大会展望[男子]| ウィンブルドンテニス2017 | テニス「WOWOW TENNIS ONLINE」 | WOWOWオンライン

メニューを開く

番組表

ご加入はこちら

WOWOW TENNIS ONLINE

※お申し込みいただいた情報やお手続きの状況により15分程度でご視聴いただけない場合があります。BS-9chに合わせてお待ちいただいてもご視聴いただけない場合は、お電話にてお問い合せください。

ウィンブルドンテニス2017 6月27日(月)~7月10日(日) 連日生中継!

Pickup Players 注目選手

Pickup Players 注目選手

錦織圭

錦織圭 写真:Getty Images

 ビッグ4、そしてそれに追随する世代を一つのグループとして従来勢力と呼ぶなら、新勢力のトップはまさにATPが〝ネクストジェネレーション〟と謳うU21世代である。世代交代の気配はまだ本格化してはないが、それでも新世代が着実に力をつけている今、世代間争いが大いに注目されるウィンブルドン。芝というサーフェスは〝大人〟の舞台で、経験がものをいうサーフェスとも、番狂わせが少ないサーフェスとも言われるが、そんな中で若手がベテランスター勢にどこまで迫れるか。

■単独最多優勝記録狙うフェデラー

フェデラー

フェデラー 写真:Getty Images

 従来勢力のシンボルはなんといっても、ロジャー・フェデラー(スイス)だ。35歳の元王者は膝のケガを完治させるため昨年後半はツアーを離れたが、年初に復帰するといきなり全豪オープンでグランドスラム通算18回目の優勝。その後、インディアンウェルズ(ATPマスターズ1000)とマイアミ(ATPマスターズ1000)を連覇する〝サンシャインダブル〟も達成した。今季最大の目標をウィンブルドンと定める現役レジェンドは、約2か月間のクレーシーズンを完全にスキップして芝に向けて心身の準備は万全。ハレ(ATP500)で優勝を遂げた。流れるように美しいサーブ・アンド・ボレーをこなし、史上もっとも完成されたオールラウンダーとも呼ばれるプレーは芝でもっとも映える。現在、ウィンブルドンでの優勝回数は7回で、オープン化以降ではピート・サンプラスに並ぶ最多タイ記録。5年ぶりの優勝は単独最多記録もかかっている。

■自信回復で復権目指すナダル

ナダル

ナダル 写真:Getty Images

フェデラーとともに今年完全復活を遂げたのが、かつてフェデラーとの長い二強時代を築いたラファエル・ナダル(スペイン)だ。全豪オープンとマイアミでは決勝でフェデラーに敗れたが、得意のクレーシーズンで本領を発揮した。3年ぶりの全仏制覇で、同一グランドスラムでの優勝回数としてはオープン化以降最多記録となる『V10』を達成。そして、ウィンブルドンでも2008年と2010年に制覇していることを忘れてはならない。2012年以降は4回戦が最高で、昨年は無念の欠場となったものの、自信を取り戻した今のテニスなら芝でも再び脅威となるだろう。前哨戦のロンドン(ATP500)は欠場したものの、クレーシーズンで溜まった疲労の回復には良薬となったはず。ぶっつけ本番にも、「膝さえ万全ならいける」と自信をのぞかせる。

■旧二強時代にストップかける地元のマレー

マレー

マレー 写真:Getty Images

 旧二強時代にタイムスリップしたような今季だが、ディフェンディング・チャンピオンのアンディ・マレー(イギリス)がそれを黙って見ているわけにはいかないだろう。2013年にイギリス人として77年ぶりのシングルス王者となり、昨年2度目の優勝を果たしたマレーが、初めて第1シードとして臨むウィンブルドンだ。昨シーズンは悲願の世界1位に上り詰め、ツアーファイナルズも初制覇。しかし今季のスランプ説はまだ払拭できていない。全仏オープンのベスト4入りが復調のきっかけになるかと思われたが、3年連続6度目の優勝がかかったロンドンで初戦敗退。最初のウィンブルドン・トロフィーは国のもの、2度目は自分のものと表現したイギリスの英雄にとって、「3度目」の実現にどこまでモチベーションを高めることができるかがカギになる。

■ジョコビッチはスランプ脱出なるか!?

ジョコビッチ

ジョコビッチ 写真:Getty Images

 そのマレーに昨年王者の座を奪われたノバク・ジョコビッチ(セルビア)もまた、スランプ脱出への手探り状態が続いている。思えば、3年連続4度目の優勝をかけて乗り込んだ昨年のウィンブルドンでのまさかの3回戦敗退から歯車が狂い始めた。そこまでのグランドスラム4大会連続優勝から一転、この1年は一度もグランドスラム制覇がないばかりか、今季は全豪オープンでの2回戦敗退など大会の前半での敗退も目立つ。チームは解散し、元王者のアンドレ・アガシをコーチに招くなど環境にメスを入れ、ローマ(ATPマスターズ1000)準優勝などの成績を挙げたが、全盛期の圧倒的な強さを知るファンにはもどかしい時間が続いている。鉄のディフェンスが崩れ、攻撃が甘くなってきているのは全て自信喪失が原因か。ランキングは4位までダウン。昨年の苦い思い出とともに3度の優勝の実績も誇るウィンブルドンで、なくしたものを取り戻したいが…。

