コラム / UFC−究極格闘技−コラムVol.26
マッハ、ザロムスキーを破りBJを引退に追い込んだディアスとハーディー、ドン・ヒョンを連続1R KOしたコンディットがウェルター級暫定王者決定戦で激突!
ラスベガスのマンダレイベイ・イベントセンターで2月4日(現地時間。日本時間2月5日にWOWOWで生中継)に開催されるUFC143。この大会のメインではニック・ディアスvsカルロス・コンディットのUFCウェルター級暫定王者決定戦が行なわれる。
本来は王者ジョルジュ・サン・ピエール(GSP)とディアスのタイトル戦の予定だったが、GSPが練習中にヒザを負傷したため、ディアスとコンディットの対戦となり、勝者が暫定王座に就くことになった。GSPが欠場となったのは残念であるが、ディアスもコンディットも、まさにこの階級1、2を争うトップコンテンダーなので、見応えのある試合になることは間違いない。
ディアスは桜井"マッハ"速人に初回一本勝ちし、DREAM王者マリウス・ザロムスキーをTKOしてストライクフォース・ウェルター級王者になった選手であり、前回は元UFC二階級王者のBJペンを撃破して引退に追い込んでいる。
一方コンディットは元WECウェルター級王者で、UFCデビュー戦こそマーティン・カンプマンにスプリットの判定で敗れたが、その後は4連勝中であり、ここ3戦は3連続KO勝ちだ。特にここ2戦は、GSPとタイトル戦を戦ったこともある"イギリスのケンカ屋"ダン・ハーディーと、ディアスの弟のネートを破った"コリアン・スタンガン"キム・ドンヒョンに連続1RKO勝利している。
ディアスはシーザー・グレイシーの弟子で柔術がベースながら、ボクシング世界王者ともスパーリングを繰り返し、強烈なパンチもあわせ持つ。GSPを苦しめたジェイク・シールズや、青木真也を破ったギルバート・メレンデスなど強力な練習仲間にも恵まれている。
だがコンディットの方もGSPも在籍する名門グレッグ・ジャクソンのジム、ジャクソンズMMAの所属で、現UFCライトヘビー級王者ジョン・ジョーンズや元パンクラス・ミドル級王者ネイサン・マーコート、TUF1優勝のディエゴ・サンチェズ、五味隆典を破ったクレイ・ギーダなど、強い練習相手には事欠かない。
スタンド状態でも寝技でも、全局面で激しい展開が予想される暫定王者決定戦だ。
Written by 稲垣 收
© Photo Courtesy of UFC
