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Pickup Players 注目選手

Pickup Players 注目選手

■ハレプ、ブシャールら新鋭が優勝争いに絡めるか

 今大会はディフェンディング・チャンピオン不在となる。覚えているだろうか、1年前に〈聖地〉を制したのは伏兵マリオン・バルトリだったが、そのバルトリが大会制覇から1ケ月後に電撃引退してしまったからだ。あのように予想外のことは起こるもの。さて今年は、また予想もしないドラマが生まれるのか、優勝候補の中から女王が決するのか…。

ハレプ/ブシャール

ハレプ 写真:Getty Images
ブシャール 写真:Getty Images

 ウィンブルドンは、グランドスラムの中でもウイリアムズ姉妹(アメリカ)の支配力がもっとも強かった大会だ。2000年以降、昨年までの14回のうち11回もビーナスかセレナのどちらかが優勝している。残る3回は、04年のマリア・シャラポワ(ロシア)、11年のペトラ・クビトバ(チェコ)、そして昨年のバルトリだ。それが〈有終の美〉となったバルトリにはあてはまらないが、シャラポワとクビトバは当時それぞれ17歳と20歳という新鋭だった。その例にも照らし合わせて有力な若手が優勝争いにどう絡むかが注目ポイント。

特に、全仏オープンでは新世代の台頭が顕著だっただけに、世代交代の波がウィンブルドンでどう展開するのか興味深い。全仏でグランドスラム初の決勝進出を果たした22歳シモナ・ハレプ(ルーマニア)のほか、全豪オープンに続くベスト4のカナダの20歳ユージェニー・ブシャール、ベスト8入りの快進撃を見せたスペインのガルビネ・ムグルッサらが中心になって、芝でも一暴れしそうだ。

シャラポワ/セレナ

シャラポワ 写真:Getty Images
セレナ 写真:Getty Images

■全仏&ウィンブルドン連覇を狙うシャラポワ、18度目のGS制覇目指すセレナ

 だが、今挙げた3人を全て退けたシャラポワの全仏&ウィンブルドンの連覇の可能性にも注目したい。女子も男子同様にこれは難しい仕事で、02年のセレナが最後の達成者だ。本来シャラポワは、グランドスラム初優勝が17歳でのウィンブルドンだったことからもわかるように芝が得意。サーブもフラット系の強打も生かされる。ところが、クレーでの活躍と反比例するように、2011年の準優勝のあとは4回戦敗退、2回戦敗退という結果に終わっている。再び、クレーと芝の両立という大きなチャレンジに挑む。

 また、ローランギャロスでは足をすくわれた他の〈女王〉たちもこのまま引き下がるわけはない。過去5度の優勝を誇るビーナスに「芝の女王」と呼ばれた頃の勢いはないが、史上最年長女王の座をキープする妹セレナには2年ぶり6度目の優勝の可能性も十分。優勝候補筆頭といっていいだろう。優勝すれば、通算グランドスラムタイトル数でクリス・エバートとマルチナ・ナブラチロワの記録「18」に並ぶ。

ラドバンスカ/アザレンカ

ラドバンスカ 写真:Getty Images
アザレンカ 写真:Getty Images

■ラドバンスカ、初のグランドスラムタイトルなるか

 意外とウィンブルドンの実績が少ないのは、今年の全豪覇者リー・ナ(中国)で、準々決勝を突破したことがないグランドスラムはここだけだ。全仏オープンの前には『タイム』誌の表紙を飾るなどグローバルに視線を集めるセレブだけに、ウィンブルドンというタイトルは欲しいはず。

 このリー・ナをウィンブルドンでは09年と昨年の2度退けたアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)は、相手のパワーを利用するカウンターショットが芝向きで、一昨年は準優勝した。クラシカルな女子テニスの優雅さが香るプレースタイルは人気で、そろそろグランドスラムタイトルを獲ってもいい実績があるが、華奢な体のせいもあって7試合勝ちきるだけの迫力がやや不足。2年前に決勝を戦った経験を生かし、終盤にピークをもってきたい。

 昨年準優勝したサビーネ・リシツキ(ドイツ)はビッグサーバーの代表格だが、あれ以来グランドスラムは3回戦が最高で、最近も元気がない。ラリーが長くフィジカル的にも厳しいクレーで自信を取り戻すのは容易ではないが、芝では有効な武器を持っていれば、ちょっとしたきっかけから流れを変えることもできる。サーブ力で復活したい24歳だ。

クルム伊達公子/奈良くるみ/土居美咲

クルム伊達公子 写真:Getty Images
奈良くるみ 写真:Getty Images
土居美咲 写真:Getty Images

■ウィンブルドンでは日本勢の活躍にも期待

 クレーが苦手の日本勢もウィンブルドンでは活躍が期待される。中でも、昨年史上最年長の3回戦進出を果たしたクルム伊達公子。43歳の肉体としっかり向き合った結果、昨年同様クレーシーズンでは無理をせず万全の体調で芝を迎えるというテーマを自分に課し、その最低条件はクリアした。ドロー次第だが、また何かミラクル劇を起こしてくれそうな予感が漂う。

 かつてウィンブルドンV9を達成したマルチナ・ナブラチロワや3年前の覇者クビトバがそうであるように、左利きもまた芝で有効な武器になる。土居美咲がそうだが、実際、初出場の2011年に3回戦進出を果たした。今年はなかなかツアーで勝ち星を挙げられないが、ウィンブルドンで浮上のきっかけをつかんでほしい選手だ。

 そして伊達よりも土居よりもランキングが上で、昨年からコンスタントな結果を残している奈良くるみは、4年ぶり2度目のウィンブルドン出場となる。グランドスラム最高成績は昨年の全米と今年の全豪の3回戦だが、テンポの速いプレースタイルは芝とも相性がいいはず。昨年の全米からグランドスラム3大会連続でエレナ・ヤンコビッチに進撃を止められている。まさか4度目が……? とにかくドロー発表が楽しみだ。

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