■ワウリンカ、生涯グランドスラム達成なるか

ワウリンカ

ワウリンカ 写真:Getty Images

ジョコビッチやマレーの低調を尻目に、ランキング3位、今季のレースでも4位と安定しているスタン・ワウリンカ(スイス)も、今年はまだビッグタイトルがない。全仏ではナダルに決勝で敗れ、インディアンウェルズではフェデラーに敗れた。2014年の全豪オープンで28歳にしてグランドスラム初優勝を遂げると、翌2015年には全仏、そして2016年は全米とトントン拍子で、生涯グランドスラム達成へ残すはウィンブルドンのみ。片手打ちの強烈なバックハンドを武器とするパワフルなプレーは時に誰も手がつけられないほどだが、ウィンブルドンでは過去ベスト8が2度あるものの、早いラウンドでの敗退も目立つ。昨年も2回戦敗退。前哨戦のロンドンも最終的に優勝したフェリシアーノ・ロペス(スペイン)に1回戦で敗れた。まずは初のベスト4入りを狙う。

■世代交代に挑むA.ズベレフら新勢力

ズベレフ

ズベレフ 写真:Getty Images

 続々と30代に突入する従来勢力に対し、世代交代に挑む新勢力。ローマの決勝でジョコビッチを破ったのは20歳のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)だった。21歳以下の〈ネクストジェネレーション〉によるポイントレースでぶっちぎりのトップを走る新星だ。この10年で最年少のマスターズ・チャンピオンとなったことで、全仏オープンでは優勝候補の一角にも挙げられたが、思いがけず1回戦で敗れた。しかし、立ち直る時間は十分にあっただろう。地元ドイツのハレでは決勝に進出。フェデラーに敗れたが、198cmの長身から放つサーブが強力な武器で、長い腕から繰り出されるショットはしなやかで力強い。グランドスラムではまだ3回戦を突破したことがないが、テニス界の未来を背負う逸材がウィンブルドンでさらなるブレイクを狙う。

 世代は少し上の23歳、ドミニク・ティーム(オーストリア)も次期グランドスラム・チャンピオンとして期待値が高い。この1年はトップ10に定着し、昨年は初のツアーファイナルズにも出場した。全仏オープンでは2年連続ベスト4に進出し、今年はマドリードでマスターズ初の決勝進出。185cmの身長はテニス界では長身とはいえないが、安定したサーブ力を誇り、片手打ちのバックハンドはパワフルで精度も向上。これまで獲得した8つのツアータイトルのうち6つはクレーだが、昨年は芝のシュツットガルト(ATP250)でフェデラーを破るなどして優勝している。これまで3度出場して3回戦を突破したことのないウィンブルドンも決して壁ではないだろう。

■新旧世代の狭間で苦しむ“錦織世代”

ラオニッチ

ラオニッチ 写真:Getty Images

〈ビッグ4〉の壁に、若手の突き上げ。そんな構図の中で苦しい立場にいるのが、26~28歳のいわゆる〈錦織世代〉かもしれない。この世代で、ウィンブルドンでもっとも高い実績を挙げているのが26歳のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)だ。昨年は準優勝。カルロス・モヤやジョン・マッケンローなどレジェンド・コーチを次々と陣営に招き、念願のトップ3入りも果たす飛躍のシーズンだった。ツアー屈指のビッグサーバーだけに芝との相性はいいが、最近はケガに苦しめられている。昨年後半からは右脚付け根に故障を抱え、今季もデルレイビーチ(ATP250)の決勝やマイアミの3回戦などを戦わず棄権。昨年準優勝したロンドンでも、1回戦でワイルドカードのタナシ・コキナキス(オーストラリア)に敗れた。思い入れの強いウィンブルドンでその勢いを取り戻したい。

 この世代では28歳のマリン・チリッチ(クロアチア)も過去3年連続ベスト8入りしているウィンブルドンでのチャンスを睨んでいるが、日本のスター錦織圭にとってはやはり芝は鬼門だろうか。全仏オープンでは苦しみながらもベスト8入りしたが、ウィンブルドンは4回戦を突破したことがない唯一のグランドスラムだ。しかも過去2年はケガによる棄権という無念の結果に終わっている。ビッグサーバーに有利な芝は、リターンからの攻撃を得意とする錦織にとっては戦いにくいサーフェスだが、「ショットが決まるのは楽しい」と年々手応えを高めていることは確か。ただ、低い姿勢でボールを打ち続けることによる身体的な負担は大きく、前哨戦のハレでは3年連続の棄権という結果に終わっている。今回のケガは左でん部付近。深刻なものではないとのことだが、今年のウィンブルドンも不安を抱えてのスタートとなりそうだ。

■杉田、思い入れの強い大会でグランドスラム初勝利目指す

杉田祐一

杉田祐一 写真:Getty Images

 日本勢は錦織のほか、杉田祐一とダニエル太郎が本戦にストレートインしている。二人は全仏オープンにも出場したが、クレーが得意なダニエルに対し、杉田のほうは芝により大きなチャンスを感じている。今年は芝のサービトンを含めてチャレンジャー大会で3回優勝するなど確実にポイントを稼ぎ、ラッキールーザーで本戦入りしたバルセロナ(ATP500)ではベスト8進出の快進撃を見せた。自己最高の64位をマークし、心身ともに充実した状態で迎える2年ぶり3度目のウィンブルドンだ。3年前、それまでグランドスラムの予選で17回負け続けていた杉田が初出場を果たした舞台が、このウィンブルドンだった。早いテンポのボールさばきと展開力は芝向き。特に思い入れの強い大会でグランドスラム初勝利を目指す。

新規ご加入はこちら e割 加入料なし!カンタン・おトク!
あなたも、お友達も視聴料1カ月無料
テレビでもオンデマンドを楽しもう!Google Chromecast対応
WOWOWテニス公式ツイッター