • 【アリア】Aria

    オペラやオラトリオ、カンタータなどのなかで歌われる、完結した伴奏付き独唱曲。美しく印象的なメロディを持つ聴きどころ。アリアのみを取り出して演奏会で歌うこともある。
  • 【オペレッタ】Operetta

    小規模なオペラを意味する用語で、おおむね19世紀後半に成立した大衆的な喜歌劇を指す。オッフェンバック、ヨハン・シュトラウス2世、レハールらの作品が代表的。
  • 【カウンターテナー】Countertenor

    女声の声域を歌う男性歌手。テノールよりもさらに高いアルトの音域で歌う。バロック期以前の女声パートやカストラートのパートを歌う。
  • 【カストラート】Castrato

    声変わりを防ぐために、少年期に手術により去勢された男性ソプラノおよびアルト歌手。もともとは教会聖歌隊に採用されたものだが、後にオペラの世界にも登場し絶大な人気を獲得した。もちろん現代には存在しないので、カウンターテナーや女性歌手で代用される。
  • 【ガラ】Gala

    オペラやバレエなどの通常公演とは異なる特別な公演、祝典的な公演を指す。多数の歌手が集まって名アリアや名場面を抜粋して聴かせてくれる。元来は社交の場としての役割を持つ。
  • 【コロラトゥーラ】Coloratura

    速いパッセージや技巧的な装飾音によって歌われる華やかな旋律及びその歌手の呼称。現代では主にソプラノが歌う。《魔笛》の〈夜の女王のアリア〉のように、超自然的な場面や狂乱の場などでよく用いられる。
  • 【ズボン役】Hosenroll

    男性の登場人物に対して女性の歌手が割り当てられている役柄。声はもちろん女声のままだが、衣装は男性のものを着る。若い男性や少年の役に見られる。
  • 【ハイC】HighC

    中央ドの1オクターブ上の音(二点ハ)のこと。もっぱらテノールがハイCを出せるかどうか、という文脈で用いられる。テノールが輝かしいハイCを悠々と出せることには特別の価値があるとされ、たとえば三大テノールの一人パヴァロッティは生前「キング・オブ・ハイC」と称えられた。
  • 【ファルセット】Falsetto

    裏声、または仮声のこと。歌手が高域の音を出す際に、声帯の振動部分を限定して、自然な地声では出ない高音出す発声法を用いる。
  • 【ベルカント】Bel Canto

    「美しい歌」を意味する歌唱法、発声法。無理のない自然な美しい声で旋律をレガートに歌うことを目的とする。18世紀イタリアで生み出されたもので、ベッリーニやドニゼッティ、ロッシーニのオペラを「ベル・カント・オペラ」と呼ぶこともある。
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