プッチーニ《マノン・レスコー》

みどころ

2人が絶望的な運命を迎える終盤が見どころ。第3幕でデ・グリューが情熱的なアリア「狂気のこの私を見て下さい」を、第4幕でマノンがドラマテックで悲劇的なアリア「一人淋しく」を歌い上げる。

あらすじ

当時すでにオペラ化されていた有名な原作小説にほれ込んだプッチーニが、情熱を持って作曲した。美しいマノンに恋した騎士デ・グリュー。大蔵大臣ジェロンテの愛人となったマノンを連れ出したデ・グリューは、2人で逃避行、やがて悲劇的な結末を迎える。「一人淋しく」など名アリアに彩られたドラマチックな物語は、1893年の初演で大盛況。プッチーニがイタリア・オペラの将来を担う存在になる出世作となった。

スタッフ／キャスト

【指揮】ジェイムズ・レヴァイン／【演出】ジーナ・ラピンスキー
【出演】マノン・レスコー：カリタ・マッティラ／デ・グリュー：マルチェッロ・ジョルダーニ／兄レスコー：ドゥウェイン・クロフト／ジェロンテ：デイル・トラヴィス